デイビッドは、小学校を卒業すると同時に、農場に働きにでました。
その後、いろいろな職業を経て30歳後半に独立を決意しガソリンスタンドを始めることに。
しかし、・・・
大恐慌と干ばつなどによりガソリン代が回収できなくなり、彼の会社は倒産。
どうしようか考えたデイビッドは、知り合いのガソリンスタンドの片隅に6席だけの小さなカフェを開くことに!その時40歳。
もともと料理には自信があったデイビッドは、料理の素材にもこだわったため、そのカフェは評判になっていきました。
しかし、なんと息子の突然の死、そして火災など人生のどん底を経験した。
それに加えて新たなハイウェイの建設により、車の流れが大きく変わり、客足が遠のき、店を手放さざるを得なくなりました。
店の借金を支払い、彼の手元に残ったのは、やっと生活できるだけのわずかなお金と、店で評判だった料理のレシピだけ。
家も失い、車で暮らす生活が続きます。
その時の年齢は、すでに65歳。
65歳で何をしたらいいというのでしょう?
デイビッドは、途方に暮れたに違いありません。
しかし、彼は新たなビジネスモデルを考えだします。
そしてそのビジネスを成功させようと一軒一軒会社を回ります。
とはいえ、デイビッドの提案を受け入れてくれる会社は現れません。
でも、やっと彼の話を聞いて初めての「イエス」にめぐり合います。
デイビッドは何回目にしてうまくいったと思いますか?
10回? いいえ。
20回! いいえ。
100回? いいえ。
それでは200回目?
なんとデイビッドが断られた回数は、1000回以上になります。
普通なら1000回も断られたら諦めてしまうでしょう。
そしてなんと1006回目の交渉で初めての「イエス」にめぐり合ったのです。
それから何と1年後には、彼のビジネスを受け入れたお店は150店舗に増えます。
そしていまでは、全世界にその店舗は広がり・・・
もちろん、日本においてもその店舗は大きな町ならどこに行っても見かけます。
そのお店が、どんなお店かわかりますか?
あのデイビッド・サンダース、いわゆるカーネル・サンダースのケンタッキー・フライドチキンです。
彼は65歳になって財産を失っても諦めない。
ケンタッキーのフランチャイズビジネスを考え、営業をかけて1000回以上断られても諦めないでやり通した。その精神力たるやすごいものがあります。
諦めなければきっと道は開ける。
だから一回の受験の失敗などで諦めてはいけないのだと思います。
(この記事
に関連して、今回の記事を書きました)
もし、受験や何かほかの事でうまくいかなかったとしてもこんな話をしてあげれば、下手に励ますより、ずっと心に浸透すると思います。
ぜひ、お子さんが何かでうまくいかないことがあったとき、こんな話をしてあげていただければと思います。
ただ、熱々チキンを食べたくなってねだられるかもしれませんが!
あっ、ケンタッキー、食べたくなってきた。
参考図書
●7つの習慣 小学校実践記2
渡邊尚久著
●できる子にする賢母の力
木下晴弘著