今年も残り2ヶ月。
残りのレースはOMM JAPAN RACEのみとなりました。
今年はUTMFとCCCの抽選にはずれ、モチベーションが下がってしまい、練習量が激減。
山には行ったけれど、のんびりハイキングが多かったし、ロードをあまり走らず走行距離も例年の6割くらい。
体重は増えちゃうし、このままトレラン引退か・・・とまで考えるほどに。
でも、がんばっている友達の姿を見ると私ももう一度、がんばってみようかと思い直してみたり。
とこんなぐだぐだな私ですが今年1番の勝負レース信越五岳トレイルランニングレース2014走ってきました!
最後から5番目、女子では2番目、21時間57分36秒での完走です
ゴールのゲレンデの上にたどり着いた時、MCの「あと3分です!」という声が聞こえました。
「あ~、間に合った。」とうれしかったなぁ
2年ぶりの信越、ずっとレースで結果がだせないできている私は、信越を走るにあたって、秘かに心に決めていたことがありました。
今回の信越を完走できなかったら、来年のUTMFにエントリーするのはやめようということ。
5:30にスタート。
スロースターターな私はいきなりの登り坂とかちょー苦手。
すぐに歩いちゃう。
応援団の間を通り抜けて、少し先で応援していたセカマスに「もうバテてるよ。」と言われるくらいへとへと。
風邪ひいてるからと言い訳したけれど、実はこれはいつものこと
2Aでサポートのみんなに会った時、一番遅かったけれど、タイム的には予定通り。
斑尾山の登りはそんなにつらくない。
まだ序盤だからね。
3Aまで、下りは足を使わないように、控えめに駆け降りる。
3Aで「次は得意の関川だよ。」と声をかけてもらい、楽しい気持ちで関川へ。
2年前は登りも下りに見えた関川。
今年はそこまでのミラクルはなかったけれど、それなりにがんばって走った。
ここを走らないと完走はないから。
やっと辿り着いた宴会隊の施設エイド、しば漬けとなしがおいしかったなぁ。
感謝感謝です。
4Aにはサポート隊はいなかったけれど、アクティ&いっちーが。
序盤からマメができそうで痛かった両足の親指をアクティにテープを貼ってもらったらすごく楽になりました。ありがとう
コスモスを横目に見ながら進みます。
林道の登りはほとんど歩いてしまったなぁ。
ここを走れるようにならないとだめだよね。
下りになってからはがんばって走った。
でも、なかなか吊り橋に着かない。
やっと吊り橋到着。ゆれる~。
そのあとはスイッチバックの急登。
登りきったところでゼッケンチェックがあり、5Aにコールされます。
その先の牧場もできるだけ走って、5Aへ。
牧場ではチェリーさんの熱烈応援が!
5AにはペーサーのJunくんが待っていてくれる
予定では17:30に到着して18:00に出発だったけれど、できたら17:00くらいに到着したいと思っていた私。
でも、結局17:20くらいかな。
17:40には出発しようとJunくんやエディさんに言われたので、急いで着替えて、かおちんが作ってくれたカップラーメンなどを食べて、荷物を入れ替えて、ライトを装着。
ここからはJunくんが一緒にいてくれるという安心感と胃も足も大丈夫だったので、応援のみんなに「絶対、完走する!」と言って出発。
アクティが「完走する顔してるから大丈夫。」と言ってくれてうれしかった
6Aまでは2年前にかなり消耗してしまった黒姫山の登りと下り。
今回はそこまできついとは思わなかったけれど、すでに60km以上走っているから、やっぱりきつい。
黒姫山を過ぎれば8Aまで少し楽なエリア。
走れるところは走って、きついところは歩いて先へ進む。
ペーサーがいてくれるとおしゃべりしながら進めるから気が紛れて楽
8Aでまたアクティ&いっちーに応援してもらい、おそばを2杯も食べて、元気注入。
8Aを出るときは予定通りの時間だったから、このまま行けば完走できると思っていました。
が、この先の瑪瑙山の登りが・・・。
2年前も登っているから、ある程度きついことはわかっていた。
でも、今回は長かったなぁ。
最初の登りで石川さんに会って、「あと1.2kmだよ。」と言われた時、石川さんは今登っているこの登りが1.2kmだと言ったのに、勝手に瑪瑙山まで1.2kmだと勘違いした私たち。
当たり前だけれど、全然、瑪瑙山に着かない。
最後はゲレンデの横の急登だということは覚えていたけれど、進んでも進んでもゲレンデにならない。
かなり疲れているし、心はポキポキ折れて、時間がすごくかかってしまいました。
やっとの思いで瑪瑙山に到着した時はホッとしたなぁ。
でも、予定よりたくさん時間がかかってしまったのでゴールに間に合うか心配になってきた。
下りでは前の人をパスさせてもらい、走ります。
最後のウォーターエイドを過ぎると林道で、林道は8kmくらいあるから、遅くても1時間前には着かないと間に合わないかも。
でも、なかなか100kmの表示がでてこない。
走っても走っても100kmに着かない。
間に合わないかもと焦る。
やっと100kmの表示があった
この時でどれくらい時間が残っていたのかな?
忘れてしまったけれど、とにかく急がないと間に合わない時間だった。
後ろから石川さんが走ってきた。
「間に合うよ。一緒に行こう!」と。
最後のウォーターエイドに着いた。
さくっと補給して、石川さんたちはまだいたけれど、すぐにJunくんと出発。
ここから林道。
時間内にゴールするにはとにかく走るしかない。
ゆるい下りや平坦は走れる
でも、ゆるい登りになると走るのがきつい。
Junくんに「ゆっくりでも走って!」って言われたけれど、少し歩いちゃった。
でも、ほとんど走った。
自分ではキロ6くらいで走ってるつもりだったけれど、後でかかった時間を考えるとキロ8くらいかな。
ゴールで待ってるみんなが心配してるだろうなぁと思ったけれど、連絡する余裕もない。
ゴールまでどれくらいの距離が残っているのかわからなくて、制限時間に間に合うのか不安だったけれど、とにかく間に合うように走るしかない。
やっとスタッフがいる場所に。
「残り1.9kmですよ。」と言われた時、たぶん15分くらい残っていたのかな。
間に合うねとJunくんと喜んだ
残り1kmになり、ゴールの声も聞こえてきた!
ゲレンデの上に着いて、ふたりで駆け降りて、そしてゴール
時計は21時間57分30秒を過ぎていました。
ぎりぎりだったけれど久しぶりの完走、本当にうれしかった。
叱咤激励して5AからゴールまでひっぱってくれたJunくん、ありがとう
トレランの神様がたぶん、もう少しがんばれと言ってくれたので、来年、もう一度、富士山をぐるっとしてきます。
来年の開催はまだわからないけれど、UTMFのゴールしている私というなりたい自分に向かって、できるだけのことはしていきたい。
まずは3kgやせることと走る生活を取り戻すことかな。