海水浴旅行 その２ ～ヒロさんの行程表～
私のほうの車には、浅子さんとあかねちゃんと信くんが来てくれた。短い時間ではあるが、あかねちゃんと信くんが退屈しないよう、ちゃんと大塚愛ちゃんのベストアルバムのＤＶＤをカーナビくんにセットしてあるのである。(o^-')b ヒロさんの車が出ていき、私はそのあとについていった。
ヒロさんが送ってくれた行程表では、午前８時半に出発して、９時半に岸和田ＳＡで休憩となっている。細かっ！ ほぼ予定どおりに岸和田ＳＡに到着し、ここでようやくヒロさんのお父さんとお母さんにご挨拶をしたのだが、お父さんからは、無理をお願いして悪かったね、と言われて、私は恐縮して返す言葉もなかったのであった。辛うじて、ご一家の水入らずのご旅行に入れていただいてすみません、と答えるのが精一杯であった。お父さんは、あーちゃんと信くんが楽しみにしててね、と言ってくださった。o(^▽^)o
ヒロさんのお母さんには学生時代からお世話になっているので、笑いながら、すみません、入れていただいてぇ～、だけでご挨拶は済んでしまった。ふぅ、まぁ、私が車を出さなければ、ご一家みなさんで旅行するのは大変だろうから、まっ、いいのかな？
ヒロさんの行程表によると、次は淡嶋神社に参拝となっている。この神社は使い古した人形を供養してくれるそうで、宝物殿には髪の毛が伸びる人形が大切に保存されているのだそうである。おぉ、恐ぁ～っ！
本殿に向かって右手には市松人形が整然と並んでおり、左手は日本人形が整然と並んでいる。
私は、神社仏閣名所旧跡巡りが好きなのだが、神社もお寺も芸術品としてしか見ておらず、無宗教というよりも無神論者なのである。ちょうどこの時、淡嶋神社では人形供養の法要が執り行われている真っ最中だったのであるが、私は本殿をどういうアングルで撮影するかを考えながらウロウロしていて、どうも立入禁止区域に足を踏み入れてしまったらしいのである。どうもいいアングルがないなぁ、と引き返してくると、巫女さんに鬼のような形相で怒られてしまった。
怒られたぁ～(;´Д`)ノ、と、おどけて見せたのだが、あかねちゃんや信くんはもちろんのこと、誰もウケてくれなかった。(ﾉω･､)
淡嶋神社には紀文の帆柱というのがあって、これは紀伊国屋文左衛門のみかん船の帆柱で、願い事を唱えながらこの柱の穴をくぐり抜けると、願い事が叶うと言われているのだそうである。
さっ、貞子ぉ～っ！？
次は、ひいなの湯というところに行った。淡嶋神社の入り口のところにある温泉旅館で、個室で昼食を食べて、温泉にも入れるし、部屋でゆっくりもできるという趣向であった。おぉ、こういうの、ええなぁ。ヒロさん、やるやん！
（続く）