yu_kaのいいかげんは良い加減

yu_kaのいいかげんは良い加減

2009年リンパ腫、2011年腹膜がんになりました。
病気のこと、日常のこと、ねこのことを良い加減でいいかげんに綴ります。

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またサイバーナイフでの治療が決まりました。

昨日と今日、転移した背中(背骨)の治療のためのCTとPETを撮り、来週からサイバーナイフの治療にS病院へ行くことになりました。


先日の血液内科。
実は、先月から左腋下(左胸外側)に何やらアヤシイしこりがありまして(@_@)
婦人科で触診してもらったところ、
「うーーん、これは血液内科の領域かなぁ。次に受診する時に診てもらって」と言われ、
「このタイミングでリンパ腫再発⁉︎    いやー、カンベンしてぇ(´□`。) 」
と思っていたのでした。

しこりの場所も6年前と同じ。
私が患った濾胞性リンパ腫特有の症状もあり、夜な夜なリンパ腫の再発治療をネットで読み漁ってはうんざりというかどんよりしていました。

診察の結果、血液内科主治医の一言。
「そうかもしれないねぇ。そうだとしてもねぇ…。」
ですって。

要するに、すでに肺や肝臓、背骨に転移している以上、腋下のしこりがリンパ腫の再燃だったとしてもリンパ腫にしか効き目のない治療をする意味がないようです(_ _。)

そこはさすがに言葉を選びつつ、オブラートに何重もくるんでくれましたが、意味するところは時間とお金のムダってことでしょうか(ミもフタもないなぁ)。

針生検くらいはあるかなと覚悟してたのでホッとしつつも、現実を突きつけられてちょっと凹みました。
いつになくMRIやCTの画像をじっくり診て、
「僕が口出すのも何だけど、背中、痛いんでしょ?  放射線やった方がいいよ。婦人科の先生にそう伝えて」
と言ってくれました(あな珍らしや(@_@))。


そして婦人科の外来日。
「背中の放射線をお願いしよう、できるならサイバーナイフで」と思いつつ診察室に入りました。

まずは前回ロキソニンからトラマールに鎮痛剤を替えたのにまったく効かなかったこと、背中の痛みが辛すぎて家にいる時はほぼ寝ていることを訴えました。

すると、「血液内科の先生が…」なんて言い出すまでもなく、
「背中の治療しましょう。サイバーナイフがいいね。S病院に外来予約入れますね」と、話の早いコワモテ主治医。
鎮痛剤もロキソニンに戻し、レスキューとしてオキノームが出ました(今のところ、たいして効かないのですが(ノ_-。))。


さー、年内にやっつけられるかな?
ネットを読み漁ると、この段階でのサイバーナイフは完治目的ではなく痛みの除去のための緩和的治療だと。

半年ぶりのS病院放射線科の先生は、持参したMRIの画像を見ながら、
「あー、これねー。
これは痛かったでしょう、よく我慢してるねー。腎臓近いからねぇ、痛いよね、早くやりましょうね」
と言ってくださって、それだけで涙が出そうでした。


正直、背中の真ん中にある腫瘍と背骨の1/3くらいに達している骨転移にサイバーナイフかけるのはけっこう怖くて憂鬱だったりします。

前回のサイバーナイフでは、肺と左側恥骨の治療をしました。
悪いモノは消えたかわりに骨がとけてバランスが狂い、股関節にかなりの痛みが出ています。

サイバーナイフの治療自体は痛みもないのですが、治療後どんな症状が出てくるかわからない。
転移は脊椎にまでは達してないものの、背骨を覆うように腫瘍があって、万が一、神経やられたら歩けなくなるな、なんて。
考えれば考えるほど恐ろしくなります。

が、放っておいたところで、背骨の転移が進み、やはり神経に達したら動けなくなります。
ならば腹をくくってやるしかないと自分に言い聞かせているところです。

行ってきまーす!
あちこち痛い、と前回の記事に書きました。

相変わらずの背中、脇腹、腰、股関節から左脚付け根部分、右膝、右肩、右肘。
ニューフェイスは右肘です(x_x;)

痛みの種類も、体部分はどよ~んと重だるい痛みやズキズキする痛み、脚の付け根はキリキリしたりピキピキした鋭い痛み、手脚は動かした時に響くズキッとくる瞬間的な痛みからジンジンする痛み。

全部が常に同時に痛むわけではありませんし、その時によって痛みの強さも違いますが、だいたい2,3箇所はいつも痛いです。
毎食後ロキソニンを飲んでいますが、日によっては2錠飲むことも。

