ネパールの次は、インド編です。
アジアで一番衝撃を受けた町、インド、バラナシ。
無秩序に見えて秩序のある町。
死がすぐそばにある町。
すべてを受け入れてくれる母なるガンジス川(ガンガー)がある町。
2012年9月27日
のーんびりと楽しく過ごせたネパールの滞在を終え、
仲間ともお別れし、旦那さんと2人でインドのバラナシに向かうことに。
飛行機なら220ドルで45分、
バスならスノウリという陸路国境越えを含めて20ドルで24時間。
お金の節約も大事だけど、今回は
「チベット→ネパール→インドを全部陸路で超える」ってとこに
こだわっていたので、バスを選択。
もはや意地!?(笑)
バス選んだのはいいけど、
これが想像を遥かに超える過酷な移動になることを、
この時はまだ知りませんでした…
まず、カトマンズ発のバスターミナル。
めちゃくちゃ人が多い。
書いてることが全く読めない。
そして、なにより不安だったのが、
ツーリストがいない。
まさかのローカルバス!?
そんなの聞いてなかった…
というか、ツーリストバスかどうかを確認するという
知識すら、この時はなかったのだ。
でも、もう遅い。
もう乗るしかないのだ。
結局出発時間になっても発車せず、
1時間経っても、運転手はずっと客引きを続けている…
そういえば、この間偶然テレビで見たけど、
ネパールとかインドのバスって、個人経営のものがほとんどで、
彼らは少しでも利益を出すために、
基本的に満席にならないと発車しないのか、と納得。
結局1時間半待って、満席になってから無事出発。
しかし、災難はこれだけでは終わらなかった…
我々のバスは国境スノウリまで行く予定だったはずなのに、
深夜4時に突然停車し、他のバスに乗ってくれと道端に放り出されたのだ。
何が何だか意味がわからなく、
現地の人が文句を言ってくれると思いきや、
彼らも呆然と立ちつくすだけ。
追いつめられて仕方なく、
旦那さんが去ろうとするバスを引き止め、猛抗議。
結局、通りかかった超定員オーバーのバスに乗ったものの、
これも国境まで行かず、最後はジープを拾って何とか到着。
お尻痛くて、一晩全く寝れてないけど、
この状況下では、もう眠いのもどっか行ってしまって、
「どうなっちゃうんだろう?スノウリまで着けるかな?」とずっと緊張しっぱなし。
無事国境まで着いて、乗り換えたら、
インドのバスはこちら!
外見は普通だけど…
中はボロボロ
このバス本当に動くの!?って感じだった。
こちらは始発駅だからなのか、
旦那さんと2人だけだったけど、
時間になって無事発車してくれました。
ひとまず安心。
ここから12時間、私たちは、
始発から終点までぶっ通しで乗ったことになりますが、
その時は、「こんなもんかな」って感じで頑張れたんだけど、
あとから考えたら、完全にチケットを手配してくれた
ネパールのおっちゃんに騙されたんだなと確信しました(笑)
インドの街並み。
ここまでは東南アジアでも見慣れた風景と近いですが…
ここからがすごいんです!!
もう、人、人、人!!
そして、汚い!!!!!!
バラナシに着いたのが夜で、
苦労してやっと着いたと思ったら、
牛、ヤギ、馬がそこら中にいて、
ものすごい臭気…
その異様な光景に驚いたというか、
まだ状況を飲み込めずにいたんです。
旧市街の近くまでリクシャに乗って行き、
そこから先は歩いてじゃないと入れないといわれ、
泣く泣く下りることに。
道は暗く、細く、法則性のない迷路のよう。
重い荷物を持って、なんとか自分を落ち着かせようと
頑張ってゲストハウスに向かって歩いてたら、
突然何かを踏んで転びかけて、
思わず「わーっ」と大声を出して、
旦那さんを驚かせてしまったんです。
足元をよく見ると、サンダルの底に思いっきり
牛のウンチがついているじゃないか…
「あーもうやだ」と本気で泣きそうになりました。
その晩はもう本当にくじけそうになりました…
でも、一晩明けて、
朝のバラナシの風景を見ると、
いい意味でものすごく「惹きつけられる何か」を感じたんです。
あたりでは一番高い建物である
私たちが泊まっていたゲストハウスの最上階からの眺め。
すぐそこに、火葬場がある。
煙が出てるのわかるかな?
