flyingeagle drift | スケートとヨーヨーと何某と

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旧Yumaのskatersfactory。
インラインスケートとヨーヨーやってる作者がグダグダ書いてるブログ。以上! 閉廷! 終わり!

使用期間:2016/4辺り〜同年10月
使用フレーム:freewave toruk
使用ウィール:matter クレイジーグルー、hyper concrete+g

という事でドリフトのレビュー。

【足型】
ブーツの足型はヨーロッパ足っぽい。爪先側が細くなってるイメージ。



汚御足(汚)。巻尺なんで正確では無いですが大体このくらいの足だと爪先のサイドが当たるくらいのラストだと思っていただければ。
自分は結局痛かったのでヒートドライヤーで炙りました。今はカフボルトらへんが当たるくらいかな? そこはブーツの構造上致し方無し。

【パーツ】
SEBA系のブーツと明らかに違うのはインナーのクッション材とマウントブロック。
クッション材はSEBAのスポンジクッションより明らかに密度が高い。1年使ってヘタってもタンに弾力があるのは凄いと思う。因みにfreestyleのYJSも同じクッション材と思われ。但し、密度が高いクッションな上に厚みもあるので最初はふわふわ感じる。※1
3ヶ月くらいで丁度良い塩梅になった。サイドは厚くてもいいけど、タンはもちっと薄くして欲しかった。
次にマウントブロック。こいつが曲者。恐らくアルミブロックで、このブーツが軽く感じる最大の要因であると思われる。
ただし、アルミブロックなので柔らかくネジ山が潰れやすい。家は既に5〜10回程潰れて→リコイルしてを繰り返している。しかもタップの切り方が雑で足裏まで貫通している。後述のソールクッションはこれを隠す為だと思われる。
デメリットばかりかと思うかもしれないが、マウントブロックの軽金属化は軽いブーツ製造の為のアプローチ方法としては良いと思う。多分6000番台か7000番台のアルミ合金を用いるかタップ部分にダイヤモンドライクカーボン※2 の様な高硬度塗装をすればデメリットは打ち消せると思う。

それと、使用しているカーボンファイバー自体は良いものを使っていると思われ。
カーボンファイバーは繊維の織り方によって強度に差が出る。ドリフトに使われているのは平織りのカーボンで強度が高い。今までのフリースタイルカーボンブーツと言えば綾織のものが殆どだったが、又聞きした情報によれば、綾織と平織りでは強度に2倍程の差が出るらしい。但し、それがフリースタイルスケーターに良いか悪いかは謎。硬い方が良いのならば、平織りの焼きカーボンが一番良いと言う事になる。※3

【不満点】
幾つかあるが、最大の不満点がフレーム位置にSEBAと互換性が無いと言う事。ドリフトは、純正のフレームでも少し後ろ寄りのセッティングになる。freewaveのフレームは前後の偏り無く着く様だが、その他のメーカーのフレームは全て後ろ寄りに着くと思われ。
SEBAスケーターが移行すると暫くは違和感があると思う。但し、純正フレームでも後ろ寄りに着くと言うことは、flyingeagle的には少し後ろ寄りが正解と言うことなのかも。確かに、トゥウィーリングはブーツ先端部と1番ウィールとの距離が近ければ近い程軽い力でウィーリングする事が出来る。近年の高難易度トリックは割りかしトゥウィーリングで行う物が多いイメージがあるので、それが関係している可能性が微レ存...? なおヒールウィーリングは犠牲になる模様。
後、インソールの代わりに入っているソールクッション。恐らく個人差があると思われるが、ヒールカップ部分に至っては2cm弱の厚みがある。これがまた曲者で、人によってはクッションの弾力でアーチなどが押し上げられ、痛みを感じたり疲れやすくなったりする。自分の場合はクッションを全部引っぺがしてカスタムインソールを入れた。まあ好みの問題なので、大丈夫な人は大丈夫だと思われ。
それと、これは個体差かと思われるがはと目の処理が雑でシューレースが異様に切れやすい個体がある。これははと目を自分で付けるしか解消方法が無いのでホームセンターでサイズを確認して買おう(ステマ感

【総評】
ここまでずっと叩いてきたが、個人的には色々処理が雑な部分に目を瞑れば良いブーツだと思う。当たりやソールクッションにしても自分でカスタム出来る範囲だし、カフ付きで軽く剛性があるブーツと言うのは今でこそfreestyleなどの選択肢があるが、これはその先駆者的な存在だと思う。足型さえ合えばその戦闘力を遺憾無く発揮してくれる筈。しかもSEBAと比べてコスパが良いと言うのも魅力。まあそれでも十分高いのだが。
自分で修理しながら使えると言う人には良いブーツだと思う。しかし、自分が偶々精度が悪い個体に当たってしまった可能性もあるので、2代目を買ったら評価がクルッと覆る可能性が無きにしもあらず(~_~;)

まだ決定では無いが次はドリフト継続購入か見た感じがクリソツなパワースライドのEVO、人気爆発のfreestyle YJSかの3択の予感。それと、写真の2枚目は何故かどうやっても上下逆で表示される。一体どう言う事なの...


そんな感じの今日この頃



※1.比較的と言う意味。足首から先はレーシングブーツ顔負けのスパルタン度合いなので「なーんだ、ふわふわなら俺でも履けるやー」と思って買って「全然柔らかく無いやん!これ木靴ちゃうんか!」と言われても「なんでや工藤!」としか言えないので注意。

※2.自動車・単車用部品、光学部品の保護膜、治具の表面皮膜などに使われる、主に炭化水素、あるいは、炭素の同素体から成る非晶質の硬質膜。DLCと略す。

※3.カーボンファイバーには主に俗に言う生カーボン、ウェットカーボンと焼きカーボンのドライカーボンがある。ドライカーボンは飛行機部品に使われていたりする程の強度、剛性。

上記の内容は、一般ピーポーの自分がネットで掻き集めた情報で構成されています。鵜呑みにはしないでください。それと、お前これ間違ってるやろ!などのご指摘はバンバン言ってください。