特に朝イチや食後、背中から脇腹にかけて痛みと圧迫感が辛いので、薬を飲んで効くまでしばらく横になっています。
朝は今までより1時間早く起きて身支度を済ませ、早起きした分、横になってウトウト。

寒くなってきたので、猫娘2号が二度寝のベッドに潜り込んできて脇のあたりに両手を揃えて顔を乗せ、グルグル喉を鳴らしながら暖めてくれます。
遅刻するとシャレにならないので、目覚まし時計とスマホのアラームとキッチンタイマー総動員です(;^_^A


先日、思ったより早く婦人科が終わったので、整形外科を受診しました。

膝と背中のレントゲンを撮り、若い先生がおっしゃるには、
「膝は軟骨が減っていますね。背中はちょっと気になるところがあるからMRI撮りましょう」と。

で、先日撮ってまいりました。
画像を見ると、背中の真ん中あたりにモヤモヤとした白い影が広がりそこだけ骨が見えない状態。

「先生、これは背骨に骨転移してるんですか?」

「おそらく。
組織検査をしないと断定はできませんが、これまでの経過からするとまず間違いないでしょう」

やっぱりなー(-_-#)

かれこれもう半年以上続くこの痛み。
思えば、4月のサイバーナイフの頃からなので、あの時恥骨の骨転移が判明して治療してもらったけど、背中にもすでに写真に写らない病変があったんだろうな。

整形の先生にお聞きしたところ、「疼痛管理は婦人科の主治医のもとでしてください」、と。

「病変が神経を圧迫すると下半身不随になるのでその時は手術という手もありますが、取りきれないのでしばらく様子見で」とのことでした。

どんどん大きくなることを心配した私に、

「8月からランマークを打ってますよね。あれは骨転移の治療薬なので、打ち続けて小さくなる可能性もありますよ」と。

うーん、思うに婦人科の主治医は、この背中が骨転移だってわかってたんだろうなぁ。


痛みはどうにもウツウツとした気持ちを連れてきます。
「痛いなあ」が「これ、ずーっと痛いのかな」になり、「どんどんひどくなるのかな」から「痛みがなくなる日はこの世にいないんだろうな」に発展すると精神衛生上よろしくないのですぐ横になって眠ろうとします。
いわゆる寝逃げ、ってやつ。
眠っている間はネガティブな考えはおきないから。
もちろん横になると背中から脇腹の痛みは多少楽になるからですが。
そんなこんなで過眠気味。
仕事終わって帰宅すると着替えてベッドへ直行、休日は1日の9割方ベッドにいます。


それでも楽しい時間を過ごさせてくれる友人たち。

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オイスターバーで、食事の支度もままならないと愚痴った私に、解凍したらすぐに食べられる品々を送ってくれた友人。
手作りの料理を届けてくれて買い物に付き合ってくれる友人たち。
ありがたくてありがたくて涙が出ますo(_ _*)o


今週の血液内科と来週の婦人科の受診で今後の治療が決まります。
化学療法なら年明けからにしてほしかったけど、そんな悠長なこと言ってる場合じゃないのかもしれません(ノ_・。)
でも、暮れに向かってお楽しみの予定も入りつつあります。
そちらに頭を切り替えてなんとか乗り切りたいものです。

シルバーウィーク突入前に放射線治療全5回を終えました。
(いつの話だ(^^;;、そしてすみません、今回も長いですm(_ _)m)


先の放射線科受診で、治療に対する不安はなくなったと思っていました。最終回までは。

治療は午後からだったので、最初の1,2回は仕事の休みの日に友人と楽しくランチしてから病院へ。
残り3回は午前中仕事して慌ただしく病院へ。

人影まばらな地下2階で待つことしばし。

名前を呼ばれて部屋に入ると、放射線科の女医さんと看護師さんが2,3人。
着替えて横になるのですが、内診の時に使うような足置きがベッドの端にあり、足を乗せてから横たわります。

内診と同様、まず消毒。
そして器具を装着しガーゼで固定。
初回は何をされるのかわからなくて怖くて、散々先生に「チカラ抜いて~」と言われましたが、2回目からは大丈夫でした(最終回を除いて(ノ_-。))

