テス 上 (岩波文庫 赤 240-1)/トマス・ハーディ

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先日、LaLaチャンネルで、私の大好きなトーマス=ハーディの
「テス」をやっていました。

こちらは、イギリスBBCの製作のドラマ。

向こうで見ていた友達に「テスのイメージがチョッと
違うんだよね~映画のナスターシャ=キンスキーと」って
聞いていましたけど、確かにナスターシャよりは逞しい??

昔々に映画版 テスをご覧になった方
いませんか?英国の景色とテスのそれはそれは美しい事!

私はまず,映画でみて、それからトーマス・ハーディの
原作を読んだのですが、結末が悲しすぎる。

昔はテスが殺してしまった男は、「ホント、悪い奴。」と
テスと同じ気持ちでしたが、30年近くたって見てみると
『なんて心の狭い夫。テスが正直に告白したのに
 許さなかったからテスは苦しんだんじゃない。』と
悪者がしっかり私の中で変わってる!

昔々、一緒に見にいった友達の意見が正しかったみたい。

それにしても、テスは朝もやの中、警察官に捕まり
愛する人とも永遠のお別れ、という本当に悲しい
お話です。最後、テスが殺人を犯して、逃げた場所が
ストーンヘンジという、旧石器時代の遺跡。




こんな感じです。去年行きました。ロンドンから2時間。
廻りはなーんにも無い野原で、遠くからでも
見えるし、なんで、こんな所にテスが隠れたのか、
トーマス・ハーディにとって、特別な場所だったのでしょうか?