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6月13日 小さな親切の日。
1963(昭和38)年6月13日、小さな親切運動本部が発足された。
東京大学卒業式の告辞において、当時の茅誠司総長が小さな親切を勇気をもって行ってほしいと話したのがきっかけ。
できる親切をみんなで行おう
それが社会の習慣となるように
人を信じ、愛し、人に尽くすことを理念として運動が行われている。
小さな親切を行うために、優しいあったかな気持ちになる。
WDR Klassik...西ドイツ放送局運営の公共ラジオ局。クラッシックを中心に放送されている。
西ドイツのオーケストラの演奏なのね。
Lois Armstrongをはじめ、多くのミュージシャンがカバーされているおなじみの曲。
♪緑の木々が見える 赤いバラも咲いている
僕と君のために
そして思う
なんて素晴らしい世界なんだ
青空が見える 白い雲も
輝き祝福された日 暗く神聖な夜
そして思う
なんて素晴らしい世界なんだ
虹の色は空できれいに見えるけれど
通りすぎる人々の表情にも同じ美しさがある
友達同士がごきげんようと口にして握手してる
彼らは本当は愛していますと言っている
赤ちゃんが泣いている
彼らは多くのことを学びながら大きくなるだろう
僕が知っている以上に
そして僕はひとり思う
なんて素晴らしい世界なんだ
そう僕はひとり思う
なんて素晴らしい世界なんだ
息子が小学校3年生のときだった。
家を出て登校中に雨が降り出したのだそう。
かさを持たずに出た息子の頭に制服に、雨粒がドットの染みをつくっていく。
そのとき、たまたま信号待ちをしていらした30歳くらいの男性(スーツにネクタイ姿だったそうなので、近所の会社に勤務されていた方なのでしょう)が、無言で息子を自分のかさに入れてくださったのだそうです。
息子がお礼がしたいからとお勤め先を尋ねたがお答えになられす。
お名前を尋ねたら、一言「佐藤」とお答えになられたそうです。
息子は佐藤さんの親切がうれしくて、その日1日、とても気分よく楽しく過ごしたそうです。
佐藤さんの親切に感激した息子が言いました。
「僕も佐藤さんみたいにさりげなく親切ができる大人になりたい」
「なれるよ。大人にならなくたってさりげない親切ができるよ。今からさりげない親切したらいいんだよ。今からずっと」
「大人にならなくてもできるんだ!」
息子の表情が、花咲いたようにほころびました。
それから息子と2人で話し合いました。
「1日1回は親切をしよう。1日に何度だって親切をしよう。見せびらかしたり自慢するための親切じゃなくて、佐藤さんのようにさりげなく親切をしよう。無理に行うようなありがた迷惑行為や親切の押し売りはやめよう。さりげなくがポイント!」
きちんと気持ちがこもっていないと、さりげない親切は難しい。
気持ちのこもっていない見せびらかし、いい人ぶりのわざとらしい親切もあるから。
「親切をしたからといって、見返りは期待しない」
「毎日お互いに、その日に行ったさりげない親切について報告し合おう。もし親切ができなかったとしても、なぜできなかったのか話し合おう。親切しなくちゃって無理な親切はしないこと。」
息子とのさりげない小さな親切運動が始まりました。
今や息子も28歳となり、転勤をきっかけに離れて生活しています。
息子は20年前に自分がさりげなく親切をしていただいたように、きちんと自分もさりげなく親切を行っているのでしょうか。
小さなさりげない親切を忘れないでほしいと願うのです。
皆が小さなさりげない親切を心がけたならば、愛の花があちらこちらに咲いて皆が笑みにあふれるようになるでしょう。
それこそWonderful Worldでしょう。