この段階で下半身にはバスタオルがかけられて、男性の技師さん達が入ってきてバタバタと周りで作業します。

まず、毎回最初に画像を撮ります。

外部照射の場合は、照射位置(胸やらお腹やら背中やら)にマークを付けるそうですが、腔内照射の場合はそんなわけにはいきません。
都度画像を撮り、それをもとに照射位置を計算した上で照射が始まります。

計算中、少し(10分~20分)待たされ、しばらくすると「今日の照射は◯分ですよー」と教えてくれます。2回目までは4分ちょっと、3回目以降は2~3分でした。

照射が始まると小さくキュイーンだのゴゴゴゴなんて音と共にかすかな振動が伝わってきて、毎回ドキドキしていました。

抱くイメージは、草原の一箇所に枯れた部分があって、そこに柔らかいレーザー光線みたいな光が降り注ぎ、枯れた部分がキラキラ輝きながら天に昇って行ってその場所が再生する、そんな感じ。


照射が終わると、まず技師さん達が周りで作業し、それが終わると先生と看護師さんが装置を除去し再び消毒して着替えて終了。

私の場合、受付してから会計にファイルを出すまでだいたい40~50分くらいで、回を追うごとに短くなっていきました。


しんどかったのが最終回。
消毒段階から痛くって、画像を撮っている時に涙がポロポロ溢れてきて止まらなくなってしまいました。
治療で泣いたのは気管支鏡以来です。

この時は、前の時間帯の人が長くかかり、誰も悪くない小さな行き違いがいくつかありまして。
私が部屋に入る時にパキパキ女医先生がものすごくイライラしていて、独り言のように文句を言ったり(私に対してではないのでしょうが)、看護師さんを叱ったり。
それを見ていて、「うわー、先生怒ってる(><;)
、処置が乱暴だったら嫌だなあ」と思ってしまったのがアダとなり、案の定、力がうまく抜けず痛くて痛くて。

とどめに、照射が終わって体を起こす際、看護師さん達は「たいへんでしたね、もうこれで終わりですからね」などと優しい言葉をかけてくれるのに、先生は「何で泣いてるかわかりません」と言い放ってくれました。

「あぁ⁈    先生の処置が痛かったんです!」

なんて気の弱い(嘘です(^^;  弱くはないけど小心者です)私が言えるはずもなく、これで止まりかけた涙がまたこみあげて。゚(T^T)゚。
しばらくトイレにこもってしまいました。


帰宅して友人や妹に盛大にグチをこぼしていたら、妹が、
「なにそれ!  ひどい!  明日病院にクレーム入れるからその女医の名前教えて!」
と言い出し、
「いやいや、大丈夫だから(+_+)」
となだめるのがたいへんで。

振り返れば、泣くほどの痛みじゃなかったと思います。
いつもより処置が特別荒かったわけでもなかったような。

先生が機嫌が悪いことからの恐怖心で体がこわばってしまったことと、最終回で多分粘膜が荒れていて普段より痛みを感じやすかったことに加えて、心の奥の「こんなことしたくない」気持ちと、今日でやっと終わるという気持ちが一緒くたになって涙が止まらなくなったような気がします。

先生に対しても、最初の説明は理性的で質問にも丁寧に対応してくれていたし、怒る気持ちではなかったのです。
まあ、もう二度と会うこともないだろうと思ったことも事実ですが(^_^;)


何はともあれ、終わってホッとしています。
副作用はないということでしたが、排尿時の違和感は3回目あたりから顕著になり、いまだに消えてくれません。
時間経過とともに良くなると言われていますが、この病気の最初の兆候が排尿時の違和感だったことを思い出してしまいちょっとイヤな感じ。

だるさも多少ありましたが化学療法と比べものにならないくらい軽く、これは放射線からというより仕事帰りに治療にいくことでくたびれた、ということでしょう。


婦人科外来では、来月CT撮ってその結果を見ながら次の治療を考えましょうと言われました。
4月のサイバーナイフで、肺の大きめ腫瘍の治療はしましたが、小さいのがいくつかあってそれがどうなっているかで決まるようです。

あちこちの痛みと折り合いをつけつつ、治療のない時を楽しまなくちゃと思うもののなかなかうまくいきません。


気がつけば秋真っ只中。
ねこ娘達は夏はそれぞれお気に入りの場所で寝ていますが、9月に入ったとたんくっついてお団子になっています。
夜は2号を腕枕。
朝、目覚めた時に温かいふわふわからゴロゴロ聞こえてくると幸せな気分になってなかなかベッドを離れられません。

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また始まるであろう治療のことはできるだけ考えずに、楽しい予定を入れていこうと思います。