朝父から入ったメール

「僕とママとばぁちゃんは

しばらく山口に身を隠します」

身を隠す…(笑)

私の実家は千葉県なのでこれには大賛成

母の故郷は九州で、九州や山口に親戚がいます

今回お世話になるのは母の姉

ご主人を亡くされていて子供達も家を出てるので

一軒家に一人で寂しいけん、きてきてー

とお招き頂いたとかで感謝です

丁度お昼頃、仕事で東京駅を通ったので

車椅子の祖母を連れて

山口に向かう両親に一瞬会ってきました

今生の別れでもなかろうに、

最後ぎゅっと抱きあった時に

ついウルルン。

世界中を飛び回ってきた

精悍だった父親の背中も小さく

たった5時間の新幹線が不安になりました

山口でゆっくりしてきてください…(T ^ T)

地震で慌てていて何かにぶつけたのかなぁ・・


母親にもらったストラップ


クマのスワロフスキー(もどき)が


バラバラに・・


海の見える家-??.JPG

胴体と左手はどこかにいってしまいました~


右手と下半身は家に落ちてたけどね


なにひとつ家に被害がなかったのは


キミのおかげかい?


11日朝、直行でアポに行き、会社に帰って仕事をして

お腹すいたけど家に忘れ物をしていたから


お昼は家で食べようと思い、ちーバスで一旦帰宅


14時少し前、29階までエレベーターであがって


家に入りまずテレビをつけたその瞬間


カチャカチャカチャカチャ・・


何の音?テレビ?


と思った時、ガチャガチャガチャガチャと音が大きくなり


激しい横揺れが


立っているのも危なくてひとまず玄関から廊下に出る


他にも赤ちゃんを抱いたまま廊下にしゃがんでいるママがいて


私も廊下にしゃがんで手に持っていた携帯でたけちゃんに電話をする


つながらなかったけどメールで「大丈夫?」ときたので


「こわい」と返し、じっとしゃがんで揺れに耐える


まわりの家からガシャーン!ガラガラガラ


と色んなものが落ちたり割れたりする音が聞こえる


結構長い時間に感じたし、酔ったようで揺れが終わってるんだか


続いてるんだか分からなくなったけど多少収まったので


家に入って確認したがうちは被害なし


鍵をかけていなかったベランダに出る窓が全開に開いていただけ


余震が来たので窓を閉めて非常階段に走り地上までおりて


外に出ると、マンションの前の公園に大勢の人が集まっていた


知らない人たちだけど、それでもなんとなく一安心。ホッ


しばらく余震が続くので公園のベンチに座り、


隣に座っていた子供を抱いたママと身を寄せ合って待機


その時考えていたことは、ひとまず腹ごしらえをしておかないと


万が一被災が続いた時に困る!ということ


公園の横にあるスーパーに行きオニギリを購入し食す

(財布がなかったのでsuicaについているクレジットで購入)


15時半頃、充電器と財布が手元にあった方が良いと思い


意を決して29階まで非常階段で上る


これが想像を絶して超~~~~~キツイ!


他にも上っていた外国人がいてその人は40階だとかで


それを聞いて少し楽になる


家で充電器と財布を取り、テレビで情報を収集していたら


大きめの余震がきたのでまた非常階段で下りる


足がガクガク~


外は寒すぎるのでマンションのロビーで充電をしながら


お客様全員に安否確認のメールを送信


一斉送信が4人ずつしかできなくて大変・・


見落としてる人いないかな・・


会社や友人から安否確認のメールがきて心強い


17時頃、マンションの非常エレベーターひとつが動くとのことで


家に戻るが電話は不通だし実家も連絡取れないしなんとなく不安~


お客様への安否確認をしながら、今日のアポのキャンセルの


連絡をしながら、テレビの映像に怯える


18時半にたけちゃんからの電話がつながる


池尻大橋にいてバスもタクシーもいないから歩いて帰るとのこと


私も家にいるのも不安だし節電も兼ねてスーパーに行く


スーパーは帰れなくなった友人や同僚を泊める風な人たちが


買出しをしていて、野菜もお惣菜もほぼ完売


肉類はたくさんあったのでひとまず買う


21時半、たけちゃん帰宅


おかえり~~~~~~体ひえひえ~~~


家にあった野菜と買った肉で鍋をして体を温める


実家も親戚もお客様のほとんども無事なことを確認


夜は余震に何度も目が覚めたけど


被災地で寒い怖い思いをして長い夜を過ごしている人や


安否確認ができなくて不安な夜を過ごしている人や


帰るに帰れず途方に暮れている人を思うと


こうして周りの人が無事で、布団で眠れることに


深い感謝


デンマークの全寮制の学校にいた中学生の時


阪神大震災があって、関西に実家のある生徒に


今すぐ実家に連絡しなさい!!と先生が叫んでいた


あの情景を思い出しました


あの頃は日本のテレビを見れなかったし


新聞もなかったので全然様子が分からなくて


特に地震がないドイツで生まれ育った私には


地震てどのくらい怖いものなのかが分からなくて


大学で日本に帰ってきて阪神大震災の画像や


写真を目にした時にものすごい衝撃を受けました


今回の地震が私の人生では一番大きいもので


これでこれだけの恐怖であれば、被災地の方の


気持ちは想像を絶します


未来の子供たちのためにも


地球を大切にしなくちゃ・・