栗鼠に逢はんとて木の実の山歩く   フーザンボー




 拙句は、昨年にここに掲げた次の句と似ています。「木の実」と「落葉」の違いぐらいです。変わらないというか、進歩がありません。

 「とて」は、「として」、「と思って」ということです。



                栗鼠に逢いたくて落葉の山歩く   フーザンボー



                栗鼠に逢はんとして歩く木の実山   フーザンボー




 俳句で「木の実」と言った場合は、柿などの果樹を除いた、ドングリや栃などの堅い実のことを言います。公園や山に入ると沢山木の実が落ちています。木の実が落ちることを、「木の実降る」、「木の実雨」とも言います。

 



                よろこべばしきりに落つる木の実かな   富安風生


             














































                                栗

                                鼠

                                に

                                逢

                                は

                                ん

                                と

                                し

                                て

                                歩

                                く

                                木

                                の

                                実

                                山