キングの法則とは、「穀物収穫高が平年より▲10%、▲20%、▲30%、▲40%、▲50%減少した場合、穀物価格は前年より30%、80%、160%、280%、450%と幾何級数的に騰貴する」というもの。
そこで、気になるニュースが、
「モンサント社の遺伝子組み替え作物に耐性を持つ虫が現れ、驚くべき速さで繁殖している。このままでは、とうもろこしが全滅する恐れさえある。干ばつで穀物の成育が急減しそうな現在、本当に恐ろしい。
西部に出現したRootworms(根切り虫)は0.1ミリに満たない小さな虫だが、遺伝子組み換えとうもろこしを食べてしまい、モンサント社のバイオ農薬Btは完全にお手上げの状態となってしまった。しかも、この耐性を持った根切り虫は成虫になるのが早い。 米国環境保護局(EPA)は以前、「モンサントの作物はしばらくすると、虫に食い荒らされるようになる」と警告していた。また今年3月には、22人のとうもろこし専門家が「遺伝子組み換え産業の崩壊が起きるかもしれない」と懸念していたが、それが現実のものとなった。現在、アメリカが供給するとうもろこしの94%が遺伝子組み換え作物である。」