本日は一般質問の3つ目の質問です。
●情報システムのバックアップ体制の強化について
取り上げた理由
・以前、BCPの必要性について質問させていただき、その際、「BCPの今後の課題として、情報システムのバックアップ体制の強化が挙げられる」との答弁をいただいた。
・災害時、パソコンが使えないことが予想される中、さらなる情報システムのバックアップ体制の強化が求められる。
ひうち質問
災害時、パソコンが使えないことが予想される中、さらなる情報システムのバックアップ体制の強化が求められる。
発災後でも、情報システムを稼動させ続けるためには、例えば電源や回線ネットワーク及びそれを運用するSEの確保などが必要と考える。電算システムの継続運用のための対策として、現状と今後の対応について、区の見解を伺う。
答弁
・区では、日常の事務処理や窓口サービスなどを情報システムで処理しているため、システムが停止した場合、業務の遂行に大きな影響がでると想定される。
・このため、区のデータセンターである事務センターでは、2つの変電所からの電源の確保や機器の二重化、及び機器ラックの免震化などを実施し、震災によるシステム停止の回避に進めている。また、重要データを定期的に退避し、遠隔地へ保管するなど、最悪の事態に対応する作業も実施している。
・庁内の自営線ネットワークについては、二重化対応をしているが、大地震のため、電柱が多数倒壊するような場合には、一定期間の中断の可能性も想定されるため、事務センターでの代替出力などを想定した運用を検討している。また、機器破損の際のメーカー保守要員の確保や、システム運用要員の確保など、重要になるため、委託事業者と調整している。
・いずれにしても、大災害時のシステム運用のためには、多くの対策が必要であるため、費用対効果を考慮し、優先順位を見極めて対応を続けてまいる。