ガンジス川(通称ガンガー)沿いに、家が密集している。
暑いからなのか、みんな屋上で寝ている。
家族みんなで川の字になりながら寝そべっている姿、
すごく幸せそう!!
子供達が挨拶してくれている!
可愛い~
もちろん、その辺に猿🙉も普通にいるんだけどね(笑)
最初はびっくりしたけど、この風景にもだんだん慣れていきます
旧市街を歩いてみた。
慣れないうちは、この混沌とした街を散歩してるだけで
ものすごく疲れる。
昨日ゲストハウス「PUJA」までの道をもう一回歩いてみた。
もう本当に迷路!!
執拗に話しかけてくる人、
モノを売ろうとする人、
道端に寝そべる人。
そして、犬、猫、猿、ヤギ、牛。
無数のウンチとゴミ・・・。
これだけ見ると、
インドってただの「汚いとこ」って思うかもしれないけど、
道は何回か歩いているうちに慣れるし、
不思議なことに、牛とか猿とか、だんだん友達に見えてくる。
私たちには混沌とした無秩序に見えるこの町が、実はすごく秩序があるのではと感じる。
火葬場の煙を吸いながら食事をするのも、だんだん抵抗なくなる。
「死」が近くにあることを、怖いことではなく、ごく自然なことに思えてくる。
そう思える理由、まだちゃんと言葉にできないけど、
今は肌で感じることで精一杯。
インド、バラナシ、すごく興味深い町だ。
最初の印象が強烈過ぎて、一度はくじけそうになったけど、
好きになれるかも、と思った。
つづく
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アジアで一番衝撃を受けた町、インド、バラナシ。
無秩序に見えて秩序のある町。
死がすぐそばにある町。
すべてを受け入れてくれる母なるガンジス川(ガンガー)がある町。
2012年9月27日
のーんびりと楽しく過ごせたネパールの滞在を終え、
仲間ともお別れし、旦那さんと2人でインドのバラナシに向かうことに。
飛行機なら220ドルで45分、
バスならスノウリという陸路国境越えを含めて20ドルで24時間。
お金の節約も大事だけど、今回は
「チベット→ネパール→インドを全部陸路で超える」ってとこに
こだわっていたので、バスを選択。
もはや意地!?(笑)
バス選んだのはいいけど、
これが想像を遥かに超える過酷な移動になることを、
この時はまだ知りませんでした…
まず、カトマンズ発のバスターミナル。
めちゃくちゃ人が多い。
書いてることが全く読めない。
そして、なにより不安だったのが、
ツーリストがいない。
まさかのローカルバス!?
そんなの聞いてなかった…
というか、ツーリストバスかどうかを確認するという
知識すら、この時はなかったのだ。
でも、もう遅い。
もう乗るしかないのだ。
結局出発時間になっても発車せず、
1時間経っても、運転手はずっと客引きを続けている…
そういえば、この間偶然テレビで見たけど、
ネパールとかインドのバスって、個人経営のものがほとんどで、
彼らは少しでも利益を出すために、
基本的に満席にならないと発車しないのか、と納得。
結局1時間半待って、満席になってから無事出発。
しかし、災難はこれだけでは終わらなかった…
我々のバスは国境スノウリまで行く予定だったはずなのに、
深夜4時に突然停車し、他のバスに乗ってくれと道端に放り出されたのだ。
何が何だか意味がわからなく、
現地の人が文句を言ってくれると思いきや、
彼らも呆然と立ちつくすだけ。
追いつめられて仕方なく、
旦那さんが去ろうとするバスを引き止め、猛抗議。
結局、通りかかった超定員オーバーのバスに乗ったものの、
これも国境まで行かず、最後はジープを拾って何とか到着。
お尻痛くて、一晩全く寝れてないけど、
この状況下では、もう眠いのもどっか行ってしまって、
「どうなっちゃうんだろう?スノウリまで着けるかな?」とずっと緊張しっぱなし。
無事国境まで着いて、乗り換えたら、
インドのバスはこちら!
