089 小日向千秋 土中にて 越後妻有トリエンナーレ2009
作品番号 : 89
作家名:小日向千秋 (コビナタ・チアキ)【日本】 1968年東京都生まれ。東京芸術大学出身。
作品名:土中にて
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=169
http://www.kanko-navi.jp/modules/navi/index.php?lid=125
制作年:2006年 NO : 169
関連サイト http://www.najomon.com/
ECHIGO-TSUMARI Art Triennial 2009
Artist Name: Chiaki Kobinata[Japan]
TITLE: In the Earth
http://www.echigo-tsumari.jp/2009en/artworks/index.php?id=169
越後妻有は、火焔式縄文土器が出土する地域、つまり、太古の昔から、文明があった場所です。
縄文文化を掘り下げている施設「なじょもん」のそばにある作品「土中にて」です。
穴は3つあり、通路でつながっています。
穴はそれぞれ、「財産を孕む土」「生命を育てる土」「文化を育む土」だそうです。
作者の、小日向千秋さんは、一貫して、土にこだわった作品を作り続けています。
文明が進歩したら、人間はしあわせになるはずです。なのに、病んでしまうことがあります。
それも、文明社会が生み出したひずみのせいで。
私たちが無くした大切な何か・・・それを大地の中に探そうと、小日向さんは、土を掘り続けました。
この作品を見ると、私たちが何気なく歩く地面の下に、土があるんだよってことを、実感できます。
たとえアスファルトで固められた道路であっても、
もしかしたら、深いところに土器が埋まっているかも知れないんですよね。
そう考えると、なんだか、ほっとするような、温かい気持ちになります。
土に熱を加えて、素焼きのようにして、崩れないように加工したのだそうです。
写真に、ひまわりがたくさん写っています。
津南町のひまわり広場といえば、沖ノ原台地の50万本のひまわりが有名です。
しかし、なじょもんにも30万本あります。
沖ノ原台地は種まきをずらして花の季節を長くしているので、50万本同時には咲きません。
私がツアーで行った時、沖ノ原台地は、大渋滞していましたが、なじょもんは空いていました。
ここ、ひまわり観光の穴場ですよ!
作品の場所へのアクセス
ツアー:森宮交通・津南エリアツアー(土日に運行)http://www.morimiya-kanko.com/
路線バス:十日町→津南方面・卯の木上口より徒歩10分
自動車:国道117号線を十日町方向から津南町にはいって右折、「なじょもん」の看板
使用機器:OLYMPUS E300
撮影日:2009.8.15.
撮影地:なじょもん 新潟県中魚沼郡津南町大字下船渡乙835
Photo:松本由歌子
大地の芸術祭・越後妻有トリエンナーレ2009 http://www.echigo-tsumari.jp/2009/
ECHIGO-TSUMARI Art Triennial 2009 http://www.echigo-tsumari.jp/2009en/
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