管理栄養士があなたの”食”をサポート!Un-pasto
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今日はバレンタインデー。
ショコラオランジェを息子と一緒に作りました。
オレンジピールをレンジで溶かしたチョコでコーティングし、
トッピングシュガーでデコレーションしただけの超簡単手作りチョコ。

このチョコレート、普段息子は乳アレルギーで食べることができませんが、
今日のチョコは違います。
製菓材店のチョコレート売り場で表示をじ~っくり穴があくんじゃないかと
思うほどしっかりチェックし、乳成分不使用のものを選んできました。

加工食品の表示には紛らわしいものが多く、『乳』という文字がついただけで食べられないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この表示をしっかり読み取ることで、症状が出ずに食べられるものを見極めることができます。

乳糖、乳酸菌(一部を除く)、カゼイン、乳清(ホエー)、全粉乳、練乳といった表示は注意が必要ですが、乳化剤、乳酸カルシウムは牛乳とは関係がなく、乳製品アレルギー患者でも摂取することが可能です。
また、カカオバターも、『バター』という文字が入っていますが、乳製品とは関係ありません。

ただし、海外からの輸入チョコレートにおける、食品成分表示の誤表示や、同一生産ラインによるアレルゲンの混入などの問題も時々ありますので、十分ご注意を。


今日私が選んだものの食品表示は、カカオ豆、砂糖、カカオバター、バニラエッセンス、乳化剤(大豆由来)で、乳製品はいっさい含まれていません。
ちなみに味は完全なるチョコレート!!
とっても美味しかったですよ~(^0^)☆
息子も初めて食べる美味しいチョコレートにめろめろでした笑

以前一度だけ食物アレルギー患者向けの専門店から、ネットでわざわざ特別な
アレルギー対応チョコレートを取寄せたことがありますが、苦くて加工もしにくくて
正直いまいち。

しかも高い。

配送料をかけてわざわざ取寄せなくても、近くの製菓材店で簡単に手に入れることが
可能です。

値段は664円(150g)!!
アレルギーっ子にも美味しいチョコレートを!!

作り方はコチラ
皆さんは【アレルギー大学】というのをご存知ですか?
NPO法人アレルギー支援ネットワークが主催するもので、
栄養士や調理師といった専門職の方々をはじめ、教職に就かれている方、看護師、外食・食品企業関係者、アレルギー児の保護者などを対象に、食物アレルギーについて体系的に学ぶことができる全国唯一の講座です。

このたび、このアレルギー大学にて講師を勤めさせていただくことになったのですが、
恥ずかしながら、お話をいただくまで、アレルギー大学の存在を知りませんでした。
関係者様のお話では、まだまだ周知されていないというのが現実だそうです。
食物アレルギー患者は増えているのに、食物アレルギーに関する情報が少なく、
専門職の方でさえ、きちんとした対応ができないという場合もあるなか、
こういった基礎から学ぶことができる場というのは、大変貴重だと思います。

もしご興味がある方がいらっしゃったら、ぜひホームページのほうを覗いてみてください。
http://alle-sien.net/alle-dai/html/