先週の土曜日、横浜の大さん橋ホールで行われた鎌倉投信
の受益者総会に参加しました。
積立開始は今年に入ってからなので、総会は始めてです。
大さん橋は、こんなところ。
デートコースによいですね。
鎌倉投信に投資する受益者は、短期勝負を挑む人たちではありません。
どちらかと言うと、社会貢献に興味があり、世間の常識では、投資から一番遠い場所にいると思われがちな人たちです。
そんな人たちがなぜ受益者なのかと言うと、鎌倉投信が「本業を通じて社会に貢献する会社」に投資しているからに他なりません。
その日はUSCPA仲間と打ち合わせをした後に会場に到着。
鎌田社長のお話を聞きながら、鎌倉投信が投資している会社のブースを見て回りました。
来月訪問予定の「いい会社」、今治市にあるIkeuchi Organicでコットンタオルを購入。
宇和島市にある野菜苗の会社、ベルグアースではパンフレットを入手しました。
鎌田社長に続き、運用責任者の新井さんから、運用報告がありました。
純資産額は10,174百万円、総顧客数は7,828名、うち定期定額購入をしているのは5,040名にのぼります。
投資先は48社で、投資先はテーマ別に人20社、共生15社、匠13社。
ポートフォリオは、株式57%、債券3%、現金他40%となっています。
鎌倉投信のリターンは他の同業に比べて緩やかです。
しかし、リスクは格段に低いのです。
インデックス投資アドバイザーのカン・チュンドさんは、リターンではなく、自分が許容できるリスクから投資スタイルを決めることを助言しています。
鎌倉投信はアクティブファンドですが、投資はしたいけどあまりリスクを取りたくないひとにはお勧めです。
今回の総会のゲストスピーカーは、ヤマトホールディングスの木川社長でした。
ヤマトホールディングスは、実質的な創業者である故小倉昌男氏のDNAを受け継ぎ、CSV(Creating Shared Value)を実践している会社です。
小倉氏の人となりは、日経に連載されていた「私の履歴書」から窺い知ることが出来ましたが、信念を曲げずに理不尽な制度と闘う様子に強い感銘を受けました。
障がい者の平均月収が1万円と聞いた小倉氏が、障がい者の自立のために設立したのがスワンベーカリー。
私はよく赤坂店でお昼のパンを買いますが、受益者総会当日もブースを設けて販売していました。
東日本大震災直後にヤマトの木川社長が決めたのは、宅急便の荷物1つにつき10円を被災地に寄付すること。これは純利益の4割に当たるため、株主代表訴訟も覚悟したそうです。
なぜ寄付したのかと言うと、東北の人たちはヤマトのサービスを利用して下さる大切なお客様だから。
岩手県野田村に園児と保母全員が避難して助かった保育所があります。
保育所は津波に呑まれたため、再建が必要でしたが、国の補助金を受ける条件は、元あった場所に建てること。
また津波が襲って来るかもしれないところに再建は出来ないと困惑していたところに手を差し伸べたのがヤマト財団でした。2億8,000万円の助成を行ったのです。このような寄付は通常、税金の減免の対象にはなりませんが、国と交渉し、全額無税を勝ち取りました。
津波の来ない場所へ無事再建がかない、子どもたちのはしゃぐ声が戻ってきました。再建した保育所は、ヤマトホールディングスに敬意を表し、猫の形をしています。
鎌倉投信が野田村保育所を取材したビデオ、あちこちですすり泣く声が聞こえましたね。
感動的でした。
質疑応答の時間に、なぜ鎌倉投信のような小さな投資信託会社が、ヤマトのような大会社の社長を呼ぶことが出来たのか?との質問がありました。
ヤマトホールディングスの時価総額は1兆円。それに対して鎌倉投信の投資が占める割合はたったの0.017%に過ぎません。
驚いたのは、コンタクトして来たのは木川社長の方だったと言うこと。鎌田社長の書いた本を読み、猛烈に会いたくなったそうです。
木川社長は銀行出身で、銀行から事業会社に移った知人が、外から見るのと中では大違いと嘆くのを目の当たりにして来ました。
しかし、ヤマトはそうではありませんでした。外から見たのと、内側では、ほとんど変わらなかったのです。
そして木川社長自身も裏表のない方。
鎌倉投信の鎌田社長は、銀行出身の会社トップを多数ご存じですが、彼らはリスクを取らない傾向にあるとのこと。リスクを取らないトップは、信用出来ないと言っていました。
ヤマトの社内システムで興味深かったのは、社員同士が褒め合うという文化。
褒めた方、褒められた方、双方にポイントがたまるそうです。
何だかJR東日本テクノハートTESSEIを思い出しました。
総会の後は、受益者仲間と打ち上げ。
横浜では歴史のあるレストラン、スカンディアでした。
立食パーティでしたが、脚を痛めていた私には、椅子が用意されていました。
健ちゃん、皆さん、ありがとうございます。
後から鎌田社長も登場。
