治療を少しの間、お休みすることにしました。




卵胞が育つのにあまりにも時間がかかりすぎるため、排卵誘発を何度も行わなくてはならず、体と気持ちに負担をかけすぎてしまったからです。



やっぱり、子宮外妊娠を経験し、私が思った以上に体はダメージを受けていたのかもしれない…



まずは体をしっかり作り込むことが、今の私には必要なんじゃないか…




そんな風に思うようになりました。






治療をお休みする、という決断をするのは、本当に苦しいものでした。



本当は、一刻も早くゆきたかちゃんに会いたい…


排卵誘発をガンガンしてでも、妊娠できるならそれでいい………



結局これが本心です。







でも、自力排卵はもちろん、誘発剤を使ってもこのありさまの私が、妊娠から出産のプロセスを乗り越えられるのかな…


ゆきたかちゃんだって、気持ちも体も元気なかあちゃんに会いたいよね………






考えて考えて、苦しんで苦しんで、ようやく治療をお休みする決意をしました。






夫はにっこり笑って、「少しゆっくりしようね」と言って、私がずっと控えていたアイスを買ってきました。←本当はやめて欲しい…真顔



Kさんも「じっくり体を作り込みましょう!!」と背中を押してくれました。







あとは、いつもの婦人科の先生にお話するだけです。



私の通っている婦人科の先生は「いけいけどんどん!!」な方なので、治療を休みたいなんて言ったら見捨てられちゃうかも…と心配していたんですが、あっさりと「いいですよ。また頑張りたくなったらいらっしゃい」と言ってくれました。





ほっとしたのと同時に、ものすごい虚無感に襲われました。








本当に治療休むことになっちゃった…………







自分で決めたことなのに、なんだかすごくがっくり来てしまって、呆然と会計を待っていました。



Rのお姉さんが、またこちらに来てくれました。





R姉「ゆきちゃん!!治療お休みするんだね…」








Rのお姉さんに声をかけられて、なぜか涙が溢れました。






私「本当は治療休みたくないんです…チャンスがどんどん遠のく感じがして…でも気持ちも体もしんどくなっちゃって…」



R姉「そっかぁ…辛いよね。でも治療のストレスから解放されて妊娠するっていうのはよくある話だし、少し休憩してもいいと思うよ」



私「そうだったら嬉しいけど…」



R姉「私で良かったらいくらでも相談のるし話も聴くから!!Rに連絡先聞いて。元気出してね」





ありがたくて、また涙が出ました。









そうだよな。








私には味方がたくさんいるんだもんな。








ちょっとだけ休んで、休んでる間も体づくり頑張って、妊娠、出産、育児に耐えられる強い体を作ろう。







多分、私ならできるかな。








少しだけ元気を出して、多分今年最後の婦人科の受診を終えました。