2011/03/15 生き方イロイロ
震災5日目。
震災時、札幌にいたダンナ。
その後、電車が止まって出社出来ず。
「全然、会社に行ってないし、さすがに今日は行かない訳にはいかないよ。」
「そーだね。
全然、行ってないもんね。」
色々調べるうちに、私が2駅先までダンナを車で送っていき、そこから私鉄でかなり迂回して、乗り継いでいけば会社にたどり着けることがわかったのである。
ホントは、会社まで送ってやりたい所だったが、ガソリンが簡単に手に入らない状態になっていたし、私も通院があるし、いつ電車が動くともわからない状況だったので、ガソリンを残しておきたかったのである。
朝早めに電車に乗っていったが、通常なら1時間チョイで着く会社に2時間半位掛かったんじゃないかなー・・・
結局、夜も2駅先まで迎えに行った。
「一応、色々連絡とか指示とか出してきたから、明日、電車が動かなくても、家で仕事するから大丈夫!」
「ふーん。
でも、そろそろ電車も動きそうだけどねぇ」
**********
この頃、スーパーへ買い物に行っても、どこに行っても品物がなかった。
夫婦2人暮らしの我が家は、米は玄米で買ってあるものがあるので、大丈夫だったし、冷凍してある肉類や乾物、インスタント食品やレトルトなどもあって、大人2人なら食べることには困らない状態であった。
私の無計画な買い物もたまには役に立ったのである。
野菜は普段から地元のハウス野菜を買っていたので、全く、震災の影響はなかったし。
まぁ、大人2人なら食べる量もたかがしれているし、家の中の在庫を食べつくすつもりでいればいいかなー位な感覚であった。
後は、時を待つって感じで。
困ったことは、ウチはいつもトイレットペーパーは残りが見えた辺りで購入するのだけど、正直、トイレットペーパーはギリギリで買えた。
今後は、もうちょっと余裕がある状態で買い足そうと思ったのだった。
同様にガソリンも同じ状態であった。
あまりにギリギリになる前にガソリンも入れようと思ったのだった。
何があるかわからないし・・・と、つくづく思ったのだ。
あとは、米のストックはあるし、いざというとき、色々揃えているつもりだったが、落ち着いたら、ちゃんと防災用品を揃えようと思ったのだ。
今回は何も困らなかったが、あった方がいい物もわかってきた気がするし。
個人的な感覚だが、首都圏近郊の買い溜め傾向についての感想だ。
気持ちは半分、半分だった。
ウチは、夫婦2人でストック品を食べていれば、そのうち流通するだろうと思っていたので、特に買い占めしなかったが、子供がいれば、また違ってたかもな・・・ということ。
大人2人がテキトーに食べるのと、子供が食べるのは違うだろうと思うし。
実際、あれだけ商品がなければ、慌てるだろうなーという気もした。
なので、一概に買い占め禁止とも言い切れない部分もあった。
しかし、反面、スーパーで牛乳10本とか買ってるおばさんを見かけて、絶対、オマエ腐らせるなよとか内心思ったし、明らかにソレ無駄に買い占めだろって思う場面を見るとイラっとしたりもした。
さらに我が家の近所に夢庵があるのだが、夢庵は普通に営業していた。
多少、メニューに影響があったものの、普通に料理は出てきた。
なーんだ!
別に家に何もなければ、夢庵で食べてしのげば良いじゃん!
ファミレスは独自で流通経路があるので、全く商品がないってコトがなかったんだよね。
ストック品を食べたり、夢庵行ったり、それほど、食生活に影響はなかったのである。
*********
さて、転院する直前辺りから、治療に対して、気持ち的に息切れし始めていた私。
一体、いつまで続ければいいのだろうか?・・・。
・・・もう、いいんじゃねーか?
私、よく頑張ったじゃん!
マジで!!
そんな考えもチラホラし始めていた。
しかし・・・
いや、でも、ここで治療をやめて後悔しないか?
