【メロキュンプレゼンツ!!《ハッピー♡プレゼント!!》】 



前回ほざいたら、彼が快く出演してくれました。
次からは糖度高め、、、 ゴメンナサイムリリデシタ(カクカク)



しかし、、、、
ポチポチやってたらスマホの充電切れてプツン、、、 て~
アプリさんが自動保存してくれるって知っててもΣ( ̄。 ̄ノ)ノウォッ と思うよ、、、

日付、曜日感覚が崩壊しかけている家主、現在、10日意識するのは忘れないように、と何回もカレンダー見ちゃいます。

こんな流れはどうなのかなぁ~?
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フン♪ フフン♪ フ~ン♪ ラ~、ラ~ララ~ン♪

軽やかなステップと共にハミングを奏でフワフワと浮き上がりそうな浮かれ具合のキョーコがとあるテレビ局のカフェに到着すると待ち合わせた相手がその姿を見て苦笑を交えつつ片手を挙げた。


「お待たせ~♪ モー子さん、、、と飛鷹、、くん? 」


「私もいま来たところよ 」

「、、、、おまえ、芸能人がそんな腑抜けた顔で歩くなよ、、、、」


些か、げんなり、、、、とした面持ちで飛鷹はボソリと呟いた。


奏江は視線をツィ、、、 とキョーコの手先に移動したのと同時に、、、、


「あんた、やっぱりつけてないのね? 」


「え? なにを? 」

「指輪」

「モっ、モー子さんっっ!! 」


『飛鷹くんもいるのになんてことをっ!! 』と途端にワタワタと慌てだしたキョーコを当の飛鷹は訝しげな顔で見やった。


「奏江、、、 指輪ってなんのことだ? というかこいつは何を慌ててるんだ? 」



「あぁ、この子、誕生日に男から指輪を貰ったのよ」


(ってーーー!! モー子さんっ? 何普通にペロッと話しちゃってるのぉ~(エグエグ))


「ふ~ん、、、 なんでつけてないんだ? 」


(飛鷹くんも、なんでそんなところに興味を持つのよっ? いくら、モー子さんが振った話だからってぇぇぇ!? )


確かに『キョーコ』が指輪を貰ったことは全く興味はないが飛鷹としては男から贈られたものを『つけていない』理由は興味深い。


それが隣に座る年上の後輩に対する思惑めいた思考のためであることも明白であった。


「え゛っ!? い、いや、、、、 あの、、、、 か、返すし、、、、 その、、、 」


「ふ~ん、返すんだ? 」


キョーコの返答にチラリと奏江は視線をむける。


「う、うん、、、 」


「なんで、返すんだ? 嫌いなヤツに押しつけられたモンなのか? 」


表情は興味無さ気であるのに、飛鷹はなおも追求を続ける。


「そ、うじゃないけど、、、、 どうして飛鷹くんそんなこと聞くの? 」


キョーコからすれば最もな質問であり、天邪鬼な飛鷹もこう言えば追求をやめるだろうと思っていたが、、、、


「あ~、なんで返すのか興味あるから? 」


全く違うタイプなれどある一点に関しては共通する親友同士。

一方は自身の想い人でその相方は男から贈られた指輪を返すと言う。


将来的に考えてここで理由を聞くのは役に立つことだと判断した飛鷹はキョーコから理由を聞き出す気満々であった。


「え、え~と、、、、 」


「いつまでも突っ立ってないで座りなさい」


言いよどむキョーコの逃げ道を塞ぐかのように奏江は椅子をすすめた。


「え? あ、うん、、、、」


待ち合わせてすぐ奏江の家に移動すると思っていたキョーコはその場に飛鷹がいるうえ、しばらく腰を落ちつけたままにしようとする奏江を困惑の表情で見た。


「で、なんで返すんだ? 」


『それしか言葉を知らないのか? 』と聞きたくなるくらい、飛鷹は同じ言葉をキョーコに投げかけている。


「え、え~と、すっごく高価すぎて、、、 頂くにはやっぱり心苦しいから、、、、」


「高価だからって、、、 一回受け取ってるんだろ? 理由がそれなら最初から受け取らなきゃいいんじゃないのか? 」


「あ、う、、、 それは、そうなんだけど、、、 その、貰ったときは指輪があることに気が付かなかったから、、、、 」


「?、、、あることに気が付かなかったって、指輪を貰ったんだろ? 」


「、、、、、直接渡されたものは靴下だったんだけど」


(飛鷹くん、食い下がるわね~、てか、この子も何気に喋らされてるし、、、)


奏江は一つ一つオウム返しで矛盾点にツッコミを入れていく飛鷹に感心しつつ2人のやり取りに傍観を決め込んでいる。


(なんだか、取り調べしてる刑事とそれを受けてる参考人みたいね)


「えーと、てことは、その靴下に指輪が仕込んであったのか? 」


「仕込んで? えと、家に帰って手にとったら中に入ってたんだけど、、、、」


「、、、おまえ、遠慮されるの見越してそんな方法使ってまで渡したかったってモン、突っ返された時のソイツの気持ちは考えないのか? 」


贈り主の側でモノを見てしまうのは、歳若いとはいえ飛鷹も恋する男であるが故か、、、


「えっ? つ、、、 あゃ、、、 その人の、気持ち? 」


「因みに、(奏江にソレされたら)俺だったらめちゃくちゃ凹むけど? 」

「そりゃぁ、飛鷹くんはモ、、、 あ、いや、、、 飛鷹くんが言うのは好きな子からっていう意味でしょ? 私には当てはまらないじゃない、だからその人は凹んだりしないわよ」


