テレビ・ラジオ・雑誌やインターネットなど溢れかえる健康情報。ビタミンが大事、ミネラルが重要、ストレスが原因、納豆が良い、ワインが良い、ヨーグルトが良い、ダイエットにはこれが良い、デトックスにはこれが効くなどといった情報が健康ブームを作り出しているように思えます。もちろん、それらの情報を否定するものではありません。
ここで皆様にご提案したいのは、健康であることの意義、健康づくりの必要性と、永く続けられる健康法、本物の健康づくりをお届けすることにより、健康づくりをサポートできればと考えております。
一言で“ 健康 ”といっても意外と認識の仕方は人それぞれです。
健康とは、どういうことなのか、自分の健康度を一度考えてみてはいかがでしょうか? 現在、かつてないほどの健康ブームです。なぜ、これほどまでに“健康”が取り沙汰されているのでしょう?“健康に関する情報”、詳細を紹介している情報源は探せばいくらでもありますが、あまりの数の多さに選択しかねる有様です。そして肝心なことは、数限りなくある情報の中で“自分に必要なものはどれなのか”が分かっているつもりでも、そうでない方が少なくないということです。
健康づくりの基本は、本来人間自身が持っている自己治癒力や新陳代謝を活発にし、衰え始めている体の機能を活性化させ、できるだけ老化へのスピードを遅らせることと、体力・免疫力を維持していくことによって、これから先の人生において健康を損ねることのない体、もしくは、健康を損ねたとしても早く回復できる体質づくりにあります。今後の人生において病気にかかっても、やり甲斐、生きがいのある、そしてやり通すことができる幸せな人生を生き抜くことが“健康づくり”と考えております。
日本人はいつから長生きになったのでしょう?
「人生50年」という声を聞いたのは、そんな昔のことだったでしょうか?現在の日本人は、男女とも“長生き”になっています。
ある研究者が作成した“生命表”によりますと、
●紀元前11世紀~1世紀「縄文時代」の日本人の寿命は、男女ともに14.6歳だったそうです。「縄文時代」は、約1万年の幅を持っているが、その間、死亡率は改善されなかった。
●紀元前8世紀~3世紀「弥生時代」3世紀~7世紀「古墳時代」に入っても、「縄文時代」と、ほとんど変わっていません。
●14世紀~16世紀「室町時代」(1338-1573)では、15.2歳くらいと推定。
●18世紀では、30歳代半ば。
●19世紀では、30歳代後半。
※歴史上の人物と比較すると、「戦国時代 60.4歳」、「江戸時代前期 67.6歳」「江戸時代中期 67.6歳」、「江戸時代後期 65.2歳」「明治・大正時代 60.6歳」「昭和時代 72.0歳」…歴史上の人物は、「長生き」の人が多いようです。これは、食物や環境が大きな要素と推測されます。
●1880(明治13)年 男 36歳 女 38歳
●1921~1924(大正10~14)年 男 42.06歳 女 43.2歳
●1947(昭和22)年 男 50.06歳 女 53.96歳
※第二次大戦終了後の2年後→しばらく「人生50年」になったのです。
※平均寿命が延びた一番の理由は、「乳幼児の死亡率の減少」です。1925年頃までは、出生が1,000児に対して、150児(15%)も死亡していました。それから段々と低下していき、1940(昭和15)年には10%以下、1947(昭和22)年には、7.65%
●1961(昭和36)年には、5.2%、2002(平成14)年には、3%まで減少し、世界のトップクラスになっています。
※この時点での平均寿命は、「先進国中最下位」でした。
●1951(昭和26)年 男 60.8歳(初めて、60↑) 女 64.9歳
●1952(昭和27)年 男 61.9歳 女 65.5歳(初めて65↑)
●1959(昭和34)年 男 65.21歳(初めて65↑) 女 69.88歳
●1960(昭和35)年 男 65.32歳 女 70.19歳(初めて、70↑)