そんな考えも浮かびつつあった。
我が家の近くには、大学が3校あり、どこの大学もやはり近隣住民と仲良く(笑?、穏やかにやっていきたいっていうスタンスを取っている。
例えば、移転してきたA大などは、開校前に近隣住民への構内お披露目なんかもあったりしたようだ。
私は観に行かなかったが、母は観に行って広い構内を散策してきたらしい。
そして、**ホールで演劇?をやるから観に来て欲しい・・・とかそういったチラシがポストによく入っている。
はたまた、留学生の為にバザーをやるので、バザーに出品する商品を集めているから寄付して欲しい、とかね。
学園祭の時期には、お知らせもチラホラ入る。
子供もいないし、大学とは全く関わりがないが、へー、こんなことやってるんだ!って思いながらチラシを見ていた。
あるとき、留学生のホームステイ先を探しているとのチラシが入っていた。
色々条件があるのだが、ウチなら確かに条件はクリアーしていた。
何より大学まで徒歩圏だしね。
子供がいて、子供が高校生とか大学生とかだったら、多分、ホームステイで留学生を預かるのも面白いだろうなーと思ったりもした。
期間も短期から長期まで色々あったし。
震災後、また、チラシが入っていた。
留学生ではない普通の学生がホームステイ先(?)を緊急で探しているとのことだった。
早く言えば、実家が震災で被災して、仕送りがストップになった学生がいる。
家賃を払っていけないので、緊急で家を探しているとのことだった。
確かに、実家が被災すれば、子供に仕送りどころじゃなくなったって、当然だよな・・・
学費は奨学金などを利用すれば何とかなるにしても、バイトで生活費を稼いでも、家賃はやっぱり重荷だもんね。
ひと段落すれば、色々支援もあるかもしれないが、その支援がいつやってくるのかわからない訳だし。
友達も総動員して、その子の家を探している・・・という訳だった。
その子が大学何年生なのかわからないけれど、せっかく入学したのだし、この先を考えれば卒業しておいたことに越したことはないだろう。
正直な所、子供を諦めれば、別に預かってもかまわないと思ったのだ。
乳幼児やいわゆる子供を預かる気は全くないが、さすがに大学生なら、手間が掛かる訳じゃないし。
ペットの預かりも考えたりしていた。
ペットに関しては、犬でも猫でも良い環境で預かれる自信はあるし、犬なら貸切の良いドッグランも知ってるしね。
飼い主さんの元に帰れるまで預かってもいいかなー・・・
別に子供がいないからって、家でボーっとしてて歳を食っていくだけが人生じゃないだろう。
生き方は人それぞれ。
子供がいないからこそ、色々出来る人生もある筈だ。
しかし、どれにしても問題は子供だ。
諦めどころはどこなんだろう?・・・
そんなことをこの頃考えていたのだった。
震災時、札幌にいたダンナ。
その後、電車が止まって出社出来ず。
「全然、会社に行ってないし、さすがに今日は行かない訳にはいかないよ。」
「そーだね。
全然、行ってないもんね。」
色々調べるうちに、私が2駅先までダンナを車で送っていき、そこから私鉄でかなり迂回して、乗り継いでいけば会社にたどり着けることがわかったのである。
ホントは、会社まで送ってやりたい所だったが、ガソリンが簡単に手に入らない状態になっていたし、私も通院があるし、いつ電車が動くともわからない状況だったので、ガソリンを残しておきたかったのである。
朝早めに電車に乗っていったが、通常なら1時間チョイで着く会社に2時間半位掛かったんじゃないかなー・・・
結局、夜も2駅先まで迎えに行った。
「一応、色々連絡とか指示とか出してきたから、明日、電車が動かなくても、家で仕事するから大丈夫!」
「ふーん。
でも、そろそろ電車も動きそうだけどねぇ」
**********
この頃、スーパーへ買い物に行っても、どこに行っても品物がなかった。
夫婦2人暮らしの我が家は、米は玄米で買ってあるものがあるので、大丈夫だったし、冷凍してある肉類や乾物、インスタント食品やレトルトなどもあって、大人2人なら食べることには困らない状態であった。
私の無計画な買い物もたまには役に立ったのである。
野菜は普段から地元のハウス野菜を買っていたので、全く、震災の影響はなかったし。
まぁ、大人2人なら食べる量もたかがしれているし、家の中の在庫を食べつくすつもりでいればいいかなー位な感覚であった。
後は、時を待つって感じで。
困ったことは、ウチはいつもトイレットペーパーは残りが見えた辺りで購入するのだけど、正直、トイレットペーパーはギリギリで買えた。
今後は、もうちょっと余裕がある状態で買い足そうと思ったのだった。
同様にガソリンも同じ状態であった。
あまりにギリギリになる前にガソリンも入れようと思ったのだった。
何があるかわからないし・・・と、つくづく思ったのだ。
あとは、米のストックはあるし、いざというとき、色々揃えているつもりだったが、落ち着いたら、ちゃんと防災用品を揃えようと思ったのだ。
今回は何も困らなかったが、あった方がいい物もわかってきた気がするし。
個人的な感覚だが、首都圏近郊の買い溜め傾向についての感想だ。
気持ちは半分、半分だった。
ウチは、夫婦2人でストック品を食べていれば、そのうち流通するだろうと思っていたので、特に買い占めしなかったが、子供がいれば、また違ってたかもな・・・ということ。
大人2人がテキトーに食べるのと、子供が食べるのは違うだろうと思うし。
実際、あれだけ商品がなければ、慌てるだろうなーという気もした。
なので、一概に買い占め禁止とも言い切れない部分もあった。
しかし、反面、スーパーで牛乳10本とか買ってるおばさんを見かけて、絶対、オマエ腐らせるなよとか内心思ったし、明らかにソレ無駄に買い占めだろって思う場面を見るとイラっとしたりもした。
さらに我が家の近所に夢庵があるのだが、夢庵は普通に営業していた。
多少、メニューに影響があったものの、普通に料理は出てきた。
なーんだ!
