フランス空飛びレポ.1 | ア オ + シ ロ 。[sora season]

フランス空飛びレポ.1

さてさて。
フランス ツアレポ、書ける範囲でいってみましょー。

※空飛びに関わる固有名詞はイニシャル表示にしてます。


■出発前日

荷造り、掃除、それからナオトの保存食を作る。
野菜不足にならないように、ラタトュイユを鍋いっぱい。
我ながら良い妻じゃ。うはは。
(ダンナを残して1人で遊びに出掛けるヤツが何を言うか)

そして予定通りの完徹。
これで飛行機では爆睡できるぞー。

■移動日

実は私は、正規の日程よりも1日早く現地入りする先発組。
成田でKさん、Oさんと合流して、
飛行機に乗り込んだ。

Oさんと♪いってきましゅ!
いってきまーす♪

飛行機はKLM。機内食が結構おいしくて嬉しい。
寝て、目が覚めると映画を観たり、本を読んだり。

観た映画は、アイアムレジェンドとサウスバウンド。
アイアムレジェンドは、何か別に?って感じで、
サウスバウンドはちょっと泣いた。

読んだ本は、雫井脩介の「クローズドノート」。
火の粉に比べたらイマイチだなーと思ったら、
あ、これって沢尻エリカが「別に」って言ってたヤツだったか。

アムステルダムで乗り換え。
Kさん、Oさんがひと足先にジュネーブに入り、私はその2時間遅れの便。
1人で何するべ?

やっぱ、アレでしょ。

「Just smokin'」と入国し(空港内は全面禁煙)、至福の一服。
再び出国し、飛行機に乗り込んだ。
ちょっと前までは1人で国内線にも乗れなかったのになあ。
やれば何とかなるもんだ。
(マイナスからだと簡単に達成感が味わえて良いという見本)

お腹が減ったので、空港内でラーメンを食べようと思ったら、
15ユーロ、ってことは、3000円弱ー!?
・・無理。我慢しよう。

ジュネーブには、引率のOKさんが迎えに来てくれていた。
車で約1時間、スイスとの国境辺りにある湖畔の街・ANに到着。
ここで、ツアーリーダーのHGさんとも合流した。
これから1週間、この街を拠点にしてあちこち飛び回る予定。
むふふ♪おやしゅ!

■ツアー0日目

クロワッサンとたっぷりのカフェオレ、ハムとチーズの朝食を食べ、
のんびり8時半にホテルを出発。
今日はAN湖を飛ぶ。

各国から集まったパイロットで賑わうANの離陸場
離陸場はこんな感じ。イイ天気!

Kさん、Oさんはともに毎年このツアーに参加しているベテランさんなので
とっても心強い。

実にアクティブ、とても65歳とは思えないKさん。
Kさん、ちょっと緊張しつつ、離陸。

とりあえず1本めは、まっすぐ着陸場に向かう。
それでも高低差は1000mあるので、
空中から景色を堪能する時間はたっぷり。
ああ、なんて素敵なロケーションなんだー♪

至福のぶっ飛び。
エメラルドグリーンに輝く湖と、木々の緑と、
剥き出しの岩肌の白と、空の青・・・シアワセだあ♪



再び離陸場に上がり、上昇気流が発生してくるのを待っていると、
フランス人(多分)のおじさんが話しかけてきた。

「Are you Japanese?」

「Yes...why?」

おじさんが差し出した手に持っていたのは、

私のサイフ――――――っ!!!!
(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)



中身の免許証の名前が漢字だったので、
とりあえず日本人のものだと判断したらしい。

「It's main! It's maaaain!!!!」
(/TДT)/


私はカードを持っていないので(絶対カード破産するタイプだから)、
多めに13万円をユーロにしていたのだ。
1ユーロも使わないうちに・・・あ、危ねえええええっ!!
ヽ(;´Д`)ノ

「Thank you so much!!!」

すると、良かったね、とおじさんはニッコリ微笑んで、
自分の頬を指差した。

お礼のキスってこと?う、うーん。
(;´ω`)

躊躇っていたけど、おじさんはニコニコしたままその姿勢をキープ。

・・うん、13万円拾ってくれたんだもんね。
オッケーオッケー♪♪

ヘルメットを脱いで、おじさんの左右の頬にキスをした。
( *^з^)-☆Chu!!



本格的に飛ぶのはこれからだけど、
長くなってきたのでつづくー。