※平均寿命の先進国であった北欧やスイスの諸国では、男が70歳前後、女が75歳前後であり、日本とは、まだ5歳くらいの差がありました。
●1971(昭和46)年 男 70.17歳(初めて、70↑) 女 75.58歳(初めて、75↑)
●1984(昭和59)年 男 74.54歳 女 80.18歳(初めて、80↑)
●1986(昭和61)年 男 75.23歳(初めて、75↑) 女 80.93歳
●2004(平成16)年 男 78.64歳(5年連続過去最高) 女 85.59歳(5年連続過去最高)
※女性は、1985(昭和60)年から、20年連続世界一。男性も、アイスランドの78.8歳に次ぐ、2番目でした。
※この60年間に、男性は、28.58歳、女性に至っては、31.63歳も、平均寿命が延びています。
※「乳幼児の死亡率の減少」以外に、日本人の平均寿命が延びた要因「結核・脳卒中の激減」と「食生活の改善」です。
昭和20年代(1945-1954)は特に、食糧事情が大変悪く、多くの人が「栄養失調」でした。 感染症が蔓延し、当時の死亡原因の第1位「結核」、第2位「肺炎・気管支炎」、第3位「胃腸炎」と、死因の上位全て感染症が占めていました。そのなかでも「結核」が最も恐れられていました。それを裏付けるように、昭和20(1945)年、敗戦の年は、過去最高の死亡率(人口10万人当たり280.3人)を記録しました。しかし、この年をピークに減少。 その要因は、「健康診断の実施」「予防接種(BCG)の法的な義務付け」「ストレプトマイシンなどの治療薬の普及」。これらと併せて、「食生活の改善による栄養状態の向上」「衛生環境の改善」なども、大きく関わっています。なぜなら、“低栄養”の状態で、結核の病状を著しく悪化させることが動物実験でも証明されているからです。
脅威であり、昭和25(1950)年まで、死因の第1位だった結核は、その後、昭和50(1975)年に、10位以下になり、今日に至っています(最近、ちょこっと復活の気配がありますが…)
結核とともに“平均寿命”の延びを抑えてきたのが「脳卒中などの脳血管疾患」です。この疾患による死亡者数は、結核による死亡者が急激に減少し始めて昭和26(1951)年以降も増加を続けました。昭和45(1970)年をピークに、その後は、急速に減少しました。これも、穀物中心の食物摂取量の多い食生活から、動物性タンパク質をきちんと一定量摂る食生活に変わってきたことと無関係ではありません。しかし、最近では、動物性タンパク質や脂肪などの摂り過ぎによるカロリーオーバーの食生活が、再び「脳血管疾患」(死因第3位15.2%)を増加させる傾向にあります。
「確かに、人間の生きる時間が長くなるのは喜ばしい。でも・・・」
長寿にまつわる問題点が・・・
1. 総人口に占める「65歳以上の高齢人口比率」の問題
現在の日本の「65歳以上の高齢人口比率」は、19%を少し超えたくらいのところです。 この比率は、経済協力開発機(OECD)諸国の中で、一番高い数値です。つまり、「最も高齢化が進んでいる国=日本」です。これはまだ通過点で、2015年には25%を超えると予想されています。マスコミでも宣伝されているように、日本では、総人口の1/4が65歳以上の高齢者になります。
国連の定義では、「65歳以上の高齢人口比率」が7%を超えたら『高齢化社会』ということになっています。日本では、大阪万博が開催された1970(昭和45)年に、7%を超えました。そして今度は、14%を超えると『高齢社会』と言います。1994年に日本では、14%を超えました。『高齢化社会』→『高齢社会』までの期間は、わずか“24年”です。すでに、『高齢社会』になっている西ヨーロッパの諸国を見てみると、平均して“50年”くらいかかっています。フランスなどは115年、約1世紀かけて、ゆっくり『高齢社会』に移行しました。日本のどこが問題かというと、移行のスピードが速いだけに「より本格的に」、なおかつ「速やかな社会変革」を必要としている状況にあるところです。
