敗戦の日 | シャイなおっちゃんの日記(不定期)

敗戦の日

 黙祷




 戦争は悲惨である。二度と繰り返したくない。私は戦争で加害者になることもイヤだし、被害者になることもイヤである。


 戦争を生き残ることができた方々も含めて、みなさんが大変な犠牲を払ってくださったからこそ、今日の日本の繁栄と平和があるのだと心から感謝しています。


 戦争を生き残ったみなさんが逞しく生きてきてくださったからこそ、私も今日、豊かな日本で生活することができています。本当にありがとうございます。


 戦争で命を失われた一般の方々、さぞかし恐くて辛かったことでしょう。痛かったでしょう。子どもを残して命を奪われた方々などは、どれほど無念だったことでしょうか。


 兵士として戦場で散ったみなさんは、死にたくないという思いは当然ですが、子どもや妻や父母、兄弟姉妹、祖父母などの家族を守ることになるのなら、と、近所のおじさん・おばさんなど、自分を育ててくれた人たちも守ることになるのなら、と、恩師などの尊敬する方を守ることになるのなら、と、日本の美しい風景や景色・文化を守ることになるのなら、と、それがお国を守るということなのだ、と、日本人として生まれた限りは、できるだけ多くの日本人が豊かで幸せになってほしい、と、それが天皇陛下の御心なのだ、と、そういったことを考えながら命を賭けて戦い続けてくださっていたのでしょう。


 私は、家族を守りたい、日本人を守りたい、日本という国を守りたいという思いで戦い続けてくださったみなさんのことを誇りに思っています。


 なぜこんな悲惨な結末を迎えることになってしまったのか、なぜ日本はこんな無謀な戦争を起こしてしまったのか。それについての私の意見は後日詳しく述べてみたいと思うが、一言で言えば、幕末・維新の時代に、欧米列強の強烈な脅威を跳ね返し、欧米列強から独立した日本を確立すると日本人が決意した時から、どのような形になるかは分からないものの、日本が破滅的な結末を迎えるということは決まっていたのだと思うのである。いわばこれは歴史の必然だったのである。


 私は二度とこのような悲惨なことが起きないようにしたいと思っている。このような悲惨なことがまた起こってしまったら、日中戦争・太平洋戦争で犠牲になられた数え切れない数の先輩方の尊い犠牲が無駄になってしまうと思うからである。そんなことになってしまったら、本当に申し訳がなくて、犠牲になってしまったすべての方々に顔向けができない。


 かと言って私は、すべての戦力を放棄して平和憲法を守っていれば平和になるなどとはまったく思わない。「平和」とはどういう状態かといえば、それは「戦争をしていないという状態でしかない」からである。


 日本は平和憲法をもっているのだから、この憲法を守っていれば、国際社会もこの平和憲法を素晴らしいと評価してくれている以上、二度と戦争は起こりえない、と、今日のテレビで旧社会党の総理経験者が言っていた。・・・・・。


 アホかぁっ!!!、というリアクションが今までの私だったが、私も少しは大人になったのである。あの発言は、昨日の安倍談話と、これからの平和をどう築いていくのかという危機意識に対して、お前はアホか!、それでも総理経験者なのか!、現実にどのように行動していくべきかという大問題をまともに考えたことはないのか!、と後ろ指指されることが分かっているにも関わらず、あのような愚かとしか言いようがない言葉しか返すことができなかった、ということなのである。


 そうそう、この旧社会党の総理経験者は、自分では意識できていないようだったが、今日のテレビでの発言で、趣旨として、核兵器の抑止力は有効である、と認めてしまったのだが、そういうツッコミを出演者の誰もしてくれなかった。チェッ、おもんないのぉ~。


 ちなみに、元民主党の総理経験者がまたまた不可解な行動に出たが、あれには全世界が、オー、ハトヤマノぱふぉーまんすハ、アイカワラズイミモイトモマッタクワカラナイネ、と呆れているぐらいだから、まったく批判する必要もないし、その価値もない。


 大前提として、この世界トップレベルの民主主義国家である日本が今後、他国を侵略する戦争を起こすなどということがありえるだろうかと問えば、私はほとんどそんな可能性はないと思っている。太平洋戦争当時とは社会の中身がまったく違っている。個人がインターネットを通じて自分の考えを自由に表明できる社会で、「大本営発表」は成立しない。日本人の識字率は世界最高である。確か99%ぐらいだったはずである。これだけ知的水準が高くて、教育水準も高い日本において、野蛮で大義も立たない侵略戦争などが可能だとはとても思えない政府や防衛産業などがいかに完璧なプロパガンダを展開したとしても、さらに、今では儲け最優先主義のマスコミ各社がそのプロパガンダに協力したとしても、我々がそれに完全に乗せられてしまって、相手が例え北の挑戦する国だったとしても、やってまえぇ~っ!、という意見で一致させられてしまうなどということがあり得るだろうか? 少なくとも、テレビや新聞で見る現状はとても心配だが、ネットでは違うことも言われてるんだけどなぁ、政府やマスコミを本当に信用してもいいのか?、というところで冷静に判断しようとするはずである。


 では、この複雑な現代において日本が二度と戦争の惨禍に巻き込まれないようにするためには、我々は一体何をしなければならないのか? その唯一の方法は、核弾頭であれ化学兵器であれ爆弾であれナパームであれ、ミサイルであれ爆撃機であれ潜水艦からであれ、日本の領土と領海に例え1発であっても着弾させてはならない、ということである。


 最悪の場合は迎撃ミサイルで撃ち落とさなければならないが、これは100%というわけにはいかないので、発射ボタンを押させない、日本への攻撃命令を下させない、ということが重要である。日本への攻撃命令が下せないのは、日本が平和憲法を持っているからではまったくない。そもそも、日本国憲法は日本国民を拘束するが、外国にとってはただの理想論であり、ただの理念でしかないからである。そうではなくて、外国の指導者たちに、日本を攻撃してもまったくの無駄に終わってしまう、日本を攻撃することで我が国が得るものは何もない、と思わせなければならないのである。


 現実問題として考えた場合に、外国の指導者たちに、日本を攻撃しても何の利益もない、と思わせる方法が1つだけあるのである。これはやろうと思えば1か月ぐらいあれば実現可能である。しかも、日本人全体が覚悟さえ決めれば、いとも簡単に実現することができるのである。


 知りたいですか? えっへっへぇ~。


 それはズバリ、日本ないし日本人を経済的にまったく無価値なものにしてしまえばいいのである。経済的にまったく無価値なものを欲しがる者など誰もいないからである。


 逆に考えてみると分かりやすい。外国から見て日本の魅力とは何か? 例えばそれは、日本人の優しさであり勤勉さであり真面目さであり向上心である。家計があくせく貯めてきた資産である。日本各地の四季折々の美しさであり安全安心な水であり豊かな農産物と海産物・水産物であり穏やかな気候で育っている家畜その他の動植物である。国内と海外に展開している工場や事務所、コンビナートなどなど、つまり日本企業である。日本が持っている技術力とその統治能力であり、その資産である。日本企業やお金持ちが海外に持っている資産である。日本海を中心に今は眠っている最後の資源=メタンハイドレートである。これらすべてを破壊して無くしてしまえば、今後日本が戦争の惨禍に巻き込まれることは未来永劫絶対ないと私は思うが、みなさんはいかがお考えであろうか?


P.S. 天皇皇后両陛下はやはり偉大な方である。ありがとうございます。安倍総理もありがとうございます。みんなで日本を守っていかなければならないと思います。