急斜面を滑っていると頭のど真ん中に出てくる「できない」の文字。まずはこれを克服しないと始まらないと思う。そこそこの緩斜面なら思いっきり滑れるのに、急な斜面になると、途端に滑れなくなる。無理やり木の葉や、斜滑降⇒コース際で方向転換して、どうにかして下ってくる。。。そして脇をスキーヤーがサーッと滑り降りていく。。。。(;ω;) 悔しい(;ω;)

 

今度試してみようと思うのが、こわい急斜面に限っては「視線を遠くに」という鉄則を忘れてみること。先日のシャルマンで急斜面を滑っていて、あそうだ視線を遠くにしないと、と思った瞬間に全く滑れなくなった。急斜面がずっと続くというのが目に入った瞬間、やられる。戸隠でもそう。やばいぞ先が見えないほどの斜度だ、なーんて考えた途端に滑れなくなる。足が動かなくなっちゃう。

 

今までの経験上うまくいっている時は、まっすぐ正面を見ていないとき。濃霧の中だったり、近いところを見ていたり。遠くを見ることで恐怖心があおられるのであれば本末転倒ですな。(´・ω・`)なんだか逆説的だけど、あまり遠くを見ない、ということでまずは挑戦してみたい。

 

それから、膝を曲げること。

あ、やばい、びびりそう、なとき、「膝を曲げているからこわくない!!」などと自分に言い聞かせて滑ってみると、意外とちゃんと滑れる。(まるでおっかなびっくり滑っている子供に言い聞かせるような。)こうやって文章にすると超恥ずかしいけど。。。でも、重要なのは如何にして恐怖心に打ち克つことができるか、なのでなんとかして滑りたい(`・ω・´)

 

ここで立ち止まって、なぜ膝を曲げるのか、膝を曲げることの利点を思いつくまま挙げてみる。

1.板に荷重するため。・・・膝が曲がらないと、うまく板に力が伝わらない。

2.重心を低くするため。・・・重心が高いと安定しない。

3.バーンの凸凹に対応するため。・・・膝が伸びていると衝撃を吸収できない。

4.体感スピードを遅くするため。・・・高い姿勢より低い姿勢の方がスピードを感じにくい。

 

どれもこれも滑るうえであたりまえのことなんだけど、でもこんな基本的なことに気を付けるだけで恐怖心は薄れる。慣れなきゃ慣れなきゃ、と思ってがむしゃらに数だけこなすより、考えて行動するほうがずっと効率的なのよね、反省します。。。(・ω・`)

 

そういえば急斜面で滑っていると、下っ腹あたりがぞわっとして「やばいぶっ飛ばされる」と感じることがある。今考えるとあれって谷回りから山回りへの中間地点だよな。つまりその地点は一番荷重していないといけないときだ。つまり「やばい」と感じたときは荷重が足りていないということなんだ。結局荷重なんだよな。

 

ということで急斜面では膝をがっつり曲げて、怖くないと自分に言い聞かせて滑ってみる。笑 そして板を踏み込む!ということで頑張ろうかな!