ブルーノート東京 ハービー・メイソントリオライブ | 軽井沢で美穂の時つむぎ

ブルーノート東京 ハービー・メイソントリオライブ

砂時計の砂が落ちる”時”の音 羽虫の小さな羽音 川のせせらぎ ハチドリのホバリング 熊蜂の飛行 マサイの戦士の踊り 怒れる雷神・・・・・


ハービーメイソンのドラムを生で聞いた私の感想です。
こんなドラム聞いた事ない!
彼のリズムには音階と景色がある~!


フォープレーのライブの時にもす・・すごい・・・・・と感じ、これは一ヵ月後のトリオライブ、絶対に聞くべきでしょう、と今日、足を運んだわけだけど、こんなに短く感じたライブは初めてだったかも。

彼のドラムは”何気なく”色んな人のレコードで30年近く聞いていたことを申し訳なかったなぁ・・

ドラムはCDなどで聞いててもリズムを刻む脇役。
どうしても旋律を刻む楽器が耳に残る。

しかし、今日は彼が主役!

こんなこと言うと、長らく彼のファンの人には申し訳ないけど、今日、私は目からうろこが落ちる思いだった。

アーティスト: ハービー・メイソン
タイトル: グルーヴィン・ユー

そして今日のもう一つの魅力はピアノのデイヴ・グルーシン!
正直、トリオのピアノがこの人だったから、このライブに行く事が80%決まったようなものでした。

映画:卒業の音も彼の作品、恋におちてはもう21年も前の作品なんだね。
この時の音楽がデイヴ・グルーシンの”マウンテン・ダンス”
この曲を聞くと映画の1シーンを思い出す。
丸の内線なんかでもそうだけど、ずっと地下鉄だったのがお茶の水のとこでお外に出るじゃない。
マンハッタンの地下鉄もそお。
真っ暗でゴーゴー言ってる地下鉄の車内が、ふっと静かになり、目がくらむほどの陽光が車内に雪崩れのように流れ込む・・彼の音を聞いていると、私はデ・ニーロの隣に座っているような錯覚に陥る。


ピアニストで一番好きなのはジョーサンプルだけど、あれだね・・つくづく思うけど、楽器ってのは色んな顔を持ってるね・・
奏者によって全く違う音を奏でる・・
音の組み合わせって無限だね・・
こないだのボブ・ジェームスといい、大好きなジョー・サンプルといい、今日のグルーシンといい・・私が言うまでもなく、三者三様・・ほんとにみんな素敵なピアニストだなぁ~

アーティスト: デイヴ・グルーシン, マーカス・ミラー, ジェフ・ミロノフ, イアン・アンダーウッド, エドワード・ウォルシュ, ハービー・メイソン, ルーベンス・バッシーニ
タイトル: マウンテン・ダンス

若いな・・・


今日のデイヴ・グルーシン、ウォーホールのような銀髪がパサパサとしてたな・・
滝のような汗をかいてるハービーとはとても対照的だった。
デイブグルーシン、おん年70歳。父ほどの年齢になってたんだね・・・
2つの眼鏡をかけかえて演奏してた。遠近両用じゃないんだね^_^;

でも、ピアノのテクニックは素晴らしかったよ・・・・・・・・・

今日の整理番号は17番。グルーシンまで2mの距離・・彼の手元がよぉ~く見える最高のお席でした。


そおそお、フォープレーの時はチューリップ帽をかぶってラフなスタイルだったハービー、今日はダークグレーに赤のペンシルストライプのダブルのスーツにゴールドのレジメンタルタイ!おお・・今日は正装(?)じゃん!
ちょっと奇抜なスーツもスキンヘッドで大柄なハービーにはよく似合ってた。
日本人であのスーツとタイの出来る人はいないだろうなぁ~(笑)

グルーシンもノータイだったけどグレーのスーツでした。


ウッドベースにも触れなくちゃだね。
ダーレック・オールスと言う人なんだけど、彼についての情報は私は皆無。初めまして・・って感じだったのだけど、今日のトリオになくてはならない人だったよ。
人柄は見た目控え目なんだけど、さすが2人の巨匠に囲まれるだけあって、臓物に響くような音を出してくれました。


しかし、今日のライブも良かったなぁ~
ものすごく価値のあるライブだったと思うわ。


toilet 今日のトイレのお花はちっと地味だったなぁ・・・
だからおまけってことで・・・・・


onna ライブフロワーの”♀”マーク。なんか可愛かったから(笑)