昨日の午後にcvポートの埋め込み術が終了しました

今回はかなり長い文章です。すいません。


ということで、簡単にCVポートについてまとめました。

⚪️CVポートの埋め込む目的は
血管が無い人や、点滴の針が入りずらく、治療が長期に及ぶ可能性がある人や、私のように抗がん剤を使用する人、食事がなんらかの理由で取れなくなったり、食事だけでは足りない栄養を高カロリーな点滴で補う必要のある人が、持続的に確実に必要な治療を行えるようにする目的で行われます。

⚪️CVポートはどのように埋め込むのか
CVポートは円盤状になっている本体とそこから出ているカテーテルから出来ています。
埋め込む部位は鎖骨下や上腕などに埋め込む場合が多いです。

埋め込む方法は、鎖骨下を少し切開し、カテーテルを静脈に挿入して、留めておくようにし、本体を切開した部分に埋め込むことで、終了します。

⚪️点滴を行う方法は、
良く採血の時に見るような羽のついた針を見たことがある人もいるかもしれません。その羽根つきの針に似た、羽の部分から直角に曲がっている針を直接埋め込まれた本体の部分に刺すことで、点滴の治療を行うことが可能になります。

点滴の度に刺される痛みはありますが、持続して注入する場合には、通常の点滴の留置する針のよう、テープで固定して、何度も刺す必要はありません。

⚪️見た目は目立つのか
埋め込まれてあるところは2センチほど切開するので、傷の跡は多少は残ります。
昔と比べて、ポートも薄くはなりましたが、埋め込まれてポートが皮膚から少し盛り上がった状態にはなるので、見た目が気になる人や肌の露出をする若い人はその辺りも考慮して先生と相談した方が良いかもしれません。

⚪️日常生活に制限はあるのか
埋め込み手術をした後、数日は激しい運動は出来ませんが、その後は日常生活に制限はありません。

ただ、私の経験上で言うと、ポートの部分に激しい衝撃を起こすようなボール運動には気をつけてください。
一度患者さんでお子さんとサッカーしている時にポートに当ててしまい、使用出来なく成ってしまった人がいたので、念の為に

あと、女性は鎖骨の下に埋め込む場合はブラジャーなどが当たる事が気になる方もいると思うので、その場合はポートの位置を先生と相談しても良いかもしれません。

⚪️点滴治療をしていない期間はどうしたらいいのか
点滴治療が終了してもそのままにしておくことは可能です。ただ、点滴を使用しない期間でもポートのカテーテル内の血液の凝固を防止する為に2ヶ月か3ヶ月に1度は血液の凝固を予防する為に薬液を注入する処置が必要になります。

管理が出来そうな方や、若い方は自分でその処置を行えるようにトレーニングして、自宅での自己管理出来る様にする病院もあるので、定期的な受診が困難になる可能性がある人もあらかじめ病院や主治医と相談しても良いかもしれません。

私の今回の経験で言うと、手術室で行いましたが、局所麻酔のみで30分程度で終了しました。
ただ、私は処置する時のおいふというカバーを顔の上にかけられるだけで閉所恐怖症で気持ち悪くなるので、少しボーとする様な薬と点滴の脇から入れて貰いました。

手術後の痛みもありましたが、今は痛み止めで落ち着いてきて、皮膚が弱いのとテープで傷の部分を止めているので、そこが痒くなって来ました。

私は点滴が入りずらく、濾胞性と言うことで今後治療が長いことや再発を繰り返すことを予想して、cvぽーとを入れました。

かなり長々となりましたが、参考になればと思います。他に何か疑問やわからない事があれば、私のわかる範囲であればお答えしますので、聞いてください。
わからない場合はごめんなさい😞