3/23(水)その2、リスボン観光

仮眠をとって10時頃、活動開始。
天気も良くて気持ちのいい朝だった。

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リスボンの街は、他のヨーロッパの街と同じく、
気品ある石造りの街並みが広がり、美しい。

旅の最終日ということもあって、
どこに行くでもなく、なんとなく街歩きをしていた。
止まっていたケーブルカーに飛び乗る。
古くて味のあるケーブルカーの運転手は、頼もしいおばちゃん。
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ゆっくりと登りきった先で降り、しばらく歩くと展望台があった。

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後で調べたところ、サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台という場所だったようだ。
行儀良く統一された色の屋根を飽きることなく見ていた。

そういえば、昨夜セビリアのバールで食べたタパス以来、
食べ物を食べていないのでお腹が空き、カフェを探すことに。
適当に歩くこと10分、屋外のコーヒースタンドを発見したので、
マフィンとコーヒーで朝食を。

平日の昼だというのに、ほぼ満席。
待っていたら、同時に何組みかの人が席を譲ってくれる。
みんな地元の人のようだ。

席で寛いでいると、通りに面した場所で東洋人の男性が
キャンバスに向かって絵を描いているのが見えたので、
サングラス越しにぼんやりその様子を眺めていた。

すると、その男性がこちらに歩いてきて、
「日本人?」と聞かれた。
「そうです」
「コーヒーもっと飲む?おごるよ」

この旅で2度目、
日本人の先輩にコーヒーをご馳走になってしまうニコニコ

リスボンで画家をしているというこの男性、
初めて来た時からリスボンが好きになり、後に単身で移住したそうだ。
リスボンの街をモチーフにした油絵は、
主に地元のお客さんが買っていくらしい。

「こんなところまで日本人が来るのは珍しいね、一人で来たの?」

私は今日がモロッコから続く旅の最終日であること、
会社を辞めて一人旅をしていることを話す。

「やっぱりね。わざわざ一人旅なんて大変な経験をしているんだから、
思うところがあるんだと思ったよ」

博識で話上手な彼と話していると、
今回の旅で考えたかったことが何だったのか、
輪郭が見えてきたような気がした。。

「せっかく来て話だけしてるんじゃ勿体ない、もっと街を見ておいで。
観光地なんてものはどの街にもあるんだから、
人が行かない場所に行ったほうが面白いよ」
そう言って、テージョ川を渡って向かいの島に行くことを薦めてくれた。

画家さんに元気をもらった私は、足取り軽く坂を降りて港に向かった音譜

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アルマダに行くフェリーが出るのはカイス・デ・ソドレ駅。
奥に4月25日橋が見える。
海岸にはおしゃれなベンチがあり、平日の昼なのに込み合っている。

ベンチでまったりしていたら、ナイジェリア人の青年が話しかけてくる。
「リスボンに住んでいるの?」と聞かれてしまう。
「旅行者で、今からアルマダに行くところ。
フェリーって、たくさん出ているかな?」など世間話。

フェリーで10分くらいで、アルマダ到着。

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テージョ川越しに丘の街リスボンの全景が見える。

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この船、なんとなく大航海時代を思わせる!!
さて、リスボンに戻って街歩き。

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コルメシオ広場も、また美しい空間。

カルモ教会のエレベーターで一番上の展望台へ。
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エッグタルトは、もう一度食べたい味
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リスボンは、人間観察が何とも楽しい。
カフェにいる人を見ていると、ポルトガル人は本当によく笑う。
人生楽しんでいる感じが伝わってくる。

夕食は、名物イワシ料理。
レストランのウエイターさんが一生懸命英語で説明してくれるので、
納得いくメニューが選べた。

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楽しい時間はあっという間に過ぎ、旅の最後の夜になってしまった。

モロッコ&ヨーロッパ旅行記⑫完結編へ続く