2.「若年人口」の激減
3.高齢化を加速させる「少子化」問題
4.世界一の長寿が「世界一短命の住宅」に住んでいる。
指標として、先進5カ国の「住宅の既存総数を、年間新設住宅戸数で割って求めた“住宅寿命(更新周期)”」を挙げます。
● イギリス141年 ● アメリカ103年 ● フランス 86年 ● ドイツ 79年 ● 日本30年
これらが示すように、欧州諸国では、第一次世界大戦前に建った住宅が、軒並み20%程度残っているのに対し、日本では、戦前に建った住宅で残っているのが、わずか5%に過ぎません。
5.「とにかく長く生き抜く」“寿命管理”が必要
確かに、日本人の平均寿命は飛躍的に延びました。しかし、あくまでも“平均”です。 ある統計によると、若い時から激務をこなしてきた証券マンや商社マンの平均寿命は「67歳」に過ぎません。生命保険会社の支社長や証券会社の役員を務めた人の平均寿命は、わずか「63歳」です。濃いアルコールを飲むロシア人男性の平均寿命も「60歳前後」に過ぎません。
やはり、寿命を延ばすためには、「健康管理」が不可欠です。
「健康管理」は、「寿命管理」「体調管理」「容姿管理」の3態に分かれます。
◎90歳までに、命を失うとしたら・・・
「心筋梗塞」「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」「胃がん」「肺がん」「肝臓がん」「大腸がん」「すい臓がん」の9つ+女性「乳がん」「子宮がん」 ほとんどの人が “これらの疾患の内のどれかで亡くなります。”
◎男性の寿命を縮める要因
1位 「独 身」…3,500日 2位 「タバコ」…2,250日 3位 「心臓病」…2,100日
飲酒よりも、喫煙よりも、外食や出来合いの弁当ばかりで、しかも、早食いといった食生活を続けている人は、9年半も寿命が縮むようです。
【病気の早期発見のために】
「定期健康診断」が病気の早期発見とその進行の予防のために行われることは皆さんご存知のことと思います。実はこの病気の予防というのは具体的には3つの段階(一次予防、二次予防、三次予防)に分けられ定義されています。
一次予防と呼ばれるのは、病気の発症予防や健康づくりのことです。二次予防は、病気の早期発見のことです。三次予防は、病気の治療のことです。従来から行われていた定期健康診断は、二次予防=自覚がない早期から病気を発見することが主な目的でした。
しかし、平成8年に厚生労働省が「成人病」という言葉の代わりに、「生活習慣病」という新しい言葉を用いるようになり、状況が変わりました。
生活習慣病とは? 食生活、運動習慣、休養、飲酒などの生活習慣(ライフスタイル)の乱れが発症、進行に関与する病気のことで、これ以降、日本での検診の目的は二次予防から一次予防へ、すなわち定期的な健康診断により、その人の危険因子(リスク要因)を評価し、その人の生活習慣を改善することにより病気を予防しようという考え方に変化しました。
皆さんはご存知でしょうか。アメリカでは、健康診断の費用は本人が負担しなければならないので、定期検診は一般の人々には必要ない、胸部X線や心電図などのテストは定期的に行っても健康の増進には役立たない、などの勧告をしている医師会もあります。従ってアメリカでは医師による診察、簡単な検査、年齢や性別で細かく定められたスクリーニングの項目(疾病の選択、カウンセリング、予防接種、補充療法など)を除けば、無症状な被験者に対しての定期的な健康診断は一般に医療上不必要な行為とみなされています。
国によって健康の考え方や医療の考え方は大きく異なるようです。なぜなら、日本とアメリカでは、地理的、人種的な体質の差異の他に、食生活、飲酒習慣、喫煙率など、生活習慣病の発症に深く関係するライフスタイルが大きく異なるからです。
癌を例に挙げれば、現在の臓器別の癌の死亡率は、日本の男性では、1位)肺がん 2位)胃がん 3位)肝臓がんの順で、女性では、1位)胃がん 2位)大腸がん 3位)肺がんと続きます。
