薬草園なべて黄色く冬ざるる フーザンボー
紅葉、黄葉・・・木の葉が赤や黄色に変わることで、草の場合は「草紅葉」と言います。赤と黄色、比率的にはどちらが多いのでしょう。
北海道の旭川で2年間暮らしたことがありますが、北海道は黄色が勝っていたように思います。
草の葉の場合は、赤よりも黄色になることが多いように思いますが、思うだけですので、確かなことではありません。
冬ざれ、冬ざるる・・・草木の枯れて荒涼とした様子です。俳句でよく使うのですが、それほど一般化しているわけではありませんね。
「され」は、長時間日光や風雨に当たって変色したり、形が崩れたりしたさまに使う。現代の言葉の「さびれる」にあたる。(現代俳句歳時記)
冬ざれやけものの耳で山歩く 佐々木幸子