みどりの日(5月4日)に旧岩崎邸庭園に行ってきました。
この庭園は、明治29年に三菱創設者の岩崎家本邸として建てられました。
設計を手がけたのは、鹿鳴館やニコライ堂を設計した英国人のジョサイア・コンドル氏です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170510/22/yuko0117/64/4e/j/o0606096013934395800.jpg?caw=800)
■洋館
明治29年に完成。木造2階建て・地下室付きの建物で、17世紀英国で流行したジャコビアン
様式を基調に、ルネサンスやイスラムのモチーフ、ペンシルヴァニアのカントリーハウスの
イメージなどを採り入れています。
現在、屋根の修復工事中のため、屋敷の全体が見れないのが残念でした・・・
来年の6月に完成するそうです。
洋館の中は、茶色を基調としたシックな雰囲気。
ジャコビアン様式のデザインが細部まで採り入れられています。
岩崎家はこのスペースでパーティーを行っていたそうです。
客室の天井はペルシャ風文様の日本刺繍が施してあり、とても素敵でした。
1階部分は玄関・食堂・厨房・書斎・客室。
2階は客室・集会場、地下には倉庫・機械室・通路がありました。
■和館
洋館とつながっています。
ここは岩崎家の人々の居住スペースとして使用されていました。
明治時代に大工棟梁として多くの住宅を手がけた、大河喜十郎が施工したそうです。
「書院造」を基調としており、床の間には障壁画が残っています。
現在、広間は「御茶席」としてお茶菓子のメニューをいただけます。
和館を出ると大きな庭園が広がっています。
芝庭をもつ近代庭園の初期の形を残しています。
広々として開放感いっぱい~
■撞球室
三角の屋根が特徴的な「撞球室」はビリヤードを行うスペースです。
スイスの山小屋風の外観は、当時の日本ではとても珍しかったそうです。
この建物は地下道で洋館とつながっており、当時はそこを行き来をしていました。
洋館は本当に素晴らしかったです。
ゴージャズで度々パーティーが行われた様子が目に浮かびます。
湯島、上野駅から近いので、また屋根が完成したら行きたいです。
旧岩崎邸庭園
東京都台東区池之端1-3-45
03-3823-8340
9;00~17;00(入園は16;30まで)