スキマ製品
今では一般的な化粧品ですが、当然大手が手を出す市場ではありません。
製法特許も効力無く、多くの類似品が小さな市場で競合しています。
どんなに素晴らしい化粧品でも、作り手を無視しての製品が生まれる事はありません。
昭和、平成初期には多くの部品メーカーが存在していて、部品ごとに調達した製品づくりでした。
ブラシ屋として長年関わってきましたが、その努力に報われない調達方法が海外調達のグローバル化でした。
その中心が中国への企業進出で私達の弱小部品メーカーは苦しめられてきました。
その当時強気に海外進出できないが、いずれ国内メーカーを頼る時代が来る事を信じて今日まで。
多くの部品メーカーが廃業する中で、部品メーカー同士で協力する窓口として弊社を中心にラインアップされたのが
今回新製品となった商品です。
この流れを提案して以前から製品づくりをして来ましたが、昨年大手化粧品会社が中国生産を打ち切りを突然国内工場を立ち上げる計画を聞かされ、方々で問題が起きています。
化粧品は化粧材よりもデザインされた容器が商品イメージを高めます。
その容器並びに2次加工のメーカーの必要が大切なことは言うまでもありません。
ところが平成期に日本の化粧品会社、容器メーカー、2次加工のデザイン会社がこぞって中国に進出してしまい、中小の化粧品は必死に生きてきました。
残念ながら、弱小メーカーは敗退する結果となり、生き残った業者も今回のS社の国内生産に戻る事で、大変な企業生き残りに奔走する結果をもたらせたのです。
その流れを早く察知した結果、今回の新製品が生まれました。
大手の化粧品会社にとってはスキマ製品は眼中にありません。しかしスキマ製品にも愛用者がいます。
弱小メーカーでも、お互いが助け合い生まれたのが、今回のスキマ製品です。
是非注目してください。