予想斜め上を行くってのが最近の岡田麿里さんの流行りなのか?
凪のあすからもそんな感じと聞いたがこれはこれは……。
確かに予想しない展開ではあるのだけれどちょっと後半つまんない気もする。
特に第8話の終末は、個人的に進撃のエレンの○○化(一応伏せ)と被る気持ちを抱いた。
「え…。こうなっちゃうの?」といった諦めに似た感情。
自分としては、そんなカードと現実の狭間にスポットは当てずに願いを叶えたならその少女は、それを叶えセレクターに関する全ての記憶を抹消される。と言ったほうが、王道的展開であり、そこに何人かの少女を立たせることによって萌えと燃えを両立させた熱き展開になると信じていたものだから、これには少しガッカリしたものだ。
ちなみに進撃の巨人はその展開を受け入れられずそこで視聴止め。
WIXOSSはまぁ暇だったのと惰性で。

このアニメの狡いところは視聴者の大半がウィクロスのルールを把握してないということ。それだから、戦闘なんて精神論にしか見えないし、端折った感じも否めない。それに戦闘シーンもそこまで目を見張るものではないので、キャラクターの感情をあてに面白さを見出すしかない。
前半、面白いと感じたのは間違いなくあきらっきー(CV:赤﨑千夏)の功績が大きいように思う。
赤崎さんの演技は勿論のこと、キャラクター独自のウザさと恐喝さを持ち、それでいて容姿は可愛いというギャップ。「あきらっきー♪」の語呂の良さと汎用性。
後半面白さを欠いたのはこのキャラの消滅である。8話以降全く出てこない。
また、後半友達ごっこで泣かせを誘うようなぼっちには同意の為難い展開に、メガネで緑髪と不人気要素の揃ったキャラの可愛さに欠片も感じられず、ひよりとの仲良し未来を想像されてもこちらとしては反応に困るといったところだ。どんだけ自分は眼鏡キャラが嫌いなんだか……。
12話の最終話で面白さを感じられたのは、最後の展開と第二期の予告だけ。あきらっきー早く出せ。ちより(第6話の公園で戦いを挑んてきた娘)も出せ。それくらいしか可愛いのいないだろうが。いや、るうは可愛いけれど自己犠牲で満足しようとする比企谷八幡的主人公な部分は頂けない。自分でもその願いは叶わないと諦めていたのだろうか。

それに視聴者のルールや制度の知らないとこをいいことに面白い展開だけを追ってるように思えるのも事実。確かに最後、るう子の無限少女に伊緒奈が来るってのは先の気になる展開ではあるけれど。まぁ…それでいいんだろうな。第二期に興味を持たせれば勝ちだしな。あきらっきーの活躍を見る為にも、視聴するしかない。
個人的にやすっぽいSEつけるくらいなら普通で良かった。主題歌が両方とも雰囲気に沿った良い曲だったのも最後まで見れた理由の一つかもしれない。主題歌のクソなアニメは見る価値ないと思ってる。

まぁ続編である秋アニメからのselector spread WIXOSSに期待しますか。