早朝、昨日あの方を拉致した場所まで送り届ける。
ちょうど山の縁から太陽が昇ってきました。
夕日とは違う、強い白!
昨晩の酔い姿はどこへやら(笑)
[ たたかう男の朝支度]
かっこいい
「今日は熊本市内まで絶対にいくから、また夜お酒を飲もう」
お気をつけて!!!
わたしたちはその間に・・・
たくさん観光してますから
というわけで、まずは阿蘇草千里が浜です。
なぜ「浜」?なの?
私の背後に写っている、乾季には干上がるという池があるだけ・・・
太古の昔にはこの窪地を満たすほどの水があったのかな?
引き馬にも乗れます。
時間が短いわりに高かったから乗らなかったけど・・
今にもふわふわと浮きあがりそうなジャラシ。
きれいな草原でした。
次は今まさに噴煙をあげ続ける阿蘇中岳。
火口への有料道路、入口のおじさん「今、ちょうど火口のぞけま~す」とのこと。
はーい・・・(ん?どういう意味?)と思いながらも、適当に聞き流したわたしたち。
車を止め、火口へ歩きだしたその時・・・
「ただちに避難してくださ~~~い!!!火山ガス濃度が最大レベルになりました~~~」
そ、そういうことか!!!
友達が、今すれ違った観光客が「火口、すっごく青くてきれいだったね~」って言っていたというので、まさか!火口って赤じゃないの?
と真っ向から否定した私でしたが、ネットで見たら、ほんとに青い!!!
(リンク)
みたかったあ~~~~~
みたかったよ~~~~~
しかし、通行可能な場所で何枚かの写真を撮っていると、私たちの体にも異変が!
げほげほげほ
喉も目も痛い!!!
しぬ~
地球の洗礼を受けました。
やはり自然の力はすごい。
こういうところで自分の「ちっぽけ」感を実感するのはとても小気味の良いものです。
軽く下って、避難。
こちらは「砂千里」。
溶岩が火口から流れ出て、ここを下っていったんだなあとわかる地形。
荒れた土地をどこまでも走っていけそうな私のたくましい足(悲)
さあ、阿蘇からさらに東へ。
やってきました宮崎・高千穂峡!
阿蘇山の溶岩が作った谷。
あ~、やっぱり火口が見たかったな・・・
と残念な気持ちが少し。けど、それをすべて取っ払うくらいの、素敵なところでした!
写真では橋が二つしか写ってないけど、ほんとは3重に橋がかかっています。
橋好きにはたまらないスポット
高千穂峡のパンフの写真といえば、この渓谷を行く手漕ぎボート。
私もチャレンジしてみました!
人生初の手漕ぎ・・・
船着き場で順番を待つ間、船着き場すぐの場所でぐるぐるぐるぐる回って正しい方向に少しも進めていない一組のカップルが私に一抹の不安を植え付ける・・・
申し訳ないけど、反面教師にさせてもらって(笑)なんで回るのかを見て学習。
~オールを深く沈めると、かき揚げるのに余計な力がかかって、その力が一定しないから回るんだ~
ということに気付き、浅く軽く水の表面をなでるように漕いでみました。
すい~~っ
きゃあ!!
上手!!!
ゆみこったら上手だわ!!!
しかもたのし~~~い
真名井の滝。
なんで水場って癒される感じがあるのでしょう?
淀みがとれていくような・・・
存在が清らかになるような・・・
そのあと、高千穂神社へ。
根元が一緒になっている「夫婦杉」。
もちろん、縁結びのご神木みたいです。
周囲を恋人、家族、友人などで手をつないで回ると、一生離れることはないという・・・
ので、
友達を誘って一緒に回ろうと言ったのですが、「イヤダ」と断られました・・・
悲しくもひとりで回っている図。
アマテラスオオミカミがなんぞのものかピンとこない私にとっては、樹齢800年というこの大きな杉のほうがよっぽど霊験あらたかです。
道の駅「トンネルの駅」にも寄りました。
旧国鉄時代に作っていたトンネル。工事が頓挫して、中途半端な形で残っていたものを、焼酎「くろうま」の貯蔵庫として再活用しているそうです。
以前、サントリーのウイスキー工場に見学に行ったときのむせかえるようなアルコールの匂いはせず・・・
これ・・・実際に商品にするべくの貯蔵ではなさそうね?
「見せ」が主目的な感じ?
1973年まで、九州各地を実際に走り回っていたというSLもありました。
今日の夕日もとても美しい。
夜、きっちり熊本市内まで歩いてきたあの方と約束のお酒の席。
「せっかくだから馬刺しを食べよう」と、馬刺しのあるお店へ。
(ただわたくし、あまり好き嫌いのないひとなのですが、私にとって「うま」は愛玩動物のカテゴリーなので食べるのはNG・・・)
一日目のお店にくらべて、どの料理も普通でした。(笑)
おしゃべりは尽きません。
この日のお酒も、とても楽しかった!
この後、「赤のれん」というお店で、深夜の熊本ラーメン(今回2杯目)を食べました。
「ぼくはラーメンを食べて帰るから、きみたちは先にホテルに戻りなさい」というあの方に、
「見損なわないでください、私たちもお供いたします」と、翌日のむくみなど気にせず、深夜&飲みの後のラーメン。
東京に帰ったら節制しますから・・・と誰に向かってでもなく懺悔の気持ちを少し抱きながら(笑)
写真撮り忘れちゃった。
三日目に続く