別に家に何もなければ、夢庵で食べてしのげば良いじゃん!
ファミレスは独自で流通経路があるので、全く商品がないってコトがなかったんだよね。
ストック品を食べたり、夢庵行ったり、それほど、食生活に影響はなかったのである。
*********
さて、転院する直前辺りから、治療に対して、気持ち的に息切れし始めていた私。
一体、いつまで続ければいいのだろうか?・・・。
・・・もう、いいんじゃねーか?
私、よく頑張ったじゃん!
マジで!!
そんな考えもチラホラし始めていた。
しかし・・・
いや、でも、ここで治療をやめて後悔しないか?
そんな考えも浮かびつつあった。
我が家の近くには、大学が3校あり、どこの大学もやはり近隣住民と仲良く(笑?、穏やかにやっていきたいっていうスタンスを取っている。
例えば、移転してきたA大などは、開校前に近隣住民への構内お披露目なんかもあったりしたようだ。
私は観に行かなかったが、母は観に行って広い構内を散策してきたらしい。
そして、**ホールで演劇?をやるから観に来て欲しい・・・とかそういったチラシがポストによく入っている。
はたまた、留学生の為にバザーをやるので、バザーに出品する商品を集めているから寄付して欲しい、とかね。
学園祭の時期には、お知らせもチラホラ入る。
子供もいないし、大学とは全く関わりがないが、へー、こんなことやってるんだ!って思いながらチラシを見ていた。
あるとき、留学生のホームステイ先を探しているとのチラシが入っていた。
色々条件があるのだが、ウチなら確かに条件はクリアーしていた。
何より大学まで徒歩圏だしね。
子供がいて、子供が高校生とか大学生とかだったら、多分、ホームステイで留学生を預かるのも面白いだろうなーと思ったりもした。
期間も短期から長期まで色々あったし。
震災後、また、チラシが入っていた。
留学生ではない普通の学生がホームステイ先(?)を緊急で探しているとのことだった。
早く言えば、実家が震災で被災して、仕送りがストップになった学生がいる。
家賃を払っていけないので、緊急で家を探しているとのことだった。
確かに、実家が被災すれば、子供に仕送りどころじゃなくなったって、当然だよな・・・
学費は奨学金などを利用すれば何とかなるにしても、バイトで生活費を稼いでも、家賃はやっぱり重荷だもんね。
ひと段落すれば、色々支援もあるかもしれないが、その支援がいつやってくるのかわからない訳だし。
友達も総動員して、その子の家を探している・・・という訳だった。
その子が大学何年生なのかわからないけれど、せっかく入学したのだし、この先を考えれば卒業しておいたことに越したことはないだろう。
正直な所、子供を諦めれば、別に預かってもかまわないと思ったのだ。
乳幼児やいわゆる子供を預かる気は全くないが、さすがに大学生なら、手間が掛かる訳じゃないし。
ペットの預かりも考えたりしていた。
ペットに関しては、犬でも猫でも良い環境で預かれる自信はあるし、犬なら貸切の良いドッグランも知ってるしね。
飼い主さんの元に帰れるまで預かってもいいかなー・・・
別に子供がいないからって、家でボーっとしてて歳を食っていくだけが人生じゃないだろう。
生き方は人それぞれ。
子供がいないからこそ、色々出来る人生もある筈だ。
しかし、どれにしても問題は子供だ。
諦めどころはどこなんだろう?・・・
そんなことをこの頃考えていたのだった。