アザナエル 感想/レビュー | 『また明日とか!』

『また明日とか!』

エロゲのレビューを書こう、そう思っていた時期が私にもありました

<評価:B+>
ニトロプラスにより2010年12月17日に発売されたADVゲームです。
シナリオライターの代表作は『スマガ』『月光のカルネヴァーレ』
6/28には『君と彼女と彼女の恋。』のシナリオも手掛けていて、私も楽しみにしています


で、『アザナエル』のシナリオなんですが・・・
面白い箇所もあり、発想もよいのですが、やはり物語のテンポが悪いといった次第



『スマガ』でも思ったのですが下倉バイオ氏のシナリオはすっげえくどいんですよね
何回ループするんだよと思わざるを得ないほどに


そのくどさが『アザナエル』にも受け継がれています
悪いところが受け継がれてしまったワケだ
スマガに引き続きね


以前私は2chで、ニトロプラスで最も面白いと思ったゲームを挙げてけみというようなスレが立っているのを見かけた。
そこでレスをざーっと見てみたんだけど「アザナエル」というレスを見かけなかったので、『「アザナエル」が全く挙がっていないけどクソゲーなの?』とレスをしてみたところ、


ぶっちゃけ凡作、他が神すぎて空気化している


というレスが返ってきた

だから、そこまで期待値は高くなかったという点もあり、ハードルが下がっていた効果もあり
思っていたより楽しめたのでよかったです
まあ終わり方もあっさりしすぎてたけどね

ストーリーは、願いを叶えるという不思議な力を持つ拳銃「アザナエル」
6分の5の確立で願いが叶い、一発だけ実弾が入っているという拳銃を軸に物語が進んでいきます


秋葉原が舞台で、多人数視点で6人の主人公がいるのですが
これが物語のテンポを殺している存在悪なんです

私は、プレイする前は一人一人、物語を進ませて、一人ずつエンディングを迎えるのかなと思っていたのですが違っていました

例えばAさんを選びます→Aさんの物語を進ませます→途中で物語が止まります→次はBさんかCさんかDさんかEさんFさんの物語を進ませなければいけないっていう・・・


「おっ!次の展開はいったいどうなるんだ!?」→停止


「お、おう・・・」


ああ、もうダメこういうの 
やる気なくんですが、それは

ゲームの勢いを殺しすぎだよあのシステム


このシステムの需要ってアレだよな、物語がどれくらい進んでいるのかわかるぐらいだよね
しかもAさんもBさんもシナリオは基本同じなんだけど、少しだけ文章が変わっていたりと既読スキップできないのが辛すぎる・・・


もうその文章見たぞwww既読スキップできないwwwwwwっていうのが多すぎて多すぎてかなり萎えましたわ

視点が6人いて、全然感情移入できないのも痛いよね
不快なキャラも多すぎるよ、ニトリ何なのあのキャラあのクズさ
見ていて、めちゃくちゃいらいらするわ


でもスマガのかみさまが出てきたのはよかったと思います。あのロリキャラの頼りがい何www大人になるとあんな胸大きくなるのかよww
BGMもスマガの使い回しだけどむしろそれがいい
あのBGM何気に好きです ああいうコミカルなBGMはもっと増えてもいいと思う



本作はエンディングが10つあり、そのうちの9つがBAD ENDっていう謎
しかも無駄にBAD END多い割に、殆どのエンディングがうやむやに終わってしまい、まーったく余韻も残らない
これも物語のテンポを殺しているよな
でもこれは伏線回収のために必要なんだけど、もう少しうまくできなかったかなあと感じた

TRUE ENDですらTRUE ENDなのか怪しい終わり方だった
本当に余韻が残らない、エンディングが迎えてもあれ?これがTRUEなの?でもEDがかごめかごめじゃないからそうだよな?ってEDでTRUEかBADかを決めていたっていう




ああ、筆が進まない
だってこのゲームって、
秋葉原を舞台に、6分の5の確率で願いが叶うという拳銃「アザナエル」を巡ったお話でそれ以上でもそれ以下でもないんですもん

二行で済ませたけどマジでこんなんだからなwwwww


というかスマガのキャラクターとソニ子が出すぎて出すぎて何がなんだかよく分からない
まあこんなところですわ




まとめとしてはニトロプラスにはもっと面白いゲーム(ファントム)があるから
そっちプレイすることをお勧めするよ!