一方、アメリカでは、男性は、1位)前立腺がん 2位)大腸がん 3位)肺がん となり、女性では、1位)乳がん 2位)卵巣がん 3位)子宮体がんの順になっています。
【健康をどう考える?】
最近、街でこんな話をしている人をよくみかけます。
「後期高齢者の医療費負担が、1割から2割になるってテレビでやっているでしょ。だから私は、できるだけ病院に掛からないようにしているの。」
「一人暮らしで寝たきりになったらどうなるのかしら。施設に入るのも自己資金が必要だし現実、特別養護老人ホームは空きがないって話でしょ。要するに、誰かが死ななきゃベッドが空かない。そういうことでしょ。」
病気でも長生きするのがいいのか、治そうと努力するのがいいのか、本当は辛いのに医療費負担が家計を苦しめているので我慢するのがいいのか・・・
考え方は、その人のライフスタイルや生き方や考え方が様々あっていいと思うので一概には言えませんが、健康は、「生きるのに最低必要な体力」が根幹にあり、健康を維持するための体力は、そのうえに積み上げられていくと考えられます。
積み上げられる部分には何があるでしょう。身体的・精神的側面の一方に、行動するための体力、外からの侵入を避けるための防御する体力が必要です。そして、自分のライフスタイルに合った「健康を維持するのに最低限必要な体力」をつけ、思った以上に体力が得られたと感じたら、その部分は「ゆとり」として捉えます。このゆとりを保つことが健康を維持することです。
人間は、この世に生まれてくる時、最低限必要な体力は備えています。その後、成長とともに飛躍的に体力を増大させていって、総合的には20歳前後で最大になると考えられています。ですが、最大となる時期は個人や個々の側面によって当然異なります。
そして、その途中でたとえ病気や怪我をしたとしても再びゆとりを保ち、すべてのバランスを崩さないような考えであれば健康は維持されます。しかし、人間はすべての面で十分にゆとりが持てるとは限りません。先天的に弱い部分、後天的に弱い部分は誰でもいくつかは持っているものです。その弱い部分が原因で命を落とす場合も少なくないので、弱い部分をカバーする体力の積み重ね方(生活の仕方)は必要に思います。
また、たとえ十分なゆとりを持っているつもりでも、瞬時にしてそれを失う可能性があることも忘れてはなりません。こう言いますと、「精神的、あるいは身体的にゆとりがなくなったから健康ではなくなった」と考えてしまう人がいますが、そんな必要はまったくありません。たとえ病気を持っていてもそれを糧として健康に留意し健康だと考える人もいるし、反対に、健康診断で病気があると聞かされた途端に健康ではないと考えてしまう人もいます。健康であるかどうかは気持ちの持ち方次第であると思うので、健康には、精神的ゆとりが大きく関わっていると言えます。
「健康とはなにか」という定義的なことより、「健康に対する考え方」のほうが重要です。
健康に対する考え方は、大きく分けて「今、健康であればいい」と「将来にわたって健康でいるために」の2つがあります。
人生に目的を持ち、それを成し遂げる、これこそ人生の楽しみです。この楽しみはそう短期間に成し遂げられるものではないし、また、次から次へと大きく膨らんでいくものです。
「今だけ健康であればよい」という考え方は将来の人生の楽しみを自ら捨て去ってしまうようなものに思えます。健康を考えた生活とは、「将来にわたって健康でいるために」と考える生活のほうが私はいいと思います。仕事や時間に追われ、自分では精一杯生きているつもりでも、不安を抱えていたり、健康ではないと思えるような生活では、人生を楽しむことにはなりません。「志半ばにして病に倒れ」であってはなりません。どんなに忙しくても「将来にわたって健康」を心がけること、これが積極的な健康の考え方であると言えます。
病気でもないのにやる気が出ない。
体が思うように動かない。
それに比べて容姿の衰え…。
それは加齢によるものと諦めていませんか?
