『レポートの書き方』 69ページ


・設計と言えば・・

  建築、機械(工業製品)、手工芸品

  授業計画、人生


・共通点

  出来上がりイメージがあり、それに向けてステップを踏むことを考える点


・「出来上がりイメージ」はなぜ必要か

  ねらいを定めることで、確実なものが出来上がる

  行き当たりばったりでは、使えるもの(有用なもの)にならない可能性が大きい 

  ユーザーの利益・満足を想定しているから

     文書も同じ  文書におけるユーザー=読み手、利益・満足=理解できる。活用できる。    


(例)面接で使える自己推薦書・・・採用担当者向けの情報、面接で使える内容・レイアウト

   クラス通信・・・保護者への内容、対象

 

        内容は行き当たりばったりでなく、デザインする必要がある


※言葉・・表現と意味からなる   (感情と、それをあらわす表現方法)


○概念レベルの設計(意味、メッセージ、内容) =コンセプトレベル

★ミッションと目標規定文

・ミッション・・・文書を作る目標=文書に託された使命、書き手の目的意識、ねらい  (何のために)

・目標規定文・・・文書の中身についての目標=自分は何を主張するのか       (何を、どうやって)

    →本文中では目標規定文の重要性を説いているが、ミッションがないと訴えるものが明確でなくなる

★目標規定文の役割

・主題を明確化する

・主題にあった情報を取捨選択する基準となる

    →ぶれない文を書く。「ねらいを意識する」意識を高める。


実態レベルの設計(構成、媒体、体裁、かたち、型・形 《形式、構成型》)

★アウトラインの作成の目的

   話の流れをつくる


★アウトライン作成の方法

 1. 文書の核となる論点を決める
    1.1 ミッション,目標規定文から見て,中心となりそうなグループを1つ決める
    1.2 文書にふさわしいと思われるタイトル(仮のものでいい)をノートに書く

 2. おおまかな話の流れを決める
    2.1 関係線をたよりに,周辺のグループとの関係を読み取る
    2.2 ノートに,グループの見出しを適切と思われる順序に並べて書く
    2.3 グループ見出しの下に,グループに属するカードの内容を適当な順序に並べて書く
  → アウトラインの下書き完成

 3. アウトラインを確定する
    3.1 下書きを見ながら「文書のタイトル」と「章見出し」を書く
    3.2 それぞれの章見出しの下に,章見出しの内容を箇条書きで書く
  → アウトライン清書完成


★表現

・体言で終えずに、用言まで明らかにする。

   ex 会社の話、会社について、会社で苦労したこと、会社で考えさせられたことで終えない


☆感想、学んだこと

アウトラインを創らずに文章を書くということが私はもう想像できなくなっている。

生徒にどうやっているか聞く機会を作れなかったのが悔やまれる。

今までそういう書き方をしていないという人に、どうやって書いてきたかを聞きたい。