難病のマネージャー清峰・平川君 | ゆじめぐ

難病のマネージャー清峰・平川君

高校野球でマネージャーと云えば
女子がやっていて、その回りに淡い青春が
渦巻いているのを思い浮かべたりするけども
(……妄想?w)


今年のセンバツでPLを破って決勝戦に登りつめた
清峰(長崎)のベンチには3年生の男子が座っている。


彼・平川太一君は入学から1年後に甲状腺機能障害を発症し
選手生命を絶たれてしまったが、親友の励ましで立ち直り
彼は甲子園に来ることができた。

選手ではなく、マネージャーとして。



「----甲子園でプレーし、プロ野球選手になる」

そう夢を抱いていた彼が昨年の6月
突然の1週間も続く高熱に襲われ
しびれと震えが止まらなくなった。

医者から甲状腺機能障害と診断された。



「投薬治療が長く続くから野球は諦めなさい」


涙が溢れ、頭の中が真っ白になった。


同校の吉田監督からマネージャをやってみないかと
いわれ、"もう選手はできない"と眠れない日々が続いた。



しかし彼は1ヶ月後、

"野球から離れることだけはやめよう"と
マネージャーを引き受けた。


球拾いやデータ処理、選手と監督の橋渡し…
慣れない仕事にクタクタ。


野球への未練を断ち切れないのが何よりもつらかった。




"野球をやめようか…"そう考えていた時に
親友の有迫選手がこういった。


「おれがお前を甲子園に連れて行くから」



ドラマや漫画で良く耳にしそうな台詞だ。


だけど真顔でそういいきった彼の言葉に
モヤモヤと渦巻いていた思いが吹っ切れた。

それからは積極的に動くようになり、
マネージャのやりがいと楽しさも知った。
監督も平川がいないとチームが持たない、という程
信頼をよせるようにまでなった。


センバツの出場が決まって、
平川君は有迫選手に「ありがとう」といった。

彼は「甲子園に連れて行くって言っただろ」
とはにかんだそうだ。






くぁー、なんかアレだねぇ。


青臭い男女の話は悶えてゴロゴロ転がりそうなくらいかゆいけど、
男同士の約束というかなんというか。

今日の決勝戦で物凄い点差で負けてしまったみたいやけど、
よくここまで登りつめたもんだ!

なかなか人の為にここまできばってあがっては来れないですよ!




よくがんばったね、おめでとう!


ゆじはラジオでこの話を聞いたんだけど、
元は毎日新聞の夕刊に掲載されてた記事みたいですな。

元記事を書いた記者さんに感謝もこめて!


情報元の毎日新聞の記事

迷い断ち切ったエースの励まし/難病のマネジャー清峰・平川君(毎日新聞)