高卒認定一カ月勉強法:数学 | ゆる勉

高卒認定一カ月勉強法:数学

 
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 高認では数Iのみが必要です。Aは必要ありません。中学校~高1で習う内容だと思ってください。
 出る問題も毎年似通っているものが出るので、それを解くための必須の公式(解法)は限定されています。


 高校で数学が得意だった人・理系に進学を考えている人は特に問題なく解けるレベルです。
 過去問でよく出るタイプの問題を確認し、それぞれ解けるようになればいいので中学レベルから独学をしたとしても、範囲は狭いと言えば狭いです。




 中学までの範囲は、一応全てやっておいた方が良いです。
 (時間の無い人で中学数学を全て忘れてしまった/やっていない人は、それなりに大変かもしれません)
 が“完璧にしていないと無理!"というわけではないです。
 中学の範囲をある程度やってあるといい、という程度です。


 さすがに分数がアヤシイ人は(何故か現役の中高生にとても多いです)ここまで戻る事。
 小学校のころよくわからなくても、高校ぐらいになれば驚くほど良くわかるということもあるし、思い切って戻ったとしてもそこまで時間はかからないです。


 平方根、関数、2次方程式、因数分解は中学の内容をそのまま数IまでやってしまってもOKです。
 (中学の勉強が全部終わってから数Iをやるのではなく、中学の平方根をやったら、高校の平方根に繋げる、という感じです)



 不等式は、あまり難しい問題も出ないので基礎をしっかりとやり、簡単な文章題に慣れておくといいです。ところでこれ、私が中学生の頃はやらなかったようなー…記憶があいまいなのかな。
 最近の高校入試を解いたらばっちり載っていたので、中学で既習するものだったのかもしれません。
 
 二次関数は応用まで問われるので、完璧を目指すのであれば時間をかけて。出る問題は応用的とは言え、パターンがしっかり身に付いていれば解けます。

 三角比は中学の続きの三角形の定義から・正弦&余弦定理と“覚える”事が多いです(表まで覚える)。いわゆるサイン・コサイン……という謎の暗号をブツブツ呟き、余白に表をコリコリ書くというちょっと異様な解き方になるアレです。
 個人的には面白い分野だと思うし、計算が嫌いな人も、頭の中でくるくる動く三角形が少し可愛く思えてくるはず(と以前言ったらヘンタイ扱いされた……)。いやいや、ほんとほんと。


 ちなみに“計算部分だけ"で合格点は取れます。
 中3の比較的難関公立向けの受験勉強をした人がそのまま受けたとしても受かる、ぐらいの難易度です。


 とにかく、必要なのは数Iのみなので参考書・問題集もそれに合ったものを用意してください。白チャートやこれでわかる、はじていなど、“数I分野”についてやさしくわかりやすく、基本をしっかり出来そうなもの。
 

 
 特に独学の場合、難しい問題集に手を出さず“基本”から理解していくようにしないと、数学は大変です。



 因みに、のんびり中学からやる時間が無い場合


 ■過去問(高認になってからのもの)・参考書(中学校~数I程度のもの)を用意■

 過去問を解いてみる

 ↓

 解けない問題がある場合、解答・解説を見ず、参考書などで解法に使えそうなものを調べる

 ↓

 (参考書などを見ながらでもいいので)解法を使って解く※どうしてもわからない場合を除き、とりあえず解答はこの時点では見ない

 ↓

 解答・解説を確認し、間違った箇所は解法を丸覚えする

 ↓

 もう一度、今度は参考書などは見ないで過去問を解く

 ↓

 間違えた部分・解けたが曖昧だった部分を参考書で確認する(あるいは誰かに質問する)
 また、わからない部分だけをWEB講座などを受講する。

 ※間違えた理由や曖昧な部分を明確にすること。これはうっかりの“ケアレスミス”だな、という場合は実は少ないです。


 を繰り返すことで、ある程度の気力体力底力があれば高認に受かる程度の学力(解答力というか…)はつきます。
 どちらかといえば私はこのタイプの方がやりやすいです……が、あまり使わない定理などがスパーン!と抜けていることがあるので、時間のある人は積み重ね型と並行した方が良いです。
 
 自分がどのぐらい学力があるのかわからない人も(昔数学は得意だった気がするけど全然やっていない、など)、集中して一気にやりたい人もここから始め、苦手分野を埋めてもいいと思います。



 ただ、一番重要なのは計算力なので、中学程度+αの“理解"が出来ているのであれば、計算する力を鍛えることをメインに据えるのも一つの手段だと考えます。
 高認の合格点はとても低いので、『出来る計算でミスをしない』ことだけで受かる可能性が高いからです。
 





 以下は参考URLと参考書。

 NHK高校講座数学I
 
 数学に限らず、NHK高校講座は独学の強い味方となります。下手すると生で講義を受けるより何倍も良いので、先入観を持たず見てみてください。

 不忍堂

 こちらも『高認数学』に的を絞ってあり、テキストも受講も無料なWEB講座です。高校講座より更に詳しく(小・中学校の範囲まで戻って)説明が加えられています。



 
 高校これでわかる数学I+A―基礎からのシグマベスト

¥1,470
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 全部やる必要はないものの、全部やってもいいです(高認にAが要らないのは確実なので、そこに手をつけるのは後で)。

チャート式基礎と演習数学1+A

¥1,680
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 チャート式では一番易しいです。青以外必要ないという人もいますが、初習、独学、といった人にはこちら。


小・中・高の計算がまるごとできる―足し算・引き算から微分・積分まで/間地 秀三

¥1,680
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 これは“計算”に特化した本。小中学校あたりから不登校だった人や、数学に全く自信が無い人、普通の参考書が既に難しく感じられる人は、これの小学校からやってみるといいかもしれないです。





 最後に、計算力を鍛えるならコレ。

高校入試突破計算力トレーニング

 高校入試用ですが、これで充分すぎるほどです。
 大学受験用の下地としても、非常に有効であると考えます。 
 

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