蕭々館日録 | 犬と本のブログ★

蕭々館日録

『蕭々館日録』久世 光彦 (著)

登場人物は、芥川龍之介・菊池寛・小島政二郎。
決して重い話ではなく、彼らがどのような時代を生きたかを
センスある文章で書き綴っている。泉鏡花文学賞受賞作。

これまた忘れられない1冊!
大分前に読んだ本なので詳しい内容は思い出せないけれど、
「印象に残った本は?」という質問をされる度、この本を思い出す。

当時の雰囲気が伝わってくるところがとても嬉しいです。

同じ理由で、一番好きな漫画は『サザエさん』。
あれは一種の民俗学資料だと思う。
私の両親や祖父母が幼少時代を過ごした日本、
たった少し前なのに今の時代とは全く異なっている。
その様子をたった4コマの漫画が教えてくれるなんて素晴らしい!
案外、数十年後には教科書として取り入れられたりして。

とにかくオススメ。『サザエさん』もオススメ。