お疲れ様でした。
の受益者総会に参加しました。
積立開始は今年に入ってからなので、総会は始めてです。
大さん橋は、こんなところ。
デートコースによいですね。
鎌倉投信に投資する受益者は、短期勝負を挑む人たちではありません。
どちらかと言うと、社会貢献に興味があり、世間の常識では、投資から一番遠い場所にいると思われがちな人たちです。
そんな人たちがなぜ受益者なのかと言うと、鎌倉投信が「本業を通じて社会に貢献する会社」に投資しているからに他なりません。
その日はUSCPA仲間と打ち合わせをした後に会場に到着。
鎌田社長のお話を聞きながら、鎌倉投信が投資している会社のブースを見て回りました。
来月訪問予定の「いい会社」、今治市にあるIkeuchi Organicでコットンタオルを購入。
宇和島市にある野菜苗の会社、ベルグアースではパンフレットを入手しました。
鎌田社長に続き、運用責任者の新井さんから、運用報告がありました。
純資産額は10,174百万円、総顧客数は7,828名、うち定期定額購入をしているのは5,040名にのぼります。
投資先は48社で、投資先はテーマ別に人20社、共生15社、匠13社。
ポートフォリオは、株式57%、債券3%、現金他40%となっています。
鎌倉投信のリターンは他の同業に比べて緩やかです。
しかし、リスクは格段に低いのです。
インデックス投資アドバイザーのカン・チュンドさんは、リターンではなく、自分が許容できるリスクから投資スタイルを決めることを助言しています。
鎌倉投信はアクティブファンドですが、投資はしたいけどあまりリスクを取りたくないひとにはお勧めです。
今回の総会のゲストスピーカーは、ヤマトホールディングスの木川社長でした。
ヤマトホールディングスは、実質的な創業者である故小倉昌男氏のDNAを受け継ぎ、CSV(Creating Shared Value)を実践している会社です。
小倉氏の人となりは、日経に連載されていた「私の履歴書」から窺い知ることが出来ましたが、信念を曲げずに理不尽な制度と闘う様子に強い感銘を受けました。
障がい者の平均月収が1万円と聞いた小倉氏が、障がい者の自立のために設立したのがスワンベーカリー。
私はよく赤坂店でお昼のパンを買いますが、受益者総会当日もブースを設けて販売していました。
東日本大震災直後にヤマトの木川社長が決めたのは、宅急便の荷物1つにつき10円を被災地に寄付すること。これは純利益の4割に当たるため、株主代表訴訟も覚悟したそうです。
なぜ寄付したのかと言うと、東北の人たちはヤマトのサービスを利用して下さる大切なお客様だから。
岩手県野田村に園児と保母全員が避難して助かった保育所があります。
保育所は津波に呑まれたため、再建が必要でしたが、国の補助金を受ける条件は、元あった場所に建てること。
また津波が襲って来るかもしれないところに再建は出来ないと困惑していたところに手を差し伸べたのがヤマト財団でした。2億8,000万円の助成を行ったのです。このような寄付は通常、税金の減免の対象にはなりませんが、国と交渉し、全額無税を勝ち取りました。
津波の来ない場所へ無事再建がかない、子どもたちのはしゃぐ声が戻ってきました。再建した保育所は、ヤマトホールディングスに敬意を表し、猫の形をしています。
鎌倉投信が野田村保育所を取材したビデオ、あちこちですすり泣く声が聞こえましたね。
感動的でした。
質疑応答の時間に、なぜ鎌倉投信のような小さな投資信託会社が、ヤマトのような大会社の社長を呼ぶことが出来たのか?との質問がありました。
ヤマトホールディングスの時価総額は1兆円。それに対して鎌倉投信の投資が占める割合はたったの0.017%に過ぎません。
驚いたのは、コンタクトして来たのは木川社長の方だったと言うこと。鎌田社長の書いた本を読み、猛烈に会いたくなったそうです。
木川社長は銀行出身で、銀行から事業会社に移った知人が、外から見るのと中では大違いと嘆くのを目の当たりにして来ました。
しかし、ヤマトはそうではありませんでした。外から見たのと、内側では、ほとんど変わらなかったのです。
そして木川社長自身も裏表のない方。
鎌倉投信の鎌田社長は、銀行出身の会社トップを多数ご存じですが、彼らはリスクを取らない傾向にあるとのこと。リスクを取らないトップは、信用出来ないと言っていました。
ヤマトの社内システムで興味深かったのは、社員同士が褒め合うという文化。
褒めた方、褒められた方、双方にポイントがたまるそうです。
何だかJR東日本テクノハートTESSEIを思い出しました。
総会の後は、受益者仲間と打ち上げ。
横浜では歴史のあるレストラン、スカンディアでした。
立食パーティでしたが、脚を痛めていた私には、椅子が用意されていました。
健ちゃん、皆さん、ありがとうございます。
後から鎌田社長も登場。
お疲れ様でした。