最近、「アンチエイジング」という言葉がちまたに氾濫しているようです。皆さんも、よく耳に入ってくるのではないでしょうか。「アンチエイジング」の意味は、「アンチ:抗体や反抗」という意味です。つまり、「…ではない」「反対の…」という意味を持っています。「エイジング:加齢」という意味で,年齢を重ねていくうちに老化していく過程をさします。
上記の言葉を取ると、「アンチエイジング」とは、加齢に抵抗するという意味を持っていることになります。若返り。老化防止も、これにつながります。いったい「アンチエイジング」とは、具体的には、どのような意味の言葉なのでしょうか。「アンチエイジング」は日本語で言えば「抗老化」や「抗加齢」のことを指しています。アンチエイジングと言えば、若返りというイメージが先行してしまいがちです。しかし、「老化する時間を止める」ということではありません。
むしろ、「ちょっとだけ時間を戻して、時間の進み方を遅くする」というような意味です。
【アンチエイジング】:加齢(年をとる)とともに現れる老化に対して管理していく医学をアンチエイジングといいます。生活改善、運動、食事などで老化現象を予防するのが目的です。これからの時代は酸化ストレス対策、骨の健康維持が大切です。
アンチエイジング
団塊世代のアンチエイジング統計によると65歳以上の死亡原因は悪性新生物、心疾患、脳血管疾患の順でがんを除くと循環器系の疾患が多いことがわかります。団塊の世代の人がこれから長生きするためには、がんを予防し、血管のケアをしっかり行うことが大切です。また、65歳以上の人が介護を必要とするようになってしまう原因は、脳血管疾患、高齢、衰弱、転倒、骨折、認知症、関節疾患の順です。
多くの原因は病気によるものではなく、体力低下によるもので、たとえ病気の予防に成功しても基礎体力が衰えてしまうと、結局は介護が必要となり、自立した人生を送れないのが現実です。
長生きして人生を楽しめる質の高い生活、自立した生活を送るためには、老化を遅らせ、衰弱せず、呆けないこと、転倒、骨折を予防し関節疾患を予防することが必要です。
足腰をしっかり鍛えておかなければなりません。現在の骨密度を知り、対策を立てることが重要です。65歳以上の人が自立した老後を送るためには、新陳代謝を促進させ、生活習慣病を予防し、ホルモン分泌を刺激することで、年の取り方が変わります。
病気にかからないためには、病気の原因にはどのようなものがあるかを知り、その原因に対して効率よく対策をたてることです。まさに、「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」なのです。
健康を維持するために対策を取ることができる病気の原因として次の6つの要因が考えられます。
◎免疫低下
◎酸化ストレス(活性酸素)
◎栄養バランスの異常
◎ホルモンのバランスの異常
◎有害化学物質
◎遺伝子異常
今話題となっているアンチエイジング。アンチエイジングは加齢による老化現象をできるだけ予防するために行う様々な処置のことだと少しお話しました。美容体操やマッサージなどもこれに含まれます。また、食事療法などもあります。アンチエイジングは自分のライフスタイルに合わせて楽しみながら続けられたほうがよいので、様々なことを知らなければなりません。
まず、老化は細胞の劣化によって起こります。人間の身体は細胞の集まりです。その細胞が劣化してくると老いるのです。その様々な原因となっているのが、加齢という絶対に避けられないものから活性酸素やストレスなど、ちょっと耳にしたことがあるものまでの要因です。活性酸素というものは、人間が代謝を行う上で酸素を高効率で使用するための化学変化で、細胞が処理しきれない活性酸素が細胞を傷つけてしまいます。食事療法では、その余分な活性酸素を防ぐために高酸化物質を含む食品を食べるのが基本です。ストレスに関しても、心であれば考え方ひとつで、身体であれば紫外線を浴びないようにしたり、急激に心拍数を上げる運動を行わないということで細胞への負担を軽減することが可能です。
アンチエイジングは早めに行おう!
外見の美しさや若々しさを保つことは多くの人にとっての夢です。年齢を経てもそれに合った美しさを得て行くためには、若い頃からしっかり体の内外のお手入れをすることが大切です。若い頃は肌も美しく、スタイルも引き締まっているのでつい油断しがちですが、若い頃に紫外線を浴びすぎたり、十分なケアを行わなかった場合、それが将来、悪い影響が出てしまうことがあります。若いからと油断せずに、20代の半ばになったら、アンチエイジングのことは考えていきたいものです。 紫外線は肌を傷めてしまうので、なるべく避けたいですし、そして老化を進行させてしまう活性酸素を取り除くためにも抗酸化作用の強い食品なども取り入れていきたいものです。そして、睡眠不足や生活習慣の乱れも人を早く老化させてしまう原因となってしまいますので、質の良い睡眠をとったり、規則正しい生活を心がけたいのです。
「健康的な生活」を送るためには、「規則正しい生活を行って、食事をバランスよく摂り、睡眠を十分にとり、姿勢を正しくし、リラックスするように」といったこのような”至極単純な・当たり前のような”「生活指導」が必要であるとこれまでも述べました。
このような指導は、慢性頭痛の改善だけではなく、健康と美容、さらに生活習慣病予防、そしてアンチエイジング、認知症予防へと繋がっています。
結局、若い世代からミトコンドリアの働きをよくするための生活習慣が必要とされます。