iPhoneユーザーの方、はい、手あげて～。はーい！！
わたくし、このたび、iPhone水没事故が発生いたしました。。。あぁぁぁ。
今回はiPhone復活までの軌跡をつづっております。長いのでご不要な方はスルーくださいませ。
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さて、水没といっても水に浸してしまったわけではないのですが、実はこのblogで何度も登場しているサイクリングでiPhoneが水浸しに。
大半のサイクルウェアは、こんな感じで背中に3つのポケットがついています。
この背中ポケットに、補給食や、Suicaや、ウィンドブレーカーなどを小さく小さくまとめて突っ込んでおくんです。
自転車こぐときは前傾姿勢になるので、前のポケットよりも背中のポケットの方が便利なんですね。
背中のポッケを探れば、ご飯食べたり服を着たり、色々なことをこぎながら自転車の上ですることができます。
プロのロードバイク選手です（画像はお借りしています）。
いやぁ、見事な美しい前傾姿勢ですね。
わたくしの心の師匠、ファビアン・カンチェラーラ様（リンクはwiki）です。
こんな風に、プロ選手もバナナを入れてたり。バナナは珍しいですが・・ね？便利でしょ。
（画像は、Kei Tsujiさんの記事よりお借りしています。）
で、わたくし背中のポッケにいつもはジップロックで完全防水してiPhoneを入れております。
汗だくになっても、急に雨が降ってきても大丈夫なように。
なのにこの日は、この日はこの日は！！
先日、体調が悪く病院に行って、大量に薬を処方されました。
その際、薬入れとして、チャックのついたビニール袋に入れてくれたんです。
「おぉ、このサイズちょうどいい～！」
うかつにも浮かれてしまいました。
この薬袋にiPhoneを入れたらいいんじゃない？ひゃっほ～い！
ジップロックは背中に入れるにはちょっと大きかったので、ちょうどいいサイズのチャックド袋を探していたところ。
安易に考えてその袋にiPhone入れて峠に出かけてしまったのです。
そして、へろへろ登りました。もう汗だくですよ。
サイクルウェアも、汗でびっしょり。背中に入れている荷物も、当然汗でびっしょりです。
なのでいつもiPhoneはジップロックで完全防水してるんです。
ジップロックすごい。冷凍したり、そのままレンジ入れたりできるんですもの。
でも、浮かれてたわたくし、完全にあなどっていました。
この日は薬袋にiPhoneを入れて、峠を登ってしまったのです。
薬、こんな汗だくの人が持つことなんて想定していませんよ。防水とか関係ないし。
峠から帰宅して「ふ～！今日も最高のヒルクライムだったわ！」なんて筋肉痛を愛しく思っているのもつかのま、iPhoneを充電しようとしたら、なんだか調子がおかしい。
まず、ホームボタンが反応しません。
「あれ？」なんか調子悪いな。。まぁ、接触悪いくらいだろうな～。
なんて楽観的に考えていました。そのまま焼き肉とか食べに行っちゃったし（笑）
帰宅して寝る前、充電しようとケーブルにさしてみましたが、明らかに挙動がおかしい。
うーん。。これは。。もしや。。
でも、疲れていたのでそのままほったらかしで寝てしまいました。
そして翌日。
iPhoneをぽちっとしたら。。
「しーん」
ぽちぽちぽち！！
「しーん」
ぽちぽちぽちぽちぽちぽちぽちぽち！！！！
「しーん」
え？なになになに？？しーんってなに！しーんって！！！
もう、完全にうんともすんとも言わなくなってしまったのです。
これはやばい。電話通じない。
iTunesにデータのバックアップをとっているし、一元管理をしたかったがためにすべてのメールと連絡先はgoogleで管理しているので、いざというときにはアプリも連絡先もすべて同期することはできるのですが、いかんせん、iPhone本体が！！！
本体ってべらぼうに高い！高いのよ！やばー。
それからすぐに、「iPhone 水没 修理」とかで、検索しまくりました。
まず、AppleStoreに行くのか、ソフバンショップに行くのか？
そして、水没は保証対象なのか？？？
保証対象かどうかは、すぐ分かりました。
対象外です（笑）→こちらに明記してあります。
保証対象外ですが、有償で新品または整備済みiPhoneに交換することができます。
しかしそのお値段なんと22,800円。ひぃぃぃぃぃぃぃ。
新規で買う場合の約半額ですが、この出費はありえない。
ということで、早速、web上でみなさまがされていたことで、できそうなことからやってみます。
まず、イヤホン入り口と、ドッグ入り口についている「水没マーク」の確認。
