自分のいい所を20以上挙げてみてください。
このような課題を課されると20もあげられないという方も多いかもしれません。
どうしても人は自分のダメな部分に注意が集中してしまうことが多いものです。
「~ができない」
「~がない」
「~でない」
そんなダメだと思えることは、いくらでも見つかります。
でも、ダメな部分を見ていると気分が落ちてきますし、へたをすると鬱にでもなりかねません。
だったらいい所を見た方が元気でいられますし、何事にも積極的になれますね。
人生を謳歌するためには、自分を認めてあげる必要がありそうです。
いかがでしょう?
20以上挙げられましたか?
まず、おかあさんが十分に自分を認められると、お子さんのことも認められることでしょう。
次にお子さんのいい所を20個考えて書いてみてください。
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いかがでしょう?
書けましたか?
難しいという方も多いでしょうか?
でも、簡単に挙げられたという方もいらっしゃるはずです。
では、あげられた人とそうでない人の違いはなんでしょう?
優秀で何でもできてというお子さんは簡単かもしれませんが、普通のお子さんでも十分可能です。
例えば、ある小学生はスラスラと「自分のいい所」を書きました。
どんなことを書いたかというと、
靴をはいた
洋服を着た
歯磨きをした
犬のウンチをとる
朝ご飯を食べる
朝、トイレに行く
ごみ捨てをする
野菜を食べる
ご飯を残さない
お友達にいいとこを教える
なわとびを頑張る
おかあさんのお手伝いをする
しせいがいいきれいに書く
先生のお話を聞く
ひとりでおふろにはいる
ママを看病する
~その他!
こんな感じです。
「当たり前」のことを書いていますね。
それでいいのです。
その点で以前にもご紹介した北村年子さんは、この様に書いています。
きっと、この子は、生まれて今日までの間に、はじめて自分で靴を履いた時、一人でお風呂に入ったとき、どんなことでも、何に対しても「当たり前」と思わずに、その成長のひとつひとつを「わあ、すごいすごい」「よかったね」「よくできたね」とほめてくれる人がいたのでしょう。
この子の一挙一動を笑顔で喜んでくれた存在があったからこそ、彼はいとも簡単に「いいところ」をスラスラあげることができたのだと思います。
そして、この子は「お友達にいい所を教える」こともできるのです。
それはやはり、この子がそうされてきたからに違いありません。
どうしても子供さんのできていない面に注意が行くことが多いかもしれませんが、当たり前のことに注目すれば、子どものいい面がきっと見えてくるはずです。
まず、お母さんが、自分のいい所を書いてみることをお勧めします。
そしてお子さんのいい所!
人のいい所探しをしているときっとイライラも減少し、人間関係が楽しくなってくることでしょう。
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