私は占師を生業としているわけですが、
よく
「悪いコト言われたらイヤだから占い行かな~い」
「でもこの前行った占い師さんイイことばっかり言ってくれたよ~?♥」
と言うような会話を耳にすることがあります。
はたまた、
「イイことを言ってください」
とリクエストされることもあります。

皆様が占いに求めるものは様々です。
その求めに応えいくのが占師の仕事です。ですが、、ですが!です。占いは決してその方に都合の良い事柄ばかりを並べ立て、耳触りのよい言葉でお客様を喜ばせるのが、仕事ではないのです。
その方の運気を読み、現在の情況を判断し、その上での行動指針や解決案などを、一緒に探したり提案し、サポートしていくのが仕事です。

それは、クライアント様として私の前に座られた方に、少しでも心が晴れ、自分の目指すモノや情況、世界を手に入れて欲しいからに他なりません。

例えば、
「好きな彼がいるんだけど、でも彼の気持ちが知りたいけど怖いから、、」と仰る方。彼の気持ちが自分に向いていないなら、向ける方法を探せばよいのです。
例えば
「ご縁がなくて…」と仰る方。ご縁は作ればよいのです。その方法を探すのは我々の仕事です。
例えば
「イイコト言われたら良いけど、悪いコトいわれたら凹む」と仰る方。悪いコト、知っといて損はありませんよ?だって、回避策とれますから。イイコトはもっと良い方向に、悪いコトはいかに回避するか、また、如何に少ないリスクでやり過ごすか。その方法を探すのが我々の仕事です。

だからイイ話も耳の痛い話も、同じように聞いて、自分の糧として参考にして欲しいのです。

何も占いに限ったコトだけではなく、普段の生活の中でも、我々は無意識に耳触り良い事にだけ意識を向けがちです。だけども、耳の痛い話の中ににも、スゴく大切なヒントがある場合が多々あります。そこに意識を向けるのは大変シンドイ事だと思いますが、少しだけでも、耳を傾けてみませんか?

ちょっとだけ強くなる自分を感じてみてください。


私もガチで凹むような耳の痛い話、頑張って聞いたりしてますヨー。ほんとに凹むけど、ああ、なるほどー、って納得することしばしばです(笑)