今日だけは「僕はよく頑張った!」そう言わせてください。
僕は学がない。
そもそもさかのぼること14年前。
昨日と今日長野県で行われた「長野県高校生ボランティア研究集会」にて 高校生だった私はね「福祉の専門職になる」と会場の皆様に宣言しましたの。
それでね、福祉学が学べる大学へ進学したのです。
しかしね、そこで私が目にしたのは、当時の(今もかな)福祉現場の実態。
利用者の方が人としてではなくものと同然に扱われ、利用者の方の意見や主張はわがままとかたづけられてしまっていたのです。
利用者の方とはね、障害を持った方だけではなく、高齢者の方もね。子供もね。
「私が実習に行った現場がいけなかったんだよ」って、講師の先生は言ってくださいましたが、「私はこんなもん(福祉の仕事)をやりたいわけじゃない!って、人をひととして敬意をもって接することの出来ない専門職なんて、ただ偽善者の塊だ!」そうはき捨てました。
だったらお金を稼いでやるよってやさぐれまして、マネーの扱いをお勉強しましたの。独学で。
内定も就職氷河期世代ながらいくつもとりましたの。
大学からはほか学生が内定を取れない状況なので複数内定はやめるように言われましたけど。そのときの私は利己主義と合理主義の塊とかしておりました。自分しかみてなかったんです。
お仕事は、ルーキーイヤーも関係なく、先輩も上司も関係なく、利益をあげればそれでいいだろって感じでしたのよ。
そんな動機が長くもつはずもなく、お金を動かしてみてもなんも意義を見出せなかったのです。そんなんで中途リタイア。
プー太郎しましてね。生活費を稼がないといけないのでフリーターもしまして、それでたまたま今の職場へ行く機会がありまして。
でもここにはねあたたかいものがありました。
利用者の方が活き活きとされていたのです。
私に「福祉の専門職なる」と言わせてくれた笑顔がありましたの。
大型の箱物の福祉には賛成できないけども、無責任な地域移行にも賛成は出来ません。
ここでもう一度戦おうと決意しましてね。
そこで数年経ったころ、この福祉という仕事の専門家としての証明書を得ておもいきり言ってやろうと決めたのです。
「施設長はじめ現場のスタッフたちが、利用者の方に寄り添い支えなければ誰が支えるんだ」と「専門性ってのは、崇高な理論が描かれたそんな本にはないと!」、「すべては現場にあると!」
そのために通信教育で受験資格取得のお勉強を2年。
そして受験資格取得より毎日必ず2時間机にかじりついてきたのです。
私のはじめてのボランティア体験の職場にてアルバイトで勤めましたの。福祉なんて偽善だ!って言ってた私。
今日ね、自動車免許と英検を別もんとしてね、はじめて国家試験というものに挑んでまいりましたの。
毎日2時間は必ず机に向かう。そう決めて自分と戦ってきたの。
いいわけではございません。
試験の結果は日記に書くかはわかりません。
私の戦いは、自分自身との戦いだったなと思うのです。
昔投げ捨てたものをかき集めて、拾い上げて、つくっていくその過程のなかで自分の中に専門性を見出すことが出来ました。
自分なりにまとめたノートが20冊ほど。
この20冊のなかに自分の援助技術の専門性を見出しました。
専門職の証明書を手に入れることはあくまで一助になるための手段であって、私の夢、ゴールではないと気付いたのです。
理論や知識はもちろん支援をしていく上で大変重要です。
無知な医者に治療をうけたくはだれもないでしょ?それと同じ。
無知な専門職に支援を受けなければならない利用者の方の気持ち、利用者の方を身勝手と切り捨てる自己中心的な支援者。
もし身内が、自分が、その支援を受ける立場になったのであれば・・・。
答えはひとつですよね。
大学で投げ捨てたものを、自己の自負として取り戻せたこと、それが毎日の2時間の過程、自己研鑽のなかにあったものだと思うのです。
自問自答、半信半疑そして仲間たちとの切磋琢磨これからも続けていこうと思います。
正しいと思い込んだ時点で間違いは始まっている。
今日で終わりじゃなく、不器用なりに続けていきます。
明日よりもお勉強は続けます。
でもさすがに毎日2時間は卒業(笑。
案外勉強もはまると面白いですよ(笑
今日までは専門書ばかりを読んできましたので、しばらくは社会勉強ということで、久しぶりに趣味の本を手にしたいと思います。私流の一言を付け加えるのであれば、「専門性とは誠実な態度と自己研鑽の積み重ね!」
その先にある、利用者の方の心の豊かな生活の一助になることこそ私の夢。仕事の日も、副業の日も、遊びの日も、もちろん飲み会の日も。
長々と書きました。
「よく頑張った自分!今日だけでは褒めてあげるぞ~!!」
「支えてくれた両親、お付き合いくださった皆様に心より感謝申し上げます。ありがとう」
さあ今宵はお酒いきますよ~皆さん準備はいいですか~??
自分お疲れ様「かんぱ~い!」