昨日の夜にNHK教育放送で去年(2006年)の9月に新国立劇場公演「ドン・カルロ」ハイライトを放送していたのでHDDに録画して今日観ました!(^^;)
まず・・・序曲や間奏曲等のオーケストラのテンポっていうか、若干ゆっくりな気がした。(^^;)
1986年ザルツブルク音楽祭のカラヤン指揮・演出の時もゆっくりめと感じたけど今回もゆっくりめって感じでしたね。
あとはタイトルロールを歌ったミロスラフ・ドボルスキーはどっちかと言うと・・・ちょっとマッチョ系ドン・カルロって気もしなくも無かった。
私はこれまで「ドン・カルロ」を映像で観たのは1986年ザルツブルク音楽祭の映像と1985年英国ロイヤルオペラのハイティンク指揮の映像と今回で3種類だけですが。。。
まぁ言えば3人の歌手が歌う「ドン・カルロ」を観たのです!(^_^)
ルイス・リマ(1985年 英国ロイヤルオペラ)
ホセ・カレーラス(1986年 ザルツブルク音楽祭)
ミロスラフ・ドボルスキー(2006年 新国立劇場)
ルイス・リマとホセ・カレーラスのドン・カルロはどちらも弱々しかった。。。
特にルイス・リマのドン・カルロはかなり精神的に不安定なキャラに仕上がっていたって感じでした。
その一方で後の2人に比べると今回のミロスラフ・ドボルスキーのドン・カルロは強いドン・カルロって感じがしましたねぇ。
声質はどちらかと言うとスピント系統でヴェルディでも比較的重い役柄を歌ったら似合いそうな声の様に思えました。
それで視覚的にはエリザベッタ命って雰囲気に感じました。
エリザベッタ命的に私自身が感じた点ではルイス・リマと共通している様な気がします。
その反面、カレーラスの方はロドリーゴ命的に感じた。。。(^^;)
だけど、このオペラではロドリーゴは無くてはならない存在ですよね?!
今回の新国立劇場の公演で気になったのはロドリーゴを歌ったマーティン・ガントナー!
声質はバリトンとしてはかなり細めでテノールっぽい声に感じました。
バリトンでここまで細めの声の歌手の歌を聴いたのは初めてでしたが。。。(^^;)
とにかく典型的なハイ・バリトンって感じに思えましたねぇ。
視覚的には彼のロドリーゴは良かったですよ!(*^o^*)
ドボルスキーのドン・カルロと上手くつりあっていて、本当に頼れる友人って感じでしたから。
後は演出に関して色々語りたいのですが、ネタバレしそうなので別Blogに書いてTBを送信させます。(^^;)