外見は普通だけど…
中はボロボロ
このバス本当に動くの!?って感じだった。
こちらは始発駅だからなのか、
旦那さんと2人だけだったけど、
時間になって無事発車してくれました。
ひとまず安心。
ここから12時間、私たちは、
始発から終点までぶっ通しで乗ったことになりますが、
その時は、「こんなもんかな」って感じで頑張れたんだけど、
あとから考えたら、完全にチケットを手配してくれた
ネパールのおっちゃんに騙されたんだなと確信しました(笑)
インドの街並み。
ここまでは東南アジアでも見慣れた風景と近いですが…
ここからがすごいんです!!
もう、人、人、人!!
そして、汚い!!!!!!
バラナシに着いたのが夜で、
苦労してやっと着いたと思ったら、
牛、ヤギ、馬がそこら中にいて、
ものすごい臭気…
その異様な光景に驚いたというか、
まだ状況を飲み込めずにいたんです。
旧市街の近くまでリクシャに乗って行き、
そこから先は歩いてじゃないと入れないといわれ、
泣く泣く下りることに。
道は暗く、細く、法則性のない迷路のよう。
重い荷物を持って、なんとか自分を落ち着かせようと
頑張ってゲストハウスに向かって歩いてたら、
突然何かを踏んで転びかけて、
思わず「わーっ」と大声を出して、
旦那さんを驚かせてしまったんです。
足元をよく見ると、サンダルの底に思いっきり
牛のウンチがついているじゃないか…
「あーもうやだ」と本気で泣きそうになりました。
その晩はもう本当にくじけそうになりました…
でも、一晩明けて、
朝のバラナシの風景を見ると、
いい意味でものすごく「惹きつけられる何か」を感じたんです。
あたりでは一番高い建物である
私たちが泊まっていたゲストハウスの最上階からの眺め。
すぐそこに、火葬場がある。
煙が出てるのわかるかな?
ガンジス川(通称ガンガー)沿いに、家が密集している。
暑いからなのか、みんな屋上で寝ている。
家族みんなで川の字になりながら寝そべっている姿、
すごく幸せそう!!
子供達が挨拶してくれている!
可愛い~
もちろん、その辺に猿🙉も普通にいるんだけどね(笑)
最初はびっくりしたけど、この風景にもだんだん慣れていきます
旧市街を歩いてみた。
慣れないうちは、この混沌とした街を散歩してるだけで
ものすごく疲れる。
昨日ゲストハウス「PUJA」までの道をもう一回歩いてみた。
もう本当に迷路!!
執拗に話しかけてくる人、
モノを売ろうとする人、
道端に寝そべる人。
そして、犬、猫、猿、ヤギ、牛。
無数のウンチとゴミ・・・。
これだけ見ると、
インドってただの「汚いとこ」って思うかもしれないけど、
道は何回か歩いているうちに慣れるし、
不思議なことに、牛とか猿とか、だんだん友達に見えてくる。
私たちには混沌とした無秩序に見えるこの町が、実はすごく秩序があるのではと感じる。
火葬場の煙を吸いながら食事をするのも、だんだん抵抗なくなる。
「死」が近くにあることを、怖いことではなく、ごく自然なことに思えてくる。
そう思える理由、まだちゃんと言葉にできないけど、
今は肌で感じることで精一杯。
インド、バラナシ、すごく興味深い町だ。
最初の印象が強烈過ぎて、一度はくじけそうになったけど、
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