メディケアというアメリカの国民健康保険的な制度が「心臓病のためのヨガ」を保険対象にする
というニュースをみました。

疾病管理・予防センターによると、アメリカでは心臓病は死因のトップ。

野菜中心の食生活、ヨーガ、瞑想などをして生活習慣を見直すことは、
これまでも心臓病を予防するものとの認識がされてきており、
メディケアは患者が選んだ前述のような改善を
サポートするプログラムを保険対象にしているという。

心臓病のための「ディーン・オーニッシュプログラム」は、

  **カリフォルニア大学サンフランシスコ校の心臓外科医、ディーン・オーニッシュ博士が
   心臓病患者のために考案したもの。

   低脂肪のプラントベース(植物性食品)の食事にし、
   十分な運動と睡眠、ヨーガや瞑想によるストレスをためないライフスタイルに変えれば、
   心臓病を予防したり進行を止めたり、あるいは冠動脈系疾患を好転させることもできる。

2010年に公式な集中循環器リハビリテーションとなり、
最初の患者は2011年5月よりプログラムを開始する、とCNNが報道していました。


オーニッシュ氏は、メディケアが先導し他の保険会社も追随して、
こういったタイプの療法プランも対象にし始めることによって、
一般の人々も恩恵をうけられれば、と期待している。

近年では、 西洋医学と代替医療や伝統医療など分野を問わず組み合わせて、
患者さんに最適の治療を行う「統合医療」の重要性が高まってきていますが、
まだまだ日本の医療現場においては、西洋医学が中心となっています。

一日でも早く拡がっていくことを願い、ヨーガを総合医療の一つとして
認知してもらうためにも、さらに勉強しないといけませんね。


Medicare covers yoga for heart disease