水没マークは計4カ所ありますが、残り2つはiPhone内部なのでどうなっているのかは分かりません。
ここが赤くなっていると、「水没しちゃったね、君」とすぐに判定されてしまうので、一応確認します。
電気の下で覗き込んでみますと、ほのかに「ピンク」色のような感じもしないことはないですが、はっきりとは分かりません。
次にすぐ、ドライヤーで乾燥。
裏面についているカメラのレンズが内側からくもって、水滴がついています。うわぁぁこれはやばい。中に水入ってますよね、完全に。
20cmくらい離した位置からドライヤーをあて続けると、なんとレンズの水滴は簡単になくなりました。
お、乾燥したのか？？
ちょっと電源につないでみるかな。。（水分が残っていると内部でショートする危険があるので、本当はやってはいけないそうです。）
ジャックにケーブルをつないでみると、すぐに起動！画面にはAppleのリンゴマークが！！
「おぉ、これは！もしやドライヤーだけで復活？？」
・・・なんて期待もつかの間、すぐに電源が落ちてしまいます。あぁぁぁ。やはりダメか。
しかも、温度が下がるといつのまにかカメラレンズに水滴が再び。
相当内部に水が入っている様子です。やばー。
次に、シリカゲルなどの乾燥剤とともにジップロックに入れて放置、という方法もweb上では載っていましたが、さすがに数日放置することはできません。
もう、AppleStoreに行こう！と決意しました。電話が使えないのは本当に無理。ありえません。恐ろしいです。
ソフバンショップでは修理対応がAppleと間接的になるので、AppleStoreに直接行った方が早いし正確なようです
さっそく、AppleStore渋谷店のGenius Barにネットで予約を入れます。お！当日空きがある。
症状について記入欄があるので、「運動中に密着した状態でポケットに入れていたため、汗が侵入したかもしれません」的なことを正直に書きます。
そして、もうなんとでもなれ～！とAppleStore渋谷店へ。
GeniusBarは、いつも大盛況。人でごった返していますが、わたくしは予約していったので、数分ですぐに呼ばれました。
案内された席について、すぐに「iPhoneに水がつきましたか？挙動がおかしくなったのはいつからですか？」と聞かれたため
「はい、昨日です。挙動は怪しかったのですが、夜にホームボタンが反応しなくなりました。今朝まで放置していたら、起動しなくなりました。電源につなぐと起動するのですが、wifiや3Gの反応はなく、電源を抜くとすぐに落ちてしまいます」
ということで、Geniusはわたくしの言うとおりに一通りの確認をされていました。
「電源をつないでいる状態では、画面操作は問題ないですね。確かにホームボタンは全く反応しません。電源を抜くとすぐに切れますね、うんうん」
イヤホンとジャックの水没マークは、専用ルーペみたいなので確認していました。肉眼ではやっぱり見づらいんですね。
「起動はするので、完全に水のせいではないと思います。1年以内でしたら交換可能なのですが。。ではiPhone内部の損傷状態を確認してまいりますね」
ということで、Geniusのお兄さんはiPhoneを持って奥へと消えていきました。
1年以内なら交換可能、というのは、水没は保証対象外だけど、そうでなければ保証がきくよ、ということなんでしょう。
ちょうど、iPhoneにしたのは昨年の1月26日。え～！いま2月入ったばかりなんですけど。
さっきまで保証されてたのに、今切れた。
なにそれなにそれ！！一番ダメなパターンじゃないですか。もう。。
すぐに「ソニータイマー」という言葉が浮かんだわたくしは、そうです昭和生まれです。
わたくし、その保証を1年間延長する→AppleCareに入っております。なので、たぶん保証されるはずなんですけど、いかんせん、水没判定されれば保証対象外で元も子もなく。
不安を抱えつつしばし席で待機です。
あぁぁ、どうなるんだろう。。内部の浸水がひどかったら、やっぱり交換になるんだよね。。あぁぁ。22,800円は痛い出費。
待っていると、ちょうど、わたくしの右隣でGeniusに相談されていたおばさまがいらっしゃいました。
その方はiPhoneをケーブルでPCにつないでも、まったく反応せずアプリなどバックアップできない、違うPCにつないでもダメだった、とのことでした。
ぼーっと待っているあいだ、聞くともなく聞こえてきていたのですが、対応されていたGeniusの方がいろいろとその方のiPhoneをチェックしたのち、
「いままでのテストから、PCで反応しないデータなどがあり故障しているようです。内部なので開けてみないと分かりませんが、完全に修理できるとはここで断言できません。修理に出されますか？新規ご購入での交換も可能です。」
