母さんの主治医との面談 | 穏やかな日々を・・・

穏やかな日々を・・・

平成24年5月、父が悪性胸膜中皮種と診断されました。そして平成25年4月6日永眠しました。それまでの父さんと家族の記録、そしてこれから穏やかな日々を過ごせるよう願いを込めて綴ります。

今日母さんの主治医と面談をしてきました。


委任状もって^^;



この前母さんが私に言ったことはほぼ間違いなく。


おぉ~、ちゃんと聞いてたか!と。



父さんの時はすごく混乱してたからかな。

今は自分の病気と向き合ってるからかちゃんと先生の

話を聴けたようです。




まず、母さんのC型肝炎は慢性C型肝炎です。

それも難治性のⅠ型。ウィルスの数も多いとのこと。


なので通常のインターフェロンではウィルスを除去することが難しいようで

ペグインターフェロンというものと2つの薬を使って半年間

毎週1回インターフェロンの投与をすることになりそうです。



まずC型肝炎について少し説明しますね。


C型慢性肝炎とは、肝炎を起こすウイルス(C型肝炎ウイルス)の感染により、6ヵ月以上にわたって肝臓の炎症が続き、細胞が壊れて肝臓の働きが悪くなる病気です。初期にはほとんど症状はありませんが、放置しておくと、長い経過のうちに肝硬変や肝がんに進行しやすいことが知られています。

C型肝硬変はウイルスによって壊された肝臓の細胞が線維成分に置き換わり、肝臓が硬くなった状態です。肝硬変のうち肝臓のうち正常な部分によって肝臓の働きがある程度、保たれている状態の肝硬変を代償性肝硬変といい、さらに病気が進み、必要な肝臓の働きが失われた状態を非代償性肝硬変といいます。

現在わが国には100人に1~2人の割合で、C型慢性肝炎の患者さん、あるいは本人も気づいていないC型肝炎ウイルスの持続感染者(キャリア)がいると推測され、“21世紀の国民病”とまでいわれています。


というものです。



そして母さんが受けることになる予定のインターフェロンとは


ウイルスなどの感染を受けたときに高等動物の細胞内、特に白血球、リンパ球などで作られるタンパク質です。抗体のように特定のウイルスにのみ反応する物質とは異なり、非特異的にウイルス増殖を抑制する物質であり、免疫活性化作用、腫瘍細胞の増殖抑制作用なども持っています。現在、医薬品として種々のインターフェロンが承認されていますが、消化器病領域では、B型およびC型肝炎ウイルスによる慢性肝疾患の抗ウイルス治療に用いられ、製剤ごとに対象疾患、投与方法が異なります(表1)。尚、ペグインターフェロンは、インターフェロンにポリエチレングリコール(ペグ)を付加し体内での持続時間を延長したものです。通常のインターフェロンαは週3回の注射を必要としますが、ペグインターフェロンは週1回の注射となります。



その治療は


C型慢性肝炎の抗ウイルス治療は、インターフェロンを主体としたものになります。インターフェロンの治療効果は、ウイルスのタイプ及び量に左右され、タイプ1型は2型より効きにくく、ウイルス量が多いとより効きにくいことがわかっています。現在、初回治療症例に関しては、表2に示すような治療選択が、ガイドラインとして推奨されています。  

インターフェロンが効きにくい高ウイルス量症例には、ペグインターフェロンとリバビリンという経口抗ウイルス薬の併用が標準治療となります。日本人に多く、難治性であるタイプ1型・高ウイルス量症例に対しては、インターフェロン単独治療では約5%の方にしかウイルス消失すなわち治癒が望めませんでしたが、ペグインターフェロンとリバビリンの併用治療を48週間行うことで、約半数の方に治癒が得られるようになりました。



一番心配なのは副作用。


先生に聞いたところによると、全身の倦怠感や熱発、脱毛(少し薄くなる程度?)

鬱状態・・


実際には人によってはやり違うので母さんにどんな副作用がでるのかはわかりません。

それに毎週病院に行ってインターフェロンをしなければいけないことが

できるのか・・・


なので一応導入期には2週間程度の入院をお願いしました。

そこである程度見極めたいと。





半年間、毎週しなければいけない治療。

時間もそうだし、本人のメンタル面、家族の対応、これからいろいろなことを

考えないといけません。



先生に聞きました。

もしインターフェロンをしなかったらやはり肝硬変になり肝がんに移行しますか?って。



先生の答えはそうですね。。。


でも肝硬変にならずに肝がんになることもあるそうです。



母さんの年齢は67歳。


インターフェロンをするにはぎりぎりの歳のようです。


70過ぎていくとなかなかもうインターフェロンに踏み切ること難しいということ。



実際は12月に再度受診をしてどうするかの最終判断をします。



11月にやはり経口の飲み薬の新薬がでるそうで

それが今までよりも副作用がでにくくなるお薬だそうです。


その薬ともう一つの経口の薬、そしてインターフェロンの注射をしていきます。






ということで次回は12月。





母さんに電話をしてちゃんと話きけてたことを報告(笑)



そして12月は一緒に行くからね~と。



そしたら母さん・・・「ゆかりちゃん?12月の何日だっけ?」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こら!





いつものおとぼけな母でした(笑)






たぶん年明けから治療を開始します。



みんなでまた力を合わせて乗り越えなきゃですね。