友人が某サイトで取り分け離乳食の記事を書いており、

離乳食に「顆粒だし」を用いることについて疑問を抱きつつも肯定していて、
扱いをどうすべきか、少し悩んでいるようでした。
 
なので私なりに考えたこと、実践していることをひとまずお返事しました。
 
今日はその回答のようなお昼の離乳食。
 
●お粥
●かぶとにんじんのやわらか煮 
●湯豆腐
 
見事な手抜き(笑)
しかも時間が無くて、野菜は圧力鍋を使いましたにんじ
{6D6B1784-9CC3-429B-BC95-19B3D237D6F1}

我が家の場合、出汁は塩分が含まれていないだしバックと昆布で作っています。
 
だしバックはこんなのや、こんなの
昆布は北海道の、利尻昆布や日高昆布。 
本業復帰までカウントダウンなので、色々手抜きをしながらやっています。
 
コンソメみたいな味にしたいときは、
野菜を水から煮る時にひとつまみのお塩を入れます。
味見をしても塩分がわからない程度の塩気です。
 
そうすると、野菜の細胞壁から浸透圧で旨味がひきだされます。
それをコトコト煮詰めると、とっても美味しくなります。
 
りんご
 
友人の疑問に対して私の回答は、
顆粒だしを使う生活を脱却して、
きちんとした味覚を子どもに伝える
ことを目標においたらどうだろうか。
 
だからだしは顆粒ではなく、簡単で美味しい出汁の取り方を説明してあげてほしい。
 
本来なら、
 
 削り器でかつお節をけずる。
 昆布は水に浸けて、沸騰直前に取り出す。
 削ったかつお節は沸騰した湯に入れて火をとめ、ざるで漉す。
 にぼしは、はらわたを除いて水に浸けて煮出す
 中華や洋風だしは、動物の骨や野菜の配合で色々な味を出す。
 
…など、出汁の取り方を家庭で教えるのが食育でしょ。
保育園、幼稚園、学校に食育を学ぶ必要なんて、本当は「ない」んだから。
 
もちろん我が家も完璧には出来ません。
でも手間暇かけて作った出汁は、素直に美味しいんです。
時間がある時でいいから、
まずは感動する美味しさを親子で楽しんでほしいな。
 
さくらんぼ
 
また離乳食で考えたいことのひとつは、塩分摂取量。
子どもの腎臓の大きさを考えてみて。
大人と身体のサイズが違うんだから、
処理能力に負担をかけてしまうので、薄味にしたほうがよい。
 
塩分の主成分、ナトリウムは天然にもたくさん含まれているので、
無塩のだしバックにだって、魚や海藻のナトリウムは含まれている。
それを塩分が入った顆粒だしにしたら、
あっという間に一日分のナトリウムが取れてしまう。
 
もちろん食習慣を身に付ける、という指針も大事なのだけど、
身体のこともきちんとうたったほうがいいと思う。
だって、生活習慣病がこれだけ蔓延していて、さらに少子高齢化の時代。 
こんな大変な未来に生きる人の身体を、今作っているんだから、
予防できることは今からやらなくては。
 
虹
 
私自身も今までたくさん栄養指導をしてきましたが、
実際に妊婦になり、出産して離乳食を作るようになり、
指針になっている離乳食の進め方を改めて読むと、
疑問(実際に合わないところ)があることを感じます。
振り返れば反省ばかりです(苦笑)
 
それは追い追い記していきますね。