「えぇぇ！それって、どういうこと？新品買った方がいいのかしら？？」
「修理費用と新品購入ですと、修理のほうが、ほんの若干お安い程度かと思います」
「そうなの？えぇ困ったわ。。」
「AppleCareに入っていらっしゃれば、無償修理が可能ですが」
「やだ、わたし入ってないのよ！えーもうそうなの？新品より少し安いということは、修理に数万円かかるっていうことよね？」
「はい、今までの修理例をみますと、数万円のお見積もりになると思います」
「・・・・・・あぁぁ」
わたくし、AppleCare入ってるけど。。。対象なんだろうか。。あぁ不安。
よけい不安がつのります。
・・・すると、Geniusのお兄さんが戻ってきました。
iPhoneが入っている箱と紙を2枚たずさえて。
「確認してまいりました。AppleCareに入っていらっしゃるので、今回の故障は保証されます。新品に交換しましょう」
「え？・・・あぁ、は、はい」（必死に動揺を隠している）
えーなになになになに？？交換ってなに？？保証されるってどういうこと？？？
お兄さんは、iPhoneの入った黒いプラスティックの箱の封印をカッターで開けて、じゃじゃーん！
新しいホワイトiPhoneがおでましです。
Geniusお兄さん、ボーゼンとしているわたくしにあれこれと説明しながら、ちゃかちゃかとNew iPhoneの設定を進めていらっしゃいます。
「iPhone内部の浸水を確認しましたが、水が入っているのは一部なので、完全に水が原因で故障しているとは断定できませんでした。他の要因で故障している可能性もあるため、保証対象になります。」
ほほー！なんと！水以外が原因かもですって？？？
わたくし、水以外の故障原因がまったく思いつかないんですけど（笑）
これって、AppleCareに入ってなかったら、もしかして「はい浸水です、保証対象外です」で終わっていたかもしれないんですよね。
おぉぉぉ、AppleCare、おそるべし。素晴らしいです。
ということで、SIMカードを取り出して新品iPhoneにカシャン！
こ、これで、これで！わたくしの愛しのiPhoneがなんと新品に！
お兄さんが持ってきた紙に2枚サインをして、新品への交換は終了。
その紙は「Genius Barサービス見積書およびサービス確認書」というタイトル。
そこに記載されている「問題の詳細/診断」をみてみましょう。
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・確認できた問題：はい
・既知の液体による損傷：はい ←「既知の液体」は、「水」ということのようです。
・問題：電源アダプタを外すと急に電源が落ちる ←そのとおりです。電源つないでるときだけ起動します。
・症状再現の手段：オーディオポート側からの液体の侵入は確認できますが、液体の影響は断片的なので今回は無償交換
・提案される解決方法：本体交換
・外装上のコンディション：とくになし
単価：¥21,714
請求金額：¥0
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ひゃっほい！請求「0円」！なんて素晴らしいのでしょうか。
あれよあれよという間に、手続は完了。
Geniusのお兄さん、最後に一言。
「実はわたしも、iPhoneをポケットに入れてランニングするのですが、必ずジップロックに入れています。今後運動されるときは、ぜひ防水対策を万全にしてください。」
はい！分かっておりますとも！今後はジップロックを使いますとも！
すべてはサイズがちょうど良いからって、ジップロックをしりぞけ、薬袋を使ってしまったわたくしの浅はかな考えに起因しております。
本当にありがとうございました。助かりました。
新しいiPhoneとともにAppleStoreをあとにしました。
AppleCare、素晴らしすぎます。
AppleCareに助けられたのは、実はわたくし、今回ばかりではありません。
iMac版のAppleCare対応記事は→こちらです。お時間あれば是非ご覧ください。
AppleCareは、少しお高いと感じるかもしれません。
でも、もしもの時の保険。
怪我するつもりがある人なんていませんよね、でも保険に入ります。
家を購入すれば、また賃貸であっても、火災保険には必ず入ります。火事起こす気なんてサラサラないです。
それと同じ。
壊す気なんてサラサラありません。でもいざというときの保険。
そして、AppleStoreのGeniusの素晴らしい対応。
値段以上の満足を提供してくれます。おすすめ。
ちなみにわたくし、Appleのまわしものではありません。あしからず（笑）