タンザニアをはじめとするスワヒリ語圏にはスワヒリタイムと呼ばれる
時間概念があり、一般化している。
時計の差す時間に±6時間しなければならないのがスワヒリタイム。
つまり、1時ならば7時(+6時間)と言わなければならず、7時ならば1時(-6時間)
と言わなければならない。時計をそのまま読めばいいじゃないか!と突っ込みたくなる
が、そういう習慣なのだからしょうがない。慣れるまでは待ち合わせ時間にかなり気を遣った
し、今でもとっさに時間を訊かれると返答に詰まることがある。まことに厄介な習慣である。
それは立場が逆になってもどうやら同じらしい。
先週、授業で時間表現を教えたのだが、教室は大混乱。
「郵便局は何時からですか?」と訊くと・・・
「午前3時からです。」(9時のつもり)
はやっ!! そんな熱心に働くタンザニア人見たことないよ…。
「この授業は何時までですか?」と訊くと…
「午後10時までです。」(4時のつもり)
どんだけ長時間働かせんねん!! ちなみに授業は2時から。
こんな感じ。
「日本語では時計をそのまま読めばいいんだよー。」と汗だくになって必死に説明した
後で、ホワイトボードにでかでかと「9:00」と書いて読ませると 「3時です。」
…。
慣れるまではまだしばらくかかりそうだ。