こんばんは!四畳半のデザイン基地『KATANA』の石田です。
昨日はロゴ製作の過程をお見せしましたね。
その時、文字のフォントを刀に見立てて直線と曲線のバランスを考慮した、と書きました。
その繋がりで今日は
フォントの重要性
について書きたいと思います。
まずこちらを見てください。
三つのフォントで「美味しい水」を並べました。
一番上のフォントは、文字の途切れ方などに特徴がありますね。
どことなくおどろおどろしい感じが出ています。
真ん中のフォントは、達筆過ぎて美味しい水と読めない人もいるのではないでしょうか。
一番下のフォントは、実はとあるミネラルウォーターのフォントの元になったものです。
このフォントにアレンジを加えた形で、商品の文字として取り入れられています。
キャッチコピーや言葉選びなど、言葉の重要性を書く場面がこのブログでは多かったですが、文字=フォントは商品に説得力を持たせるために最も重要です。
文字の美しさ、読みやすさ。
これは文字の大きさや各文字のスペースで決まります。
このような、文字をメインとしてデザインすることを
タイポグラフィ
と言います。
先ほどのフォント、「美味しい水」という文字では上と真ん中のフォントは説得力が薄かったですね。
では、これではどうでしょう。
どちらも上は先ほど使ったフォントです。
「恐怖映像」という文字では、上のフォントが説得力がありますね。
下のフォントは恐怖感が伝わらず、どこかコメディ要素が含まれている感じが出ます。
また「お祝い」という文字では、上のフォントを使うことで様々なシーンで用いることができます。
下のフォントは仲の良い友人には良いかもしれませんが、会社の上司といったかしこまった場では使えませんね。
フォントを状況によって使い分けることで、見せ方を変える。
デザインでも重要なことですが、日常の中でも文字の書き方を意識することで、人に対する印象も変わってくるのではないでしょうか。
特にミニマルデザインでは、文字の持つ力を最大限に引き出すため、このタイポグラフィが最重要な技術になります。
文字もデザインの一つです。
身の回りに溢れる文字全てに意味があると考えると、色々と刺激があって見方も変わってくるはずです。
文字で伝えるデザイン、一緒に創ってみませんか?
我々『KATANA』では、デザインに関するご相談を受け付けています。
是非一度ご相談ください!
・ご相談はこちらからどうぞ。
最後に、お遊び程度なものですが…。
こちら!
某漫画のキャラで使われたフォントです。
というかそのまんまですね(笑)
自分も好きな漫画です。
それではまた次回!