(、、、、はぁ、なんで、この子って敦賀さんに関してこうも頑なに否定的なのかしら)


(、、、、あからさまなモンをあからさまな方法で貰ってんのに、何言ってんだ? コイツ、、、? )


「だけど、ソイツはおまえのこと好きだから、こんな回りくどいことするんだろ? 」


(、、、、、飛鷹くん、物凄い直球投げたわね)





「あああああああああああああ、、、、」


「おい?」


「ありありありありありあり、、、、」


「蟻がなんだよ? 」


「有り得ないわよっっっ!!! 飛鷹くん何言ってるのっっっ!!!! 敦賀さんに対して物凄い侮辱よっっっ!!!!! 」



「は? つるが、、、、、? 」



(人がいなくて良かった、、、、)

刹那に周囲を見渡した奏江はそっとため息をついた。

テレビ局のカフェ、本来なら人の出入りが多く絶えない場所だが何が作用したのか現在、この場には奏江達3人以外は人の姿は見当たらない。

カフェのスタッフは待機していたが、このテレビ局のカフェは業界内でもスタッフの口が堅いことで有名なことからそこは数にはいれるひつようはなかった。



「アンタ、少し落ち着きなさい、、、 思いっきり名前出してるの気がついてないでしょ、、、 」



「、、、はっ!? いぃぃぃぃやゃぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!! ひ、飛鷹くんっ!! 」


「はっ? な、なん、、、、 」


「いますぐ記憶を抹消しないと、、、、、 」


フォン、、、 となにやら周囲の温度が下がり不穏な空気が漂い始める、、、、

キョーコは且つて演じた美緒の如く怨鬼の形相で飛鷹に詰め寄っていった。


その形相に普段強気な飛鷹も流石に言葉が出ない。


「のろ、、、、、」


その襟首をガシッ、とつかむ手がキョーコの接近を制止する。


「ストップっ!! 」


2年の付き合いで多少の免疫が培われ、且つ自身に向けられているわけではないことで余裕を保てた奏江が前のめりになっているキョーコの身体を飛鷹から引き剥がした。


「いまのは、アンタが勝手に喋ったんでしょ、飛鷹くんを脅すのはお門違いよっ! 」


「モ、モー子さん、、、 でも、だって、、、 輝かしい経歴が、、、、 」


「もーーーー、大丈夫よっ! ココにはいま他に人はいないし、飛鷹くんが軽々しく話して回るような人じゃないの、アンタもわかってるでしょ? 」


「ふぇ? う、うん、、、、 そう、だね、、、 」


「え、、、? てか、、、 指輪、、、、 敦賀さん? から、、、、? てマジで、、、、 」


(飛鷹くん、アレのあと更に追求できるなんて、、、 流石だわ、、、)


しおしおに萎れたキョーコを椅子に下ろして奏江も席に戻りながら飛鷹におかしな称賛をおくってしまう。





芸能界一いい男、抱かれたい男No1、実力については言わずもがなな人気俳優、、、、

女性関係の噂など一切皆無の人物の名前が飛び出したことで思わず飛鷹は思わず聞き返してしまった。


すると、今度はしおしおに枯れ果てたキョーコから地中の最奥に沈み込むような重苦しい溜息が吐出された。


「そうよね、、、 普通はそう思うわよね、、、 だから、有り得ないって言ったでしょう、、、 」


「有り得ないとは思わないけど、、、 まぁ、意外? 」


「、、、それ、同じ事なんじゃ? 」


「いや、そっちじゃなくて、恋愛百戦錬磨ってイメージの敦賀さんがそんな遠回しな手を使うとか、、、」


『めちゃめちゃストレートに口説きそうじゃん、あの人』と続けた飛鷹にため息混じりに奏江が口を挟んだ。


「飛鷹くん、、、 さっきのこの子の様子見たでしょ? ストレートに口説いても全く伝わらないのよ、、、 きっと、、、 」


「、、、、、、なんか、気の毒だな」

とてつもなく身につまされずにはいられぬ飛鷹の心境は立場は違えど同類相憐れむ、、、

と、いった様相が多分に含まれていた。



こうして、敦賀蓮と面識を持たない上杉飛鷹は芸能界一いい男が実はその名声が障害となって想う相手には全く意識されない芸能界一気の毒な男という印象を持つことになった。

~go to next~
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家主の独り言、、、、

うーん、、、 第三者的立ち位置の飛鷹くんもダメか、、、


ん? モー子さん、なにペロッと言っちゃってんのって? まぁ、飛鷹への信頼がキョーコの蓮に対するソレ(信頼)に似てるってことじゃない?
キョーコも何気に親しいし。

狭間の奏江さん、本人いない所では何気に援護射撃してる気が、、、(え? あーいうのは援護射撃とは言わない?)

しかし、この話一応グレフル(便宜上)2回目の翌年だからキョ奏は18歳、飛鷹12歳、、、、 そう、あんなツッコミ入れといて12歳なんですよ奥さん、、、

直球加減は年齢相応な気がしないでもない、、、

しかし、、、

こんな小6男子、実在したら怖い、、、

て、未だ蓮さん不在のまま続きます、、、


そろそろ、蓮誕だという事を放棄しようか、、、