ゆめのブログ

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ひとりぼっちだった少女

この物語は、ゆめの知り合いの女性はるさんと作りました。《セミフィクション》

ゆめ
第一部。
とある小さな村がありました、ある日の事その村に旅の少女がやって来ました、
その少女は狼に追いかけられて命からがら逃げてきました。
よく見るとそれは可愛い天使のような少女でした。
村の大人達は少女を守ることを相談しました、
少女はお礼に自分に出来る事は何でも言われたとおりしました。

ゆめ
第二部。
大人達は少女を守るために、村に大きなへいと門を造ったのです。
しばらくは、大人も少女も平和に楽しく暮らしていましたが、
ある日の事、誰かが気付きました。そのへいと門は、
守ると同時に少女を閉じ込めている事を。。。。。。。。。

はる
【第三部】
ある日少女は決意し、このあたたかい場所にいては甘えちゃうと思ったのでした。
そしてその門を自らであけ、へいの外へと一歩。そこは思っていたよりも荒れた道でした。
ぼこぼこの土がむき出しの道をまっすぐ歩くことはとても困難で少女はひとり立ちつくしたのでした。

はる
【第四部】
少女はやっと気づいたのでした。
大人たちは少女の知り得ないところで転ばないように道を整えてくれていたことにその時やっと気づいたのでした。
一度へいの外に出た少女には戻る場所はないのでした。
少女はその場に立ち尽くし、声を出し泣き出してしまったのでした。

はる
【第五部】
少女の涙のように空からポツリ突然なにかが弾けとんだように大雨が降りだしたのです。
少女は全身に水をかぶったように濡れていました。雨は次第に弱まり、少女の目に映るは、赤く輝く夕陽。
そう、いつだって雨は止み太陽は顔をのそがせ、当たり前のように月は微笑む。

はる
【第六部】
大切なことって、ほんとはほんとは、とってもちいさい。
失ってしまうかもしれない恐さを知った。ひとりぼっちだった少女は大切なことがわかったのでした。
この先の成長も一番に見て欲しい大人たちのいる方向を振り向いた。

はる
【第七部】
そこにはずっと前から少女の後ろ姿を心配そうに見守っていた、みんなの温かな笑顔。
少女はその温かな場所へと駆け出していきました。ありがとう!と叫びながら。

ーーーーENDーーーー