拡大子宮全摘術 当日(自分記録)  | SECRET SPICE of K

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日々のあれこれ、気まぐれに綴ってます。
自分が経験した子宮頸がんの記録
犬猫のお話
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生きるって いろいろある。
それが光でも闇でも。

退院してからは
相方目線でのオペの記録と共に
自分の記録もしていたので 当然UPしますん

2011年6月15日

拡大子宮全摘術 当日


2011年6月6日
相方が動けずにいたあたいの代わりに
オペ当日からの様子を日記にしてくれていたが

自分じゃなきゃ分からない部分なんかもあるし
その時々の気持ちや症状なんかもちゃんと記して置こう。


オペ室までの事は旦那が書いてくれてるから省いて
オペ室に入ってからの事。


まだ新人さんだなってオペ室看護師2人とベテランそうなオペ室看護師がいて
名前を聞かれたり

身につけてる物なんかの確認をされたりした。
頭にキャップを被るんだけど
その辺りで何気なくベテランそうなオペ室看護師の声に集中した。


ん?あれ?
聞き覚えのあるちょっと低めの声
顔を上げてその人を見る。

あ!!

この人!2009年の12月に慈恵医大柏で一度目の円錐切除を受けた時に担当してくれた看護師だ!!

思わずそれを言ってみた。

覚えてた!!
「えぇ。覚えてますよ。」

この看護師
その時に初めて起きた点滴の抗生剤アレルギーで

おぉこりゃヤバイのか!!って不安になってる時も
術後麻酔から醒めた時も
その後熱があって寒くてガタガタ震えてた時も

僕の手を笑顔でずっと握ってくれてた人だ。

人の手って
全然知らなくても不安な時に握られると

その温かさに物凄く安心するもんなんだなって初めて知った人だ。

僕は思わず

「いやぁ、戻って来ちゃいましたねぇ」って言った(笑)
結局1年で再発して1月に告知されちった流れも話した。


オペ室での出だしがこんなだったから
歩いて9番オペ室に行って
ストレッチャーに乗っかる時も
全然震えてなかった。

前回円錐の時はめちゃんこ震えてて
怖い!痛いのやだ!とか言ってたのに(笑)

ストレッチャーに上がってから布を掛けられて

その中で術着を脱いで全裸になるよう言われた。
病室で既にノーパンだった。イヤンw

それから麻酔科医が2人来て

身体の右側を下にして横を向いて
出来るだけエビのように丸くなるよう言われる。
そんで、腰より少し上辺り。

そうだな、ブラジャーの線の3~5センチくらい下付近を消毒。
ちべてーんだこれ。
たっぷりの消毒液を塗ったくられるからさ。


まずは硬膜外麻酔。
針を刺す場所を確認している。
先ずはそこら辺の麻酔を注射される。
チクーっていてぇ。

効いてんのか?どうなんだ?
僕は麻酔が効きにくい体質なんだぞ!とか思ってたら
ちょっと太めの針入りますよ~。って!!


えっえっ、ちょ、待って!
なんて言えるわけないわなw
でもこの針、やっぱり麻酔かけてからだったから痛くはない。


針が刺さったら今度はその針に細い細いチューブを差し込んで行く。
これがさぁ
痛い!ってわけじゃないんだけど

痛い?って感じと一緒に
ぐぐぐぐぐぐーーーーーって押される感じがすげぇするんだ。
背骨の中をね。

変な感じでこっちも変なうめき声上げちったよw

チューブが入ったところで針は抜かれて
チューブ固定の為にテープを貼られる。

チューブの先は背中の上方向から左肩前に止められる。
麻酔から醒めた時にあったもんな。

この麻酔は術後の疼痛を抑えるため。

全身麻酔が醒めていきなりの激痛にならないようにってわけ。

そんで麻酔液が少し入れられる。
胃袋の後ろ辺りが変に押される感じ。

アレルギーを起こしてないかを
うるっさいくらい確認される

痛い?
痛いっ!って感じある?
熱いとか何もない?


なんて説明されてる間に仰向けにされて
マスクを付けられる。
何だかうるっさいくらいに色々確認されてるけど

徐々に眠くなる。

って言うかね
眠たくないのに意識が遠のくって感じ?
そして意識完全になくなった。


時計もないしそれが何時何分だったのかもわーらん。

しばらくして(後から聞いたら3時間)遠くから声が聞こえ始めた。


「聞こえる?終わったからね。少しここで休んでから病室ね」とかなんとか。

けどね

酸素マスクが気管に入ったままで聞かれるから
答えようにもオエ~オエ~ってなるだけでさぁ
ツライったらありゃしなかった。

おぼろげだけどめっちゃ覚えてるもんさ。

意識がしっかり戻ってるかの確認のために
手をグーパーしてみて!とか

うん、いいえと首で答えられる様な質問を繰り返される

いやまだ寝て~よとか思ったけどね(笑)


この後病室に戻ってからの様子は相方が書いてたね
この日はとにかく麻酔とか貧血が始まりつつでうつろうつろしてたっす。

動かない限りはまだ切腹した傷の痛みはそれほど気にならなかった。



うわぁ 凄い想い出す
やっぱり時々読み返すべきだなぁ
自分を褒めてあげたい(笑)

目が覚めた時

あ、生きてる

そう思ったのをよく覚えてる
死ぬ覚悟するようなオペじゃないのかもだけど
自分では何も分からないからね
何かが起きてそのまま目が覚めない事だって覚悟していたさ