※キモノ好き・民俗学好きのたわごとです。
眉に唾つけてお読みください
こんなことを考えてみた 「日本人の宗教観と着物について」 その1
こんなことを考えてみた 「日本人の宗教観と着物について」 その2
話を着物に戻して
着物はとても自由奔放な民族衣装だと思うのです。
形こそきっちりと決まっていれこそ、あとは自由。
素材も色も柄も自由です。
もちろん、昔から受け継がれた文様を伝統通りに着るという選択肢もありますが、そうではない選択肢もあるという自由。
ときには、民族衣装なのに、人様んちの国旗を背負ってしまったり
<モダンアンテナさんのユニオンジャック帯>
プラダやエルメス柄の着物だって、きっと許される。
そうそう、デニムやリバティプリントの着物や帯もありますね(欲しいのよ
小物にしたって、箸置きを帯どめにしちゃうのだもの。
それだけ着物は、案外に日常生活になじんているのかもしれませんが、似たような感じのサリーにユニオンジャックってありえない気がする。(あるかな?)
その時々の流行を取り入れてしまうのは今に始まったことではなく、たとえば、更紗。
あれは日本に入ってきた外国の布をまねて作った反物です。
日本人、昔から外国から入ってきたよさげなものを自己流にアレンジするのが大好きです。
なんでもあり。
なんでも受け入れて、自らの中に飲み込んでしまう。
そんな八百万の神教的民族衣装。それが着物なのではないかと思うのです。
着物って窮屈だと思われがちですが、じつはとってもおおらかだと思います。
帯一つとっても、結び方の種類の多さ
昔から、おしゃれ好きさんが競って素敵な帯結びを開発してきたのでしょう。
自由自在に、自由奔放に。
でも、着物という型はけっして外さずに。
そんな着物、ときにはしっかりと伝統を守りながら、そして、ときには自由奔放にアレンジして楽しめたらなぁと思っています
そして。
自由に楽しむための、大事な型。
着付けはその大事なポイントでもあるのです
と最後にちょこっとだけ宣伝して、おわり。
<追加>
なんと、エルメスのサリーはあるらしい
案外、星条旗のサリーも現地にはあったりして