新制度は3日の臨時代表者会議で、NPB11球団の内諾を得た。入札額に約20億円の上限が設けられたことで楽天は難色を示したが、その他の球団はメジャーに挑戦したいという選手の夢を優先した。さらに、かねて要望していた複数球団との交渉が認められたことで、労組・日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)が了承することも確実だ。
国内の意見がほぼまとまったことを受け、この日午前中にNPBの伊藤修久法規部長と大リーグのロブ・マンフレッド最高執行責任者(COO)らが約1時間30分、電話会談した。報告を受けた井原敦事務局長は「交渉中の内容は言えない」とした上で「前向きに進んでいる。前に進むことができた一日であることは間違いない」と大きな手応えを口にした。この時点で日米間で大筋合意に達していた。
新制度案については10月末に入札額1位と2位球団の中間を日本球団が手にすることで、一度は固まった。だが、複数球団との交渉権などを求める日本の選手会が反発。米30球団側も資金力に乏しい多くの球団が反対し、マンフレッドCOOが提案を一方的に取り下げてきた。
その後、伊藤法規部長らが先月26日に渡米。2度の直接会談を行うなど、粘り強い交渉を続けてきた。その中で浮き彫りになったのが、米30球団内の意見の相違。一部の球団がヤンキース、ドジャースなど資金が豊富な球団が優位となる制度の成立に反発した。交渉は難航したが、大リーグ側は入札金額に約20億円の上限を設けることで、資金力のないパイレーツなども入札に参加しやすくし、反対意見を抑えた。
5日も日米間で最終調整を行い、基本合意となる見込み。大リーグの移籍市場が本格化する9日(日本時間10日)~12日(同13日)のウインターミーティングを前に、難航した新入札制度がついに出来上がる。
これいかんでしょ
いやいやたしかにこれで複数球団と交渉という選手のメリットはできたものの楽天の利益は確実に減ってますから
そもそもこれ選手の権利じゃなくて球団の権利のはずなんだけど...
選手会ちょっと権利主張しすぎな気が...