全通をするにあたって、
時間的・経済的に欠かせない乗り物。
高速バス。
その高速バスが、
ツアー真っただ中の8/1から制度が大きく変わるんだけど、
なんか、あまり知られていないね。
まあ、俺も調べてる最中だけど。
高速バスには、
「高速乗合バス」
「高速ツアーバス」
という、2種類があります。
分かりやすく言うと、
前者の「乗合バス」というのは、
運送業として行われる、「高速道路を走る路線バス」。
代表的なのはJRバスで、
自社バスを持っていたり、停留所を持っていたり。
後者の「ツアーバス」というのは、
旅行業として行われる、「バスを貸し切って移動だけする旅行」
格安バスはほとんどこれで、
企画を立てる「旅行代理店」と、下請けの「バス会社」がある。
詳しくはWILLERパイセンより。
http://travel.willer.co.jp/quality/difference.html
この後者の「ツアーバス」が、
今年の8/1から、事実上廃止されることになっています。
デフレが続くなか、高速バスは安価な交通手段として
利用者を着実に伸ばしてきた好調業界だったんですけども、
その陰で、低価格競争に走るあまり、
安全面に問題があるとして、たびたび議論されていたのは知っていました。
特にツアーバスの場合は、
低価格で収入が少ない
↓
企画する旅行会社がピンハネ
↓
下請けのバス会社にお金は回らない
↓
ドライバーを不眠不休で働かせて、人件費削減
↓
居眠り運転
こういう事故が後を絶たず、
やばいよーやばいよーと警鐘を鳴らしていた矢先に、
昨年の、関越道の死亡事故が発生してわけです。
ウイキペディアパイセンも載っけときます。
事故を起こした「ハーヴェストライナー」は
昨年の病気ツアーで、私も名古屋・大阪・仙台で利用しました。
仙台に行ったのが4/15。
事故を起こしたのが4/28。
ほんと他人ごとじゃないよね。
事故以来、高速バスの案内に必ず運転乗員数が明記されるようになって、
長距離を走るバスには、原則的に2名以上で運行されるようになりました。
今回の制度変更は、
こうしたことが二度とないよう、国土交通省で規制強化する流れ。
まだ調べている段階ですけども、
具体的には、次のような流れになっていくようです。
①高速乗合バスへの統合
上記の2種類の高速バスを、今後は「乗合バス」へ統一して、
国土交通省が一元管理をするようになる。
②届出の厳格化と運行責任の明確化
安全が配慮されるよう届出がいろいろと厳しくなるほか、
旅行会社に安全管理責任を問われるようになる(これまでは問われない)。
こう書くだけではなんやらよーわかりませんが、
つまりは、これを機に不当な低価格バスが淘汰されたり、
中小の高速バス会社が撤退することになると思われます。
例えば①については、
今後は高速バスは原則として「停留所」が必要になるので、
今までのように、新宿駅のロータリーにポーン、と降ろされることは無くなります。
つまりコストがかかります。
②についても、既に公表されている規制では、
夜間400km以上を走るバスは、乗務員2名以上が必須になります。
400kmというと、だいたい東京~大阪間くらいです。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130515/dst13051517200007-n1.htm
つまりコストがかかります。
したがって、
今回の恋革ツアーでは、以前に使用していた高速バスが使えない可能性があったり、
使えても以前より値上がりしている可能性があるということ。
そもそも、8/1以降の情報が少なすぎて、
現段階で選んだりがしづらい。
そんな状態にありますので、
現在、一生懸命に情報を集めている最中であります。
詳しいことを知っている人がいたら教えてください。
